ママのためのヨガ「マツヤアーサナ(魚のポーズ)」

ママのためのヨガ

ほんの少しライフスタイルに取り入れるだけでも、さまざまな気付きを与えてくれるとして、大人気のヨガ。しかし、地道にクラスへ通い続けるのは忍耐がいるものです。ましてやママになると子育てに追われ、なかなか自分だけの時間を取るのは難しい——。そこでこのページでは、そんな忙しいママたちに向け、写真と分かりやすい解説で、自宅で1人でもできるようにヨガを伝えていきます。子育てのちょっとした合間でも、深い呼吸や体・顔のヨガをすることで良いリフレッシュに! 気軽に取り組んで、気持ちの良い毎日を始めましょう。

今回のポーズ

マツヤアーサナ(魚のポーズ)

 呼吸器系機能の活性化、肩凝りの解消、バストアップ、背筋の強化、便秘の解消、不眠の改善、小顔効果、生理痛の改善、リフレッシュ効果、不眠症改善などの効果がある。

サンスクリット語でマツヤは魚を意味します。ヴィシュヌ神の化身である魚を指しており、水の中の魚のように浮く姿勢からこの名が付いたそうです。
 魚のポーズは、体を逆転させるため、アンチエイジング効果もあります。胸を大きく持ち上げて深く呼吸するシンプルなポーズで、私のヨガ・クラスでも一番最後に持ってくることが多くあります。胸を大きく開くので最後に呼吸をしっかりと体に送りやすくなり、また頭頂部も刺激され心地良い気持ち良さを味わえます。
 まず、仰向けに寝て、両足をそろえます(両足の内くるぶしと親指の付け根を合わせるようにするとポーズを取っている間に足が開いて骨盤が開いていくのを防げます)。
 手の平を下にするようにして両手をお尻の下に敷き込み、ひじ同士も少し引き寄せ合うように体の下に持っていきます。そして息を吐きます。
 次に、息を吸いながらひじで床を押すようにして胸を上に持ち上げ、肩甲骨を寄せ合うようにします。頭頂部をマットに着けて大きく深呼吸を繰り返します。息を吐く時は肺が空っぽになるように吐き切ることがポイントです。
 頭頂部をマットに着けた状態になると息がしづらくなりますが、痛みがないようであれば呼吸でだんだん楽になっていきます。
 また、頭に体重が乗らないようにするために、首を長く保ち、縮まらないように気を付けましょう。初心者の人は頭の下にタオルなどを置いても良いでしょう。首に不自然な感覚や痛みを覚える場合は、無理をせずポーズをいったんリリースしましょう。
 ポーズをほどく時は息を吐きながらゆっくりと胸を下ろしていきます。最後にお尻の下に敷いていた手もほどき、仰向けになって息を整えます。
 ポーズを終えた後は、呼吸量が自然と増えて深い呼吸ができるようになっているのを実感できるはずです。

家事の合間のヨガ・エクササイズ

本格的にヨガの時間が作れなくても、家事の合間やお子さんと遊びながらでもできることはたくさんあります。そんな家事の合間にできる簡単なエクササイズです。

首緩め運動<タオル・バージョン>
 タオルを当てて肩を下に抑えておくだけで、タオルなしで同じ動作をするのとは格段に首、肩周りの伸びの違いが感じられると思います。まず、いすに座ります(立っててもOK)。次にタオルを肩に掛けて両端を片手ずつで持ち、軽く下に引っ張るようし、しっかり肩を下ろします。次に息を吐きながらゆっくりと頭を反対側に倒していきます。少し鼻を下に向けると更に伸びを感じれます。

ヨガにまつわるお話
「自然への敬意」

先日、ケアンズでアボリジニーの人たちと過ごす貴重な体験をさせて頂きました。彼らの長である男性の話に感動で心が震えました。

アボリジニーの人たちは収穫できた物を仲間で分け合い、取れない時は皆で食べない。また、自分たちが食べる分だけ取って無駄にはしない。現代の資本主義社会は物に溢れ、作り過ぎては捨てる、取り過ぎては捨てるといったことが当たり前にまかり通っています。しかし、自然の摂理に反したこの行為は、いろいろな歪(ゆが)みをもたらしているのかもしれません。

私たちを生かしてくれる自然に畏敬の念を常に持ち、人間の利益や自分たちのためだけの理由で決して自然を侵さないアボリジニーの人たちの考え方に本当に頭が下がります。何でも過剰になり過ぎ、バランスが崩れるのは自然だけでなく、自然の一部である私たち人間にも言えることですね。スーパーマーケットでお金を出せば何でも気軽に手に入り、何となく買い過ぎてしまい、食べ切れなくて残して捨てる。それでは自然への敬意は微塵もなくなり、私たちの心も体も虚無感で満たされてしまうでしょう。私も、もっとそうしたことを意識した更なるナチュラル・ライフを送れるようになりたいです。

そして、もう1つ。そのような生活をしている彼らは第六感が非常に発達しており、当たり前のように、見えないものが見えているのです。だから自分に迷いがない。今の世の中、自分探しがとても持てはやされていますが、実はシンプルに自然に還れば分かることなのかもしれないですね。


ASUKA
ジャズやヒップホップのダンサーとして約15年間活動後、より深く自分の体を知るためヨガを始める。全米ヨガ・アライアンスなどの資格を取得後、2009年より東京で多くのヨガ・クラスを担当。現在は、マルーブラにある自宅スタジオで子連れもOKのヨガ・クラスを開催している。16年にはエコ食品用蜜ろうラップの会社を設立。Web:earth-light-yoga.com(Earth Light Yoga)、kokebee.com(こけびー)

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