第4回 “石油系界面活性剤”について

無添加のススメ

第4回 “石油系界面活性剤”について

 

今回は石油系界面活性剤についてお話したいと思います。界面活性剤という言葉を耳にされたことのある方は多いと思いますが、これは本来混ざり合わない性質の水と油を混ぜ合わせる性質を持った物質です。この界面活性剤の性質は、台所用洗剤、化粧品、シャンプー、歯磨き粉など、多くの日常品で利用されています。

この界面活性剤は植物性のものと石油系のものに大きく分類されます。植物性界面活性剤は人体にも安全なのですが、石油から合成される石油系界面活性剤は有害で、肌のバリア・ゾーンを破壊し、体内に浸透して内臓まで達し、皮膚障害・内臓障害を引き起こす要因になることが分かっています。

本来このバリア・ゾーンは皮膚からの異物の進入を防ぐよう頑丈にできているのですが、石油系界面活性剤は通過してしまいます。赤ちゃんを育てる胎盤を通れるのは血液と石油系界面活性剤のみと言われているほどです。

肌のバリア・ゾーンを破壊してしまうせいで、皮膚の新陳代謝が鈍り、肌トラブルや慢性的な肌荒れにつながります。大人になってからのアトピー性皮膚炎、アレルギー体質にも関与が疑われています。また、人間には体内に入った合成の界面活性剤を分解できる能力はほとんどないために、そのまま内臓や脂肪に蓄積され続けていきます。

前回お話したミネラル・オイル同様、原料としてたいへん安価であり、法的にも使用が認められているので、今後もこれを使った商品がなくなることはないでしょう。ですから私たちが選ぶ目を養うことが必要となるわけです。

この成分表示法には多くの種類がありますので、“ Petrochemical Free(石油系界面活性剤無使用)”という表示を目安にしてください。使用していないメーカーはたいてい記載しています。 これも短期間の使用で大きな害に繋がることはありませんが、正しい選択の継続が未来の良い状態を作っていくことを意識してもらえればと思います。 健康で美しい未来のために今から安全なものを選んでくださいね。


 

美肌作りの基礎&専門知識

 

■山岡生香 IKUKO YAMAOKA
 
美容研究家・化粧品開発者。無添加化粧品アイホワイトの研究・開発と販売を日本、オーストラリアで行う。企業や雑誌への美容指導、執筆、個人へのスキンケア指導なども幅広く手掛ける。福岡県出身、シドニー在住。
Web: www.i-white.net
Tel: (02)9279-1747

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