キンディーの入学時期

Education Systems Q&A AUS教育システムのしくみ

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キンディーの入学時期

Q: 6月後半生まれの4歳の子どもがいます。来年キンディーに入れようか迷っています。プリスクールの先生からは「1年遅らせた方が良いのでは」と言われてているのですが、仲良しのお友達が皆キンディーにいくので迷っています。どのように判断したら良いでしょうか。

毎年3学期から4学期にかけて小学校(キンディー)入学のためのオリエンテーションが始まると、多くの方がこの問題で悩まれるようです。

オーストラリアでは入学できる年齢の区切りは、基本的に8月から翌年の7月末の間に生まれたお子さんとなります。しかし、保護者が子どもの状態によって入学時期を決めることが出来、それが保護者の方々にとって悩みの種となっているようですね。入学時期を決めるにあたり、お子さんの通っているプリスクールやデイケアの先生に相談するのが良いと思いますが、経済的な面や家族の事情など各家庭の事情もあることと思います。

諸々の事情はさておき、まずはお子さん自身が小学校に行く準備が出来ているかどうかを、NSW州教育省(Department of Education)のウェブサイトにある「Starting School」を参考にチェックしてみてはいかがでしょうか。
Web: www.schools.nsw.edu.au/gotoschool/primary/startingschool.php

入学のためのチェック・ポイント

キンディー入学の判断は、言語、算数的コンセプト、自立と社会性、運動機能の4つのチェック・ポイントからみていますが、この中で特に大切なものは自立と社会性でしょう。1人でトイレに行くことができる、新しい環境やアクティビティーに比較的容易になじむことができる、順番を守ったりシェアをすることができる、少しの間じっと座っていることができるなど、プリスクールやデイケアより大きな集団の中でお子さんが1人でやっていけるかどうかを考えてみてください。キンディーには4歳半から6歳近いお子さんが同じ学年にいるので、無理して入学させると子どもが辛い経験をすることになるかもしれません。

数字や形、文字が分からなかったり、ハサミを使えない、絵が描けないなどは得意不得意がありますし、学校に行ってからも十分習うことができますので、あまり心配する必要はありません。また、これらの能力を担任教師はキンディーに入る前のアセスメント・テスト(Best Start Kindergarten Assessment)によって把握し、キンディーの間に教えてくれるようになっています。

しかしチェック・リストはあくまでも参考にとどめ、気になることがあればオリエンテーションの時にキンディーの先生に直接相談してみるのが良いでしょう。

また、以下のウェブページでも「保護者のための入学準備10のヒント」が紹介されていますので、ぜひご覧ください。
Web: www.schools.nsw.edu.au/gotoschool/primary/tentips.php


内野尚子(うちのなおこ)
プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して在豪日本人のための現地教育のシラバスやバイリンガル教育の情報共有に努めている。

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