第17回 便秘

気になる!女性のからだと健康 

気になる ! 女性のからだと健康

第17回 便秘
 便秘とは便が数日出ない、少ししか出ない、出てもすっきりしない、便が硬い、ガスばかり出る、お腹が張る、腹痛があるなどの症状が見られる状態で、非常に多くの女性が悩まされています。今まで便秘知らずだったのに、オーストラリアに来てから便秘になったという患者さんも当クリニックによく来られます。

 便秘の原因はほとんどが、単純に日々の生活習慣と関係しています。
・便意を催した時に我慢してトイレに行かない
・トイレに行っても排便に時間をかけない
・定期的にトイレに行く習慣をつけていない
・下剤や鎮痛剤の過多もしくは長期の服用
・繊維質の乏しい食事、不規則な食事
・水分不足
 特にオーストラリアに来てから便秘になったという患者さんの中で多いのは、食生活の変化と水分不足、そしてホームステイやシェアハウスの生活でトイレに行きにくいというような原因です。
 まれに、大腸癌、甲状腺の病気、拒食症、うつ病などの深刻な病気の症状として便秘になることもあります。ただ人によって排便の回数はまちまちですので、毎日排便がないからといって、すぐに大きな病気を心配する必要はありません。しかし、排便のパターンが突然変わるようなことがあれば、ドクターの診察を受けることをお薦めします。便秘の解消・予防法には次のようなものが挙げられます。
・運動…定期的な運動をすること、特にウォーキングはお薦めです。
・食生活…水やフルーツ・ジュースなどの水分をしっかり摂ること、暑い夏は特に、水は1日1.5Lは飲みましょう。野菜、生あるいはドライのフルーツ、シリアル(特にBran:小麦を挽いたときにできる皮のくず)、全麦(Wholemeal)、パンなど、繊維質を多く含むものを摂ること。フルーツは特に皮に繊維質を多く含み、特にプルーン、アプリコット、ダイオウやイチジクなどは自然の下剤作用があります。
・生活習慣…食事を決まった時間に毎日摂り、ゆっくり食べるようにすること(朝食は特に重要)、便意を感じたときはできるだけすぐにトイレに行くようにすること、朝食後にトイレにゆっくり座り、排便する習慣をつけること
・下剤…便秘しても、すぐに下剤を常用するのはかえって便秘を悪化させることも。できるだけ服用を避け、どうしても必要な時は、ドクターのアドバイスを受けることをお薦めします。


気になる!女性のからだと健康 

●千綿真美(ちわた・まみ)
日本語医療センター

約10年間の日本での看護師勤務の後、渡豪。
日本語医療センター・メルボルンで医療通訳兼オフィス・マネジャーとして4年勤めた後、
現在はパースをベースにメルボルン、パースの医療センターの総合経営マネジメントを務める

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