AUS教育システム/国際バカロレア資格(IB)

Education Systems Q&A AUS教育システムのしくみ

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

国際バカロレア資格(IB)

Q: 友人のお子さん(イヤー9)が「IB」で大学に入ると言っているのを聞きました。「IB」とは何なのでしょうか?

IB(International Baccalaureate/国際バカロレア)は、スイスのジュネーブに本部を置くIBO(International Baccalaureate Organization/国際バカロレア機構)が提供しているプログラムです。IBOの定義に「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています」とあるように、国際的な視野を持った人材を育てるためのプログラムであり、システムや国を超えた評価の高い共通プログラムとして認識されています。

国際バカロレア資格

IBは生徒の年齢に応じて、3歳から12歳までのプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)、11歳から16歳までのミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)、そして16歳から19歳を対象としたディプロマ・プログラム(DP)があります。質問者のご友人のお子さんは、このディプロマのコースを11年生から履修することになるのだと思います。

現在NSW州では約15校がこのディプロマ・プログラムを提供しており、この2年間のカリキュラムを履修し、最終試験を受けて一定レベル以上の成績を収めると、国際的に認められた大学入学資格(国際バカロレア資格)を取得することができます。これは、日本を含む世界125カ国以上の大学が認める入学資格で、オックスフォード大学やハーバード大学など世界の名門大学でも利用が認められているようです。

IBのテスト科目

テスト科目は、言語と文学(母国語)、言語習得(外国語)、個人と社会、理科、数学、芸術の6分野から6科目選択して受験し、その他にコアと呼ばれる3つの必須要件(論文、知の理論、創造性・活動・奉仕)を満たしている必要があります。

大学を受験するに当たり、HSCが良いのか、それともIBが良いのかという疑問が出てくると思います。しかし履修体系や試験内容が違うため、まずは学校の先生とよく話し合った上で本人の特性などにより合った方を選ぶようにしましょう。以下、国際バカロレアについてのウェブサイトも参照してください。

■国際バカロレア機構(英語)
Web: www.ibo.org
■文部科学省/国際バカロレアについて(日本語)
Web: www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/index.htm



内野尚子(うちのなおこ)
プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して、在豪日本人のための現地教育のシステムや、バイリンガルなどの教育の情報共有に努めている。

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