第3回 “鉱物油=ミネラルオイル”について

無添加のススメ

第2回 避けたい添加物“化学防腐剤・パラベン”

 

 前回より、具体的に避けてほしい添加物を紹介しておりますが、今回は鉱物油=ミネラルオイルについてお話したいと思います。鉱物油は化粧品の成分表示では、ミネラルオイルのほかに流動パラフィン、固型パラフィン、ワセリンと記載されることもありますが、これらはすべて石油を精製してできたものです。ミネラルという言葉から良いイメージを受けがちですが、石油からできているものだということをまずは覚えておいてください。

このオイルは多くのスキン・ケアの主成分として使われていますが、製造メーカーが多用する理由は、化粧品の原料としての原価がたいへん安く刺激が少ない、そして肌に付けた感触もさらっとしていて心地が良いからです。しかし、これを含んだ化粧品を長時間肌に着け、紫外線に当たると化学反応を起こし色素沈着する恐れがあることが分かっています。以前、「鉱物油ベースの化粧品を使い続けたことで肌が黒ずみ大きなシミができた」と( 顔面黒皮症)と裁判にまでなったケースもありました(メーカー側も顔面黒皮症の原因が流動パラフィンであったことを認めています)。

そして鉱物油のもう1つの問題は、通気性が0%、つまり毛穴を塞いでしまうことです。通気性がないことで毛穴をふさいでしまい、お肌に必要な皮膚呼吸ができなくなってしまいます。それによって肌がザラザラになったり、吹き出物が慢性化することに繋がります。こうして皮膚呼吸を妨げることは、肌の新陳代謝を鈍らせ、よって肌老化を加速させます。刺激は少ないので、肌に膜を張る目的で短期的に使う程度でしたら害も少ないと思いますが、肌の生理機能を考えるとやはり避けたい成分です。

また、安全なイメージの強いベビー・オイルもなぜかミネラルオイルでできているものがほとんどです。子どもも意外と乾燥肌ですので保湿をしてあげる際は、ミネラルオイルが配合されていないか確認して選んであげてくださいね。

 


 

美肌作りの基礎&専門知識

 
■山岡生香 IKUKO YAMAOKA
 

美容研究家・化粧品開発者。無添加化粧品アイホワイトの研究・開発と販売を日本、オーストラリアで行う。企業や雑誌への美容指導、執筆、個人へのスキンケア指導なども幅広く手掛ける。福岡県出身、シドニー在住。
Web: www.i-white.net
Tel: (02)9279-1747

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