フィジオセラピストに聞こう!/リハビリで改善!O脚 中編

”フィジオセラピストに聞こう!体の痛み改善法”

▶▶▶フィジオセラピストは、筋肉や関節の痛みや機能障害、神経系機能障害や呼吸器系疾患などの治療やリハビリを行う専門家で、必要に応じてMRIや専門医を紹介し、包括的な治療を行っている。さまざまな体の機能を知り尽くした奥谷先生に、体の痛みの原因や改善法について聞いてみよう!


第74回 リハビリで改善!O脚 中編

前回に続きO脚のお話です。O脚である人は、体の前方の筋肉がオーバー・ワークしているため、まずはストレッチでほぐすことが大切です。そして、体の後方の筋肉は使われていない分、弱くなっているため、筋トレで強化をする必要があります。そこで、今回は、以下の通りO脚改善のためのストレッチをご紹介します。

体前方の筋肉のストレッチ

太ももの筋肉をストレッチで緩め、股関節屈筋群の1つである大腿筋膜張筋(以下、TFL)と脛の外側をスパイキー・ボールやテニス・ボールでほぐします。

良い例
良い例
悪い例
悪い例

①太もものストレッチ
直立で右の足首を右手で持ち、右かかとを臀部に近づける(注:お尻に力をいれて腰をフラットに保ち、反らない)。15秒間ホールドし、3回繰り返す。左も同じ手順で行う。


②TFLをほぐす
右足を下にし、右ひじを立てて横に寝る。スパイキー・ボールをTFL(スボンのポケットの入り口辺り)に当て、痛いから痛気持ち良いと感じる程度で15秒間(2~3度)ほぐす。左も同じ手順で行う。


③脛の外側をほぐす
いすや床にスパイキー・ボールを置き、その上にボールが右脛の外側に当たるように四つんばいになり、体重を10~15秒間(2~3度)かける。左も同じ手順で行う。

また、このようなストレッチで改善した状態を維持するために、日頃から自分の姿勢や歩き方を正すことが大切です。以下の3点を意識してみましょう。

●体を真っすぐに保つ。
●つま先(特に人差し指)とひざが進行方向へ真っすぐに向いている。
●地面を足裏でしっかり捉え、お尻を使い体を前に押し出すイメージで歩く。

次回は、体の後方の筋肉のトレーニング方法をご紹介します。


奥谷匡弘(おくたに・ただひろ)

シドニー大学理学療法学科卒業後、西オーストラリア大学で理学療法修士号取得。ダーリングハーストのセント・ヴィンセント病院で5年間勤務し、プライベート・クリニックでは財界の著名人などの治療に多く携わる。オーストラリア・フィジオセラピー協会公認筋骨格系理学療法士。
Web: www.metrophysiotherapy.com.au

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る