AUS教育システム/小学校の選択科目とは?

Education Systems Q&A AUS教育システムのしくみ

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

小学校の選択科目とは?

Q: 5歳の子どもを持つ母親です。先日、友人から「小学校にも選択科目がある」と聞いたのですが、どんな科目があり、何年生から選択するのでしょうか?

スクリプチャー(宗教)の授業

小学校では基本的に、選択科目というのはありません。きちんとした選択科目があるのはハイスクールからです。ただ、オーストラリアの小学校では、「スクリプチャー(Scripture/宗教)」の時間があり、その授業に出席するかどうか選択することができるので、ご友人はこのことを言っていたのではないかと思います。

オーストラリアは多文化国家ですから生徒やその家族の信じる宗教が各家庭ごとにそれぞれ違うので、皆が同じ宗教の教えを学ぶことはできません。そこで、スクリプチャーの授業を取るか、取らないか、また学校によってはカトリック、アングリカンなど異なる宗派のクラスを選択することができるところもあります。スクリプチャーの時間がその日の最後の授業だったりすると、その授業を取っていない児童は早く帰宅できるという学校も。ただ、これは公立の学校の話で、私立の場合は元々宗派の考えの下に設立されている点などが公立とは違いますので、各学校ごとに確認してください。

第2言語、スポーツの授業

オーストラリアでは、小学校から第2言語を教える学校が多いですが、もしかしたら第2言語についても選択授業を用意している学校もあるかもしれません。

その他にもスポーツの授業で、季節のスポーツとして女子はネットボールやTボール、ソフトボール、男子ならサッカーやクリケットなどといったスポーツの選択をします。学校ごとに選択肢の数や種類は違うようです。

音楽などのアクティビティー

クワイヤー(合唱)やバンド(楽器演奏)のメンバーになった場合、多くのバンド・メンバーは朝の授業が始まる前の時間や授業中、昼休みなど、学校にいる時間内でそれぞれの楽器の先生に学内でレッスンをしてもらいます。また、演奏会やコンペティションなどがある場合、学校を休んで演奏会などに参加することもあります。

以上のような科目やアクティビティーを考えると、確かにさまざまな選択肢がありますね。日本のクラブ活動のようにチェス、アート、テニス、動植物の飼育クラブなど、放課後のアクティビティーを用意している学校もたくさんありますので、まずはお子さんの通う小学校に確認してみましょう。



内野尚子(うちのなおこ)
プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して、在豪日本人のための現地教育のシステムや、バイリンガルなどの教育の情報共有に努めている。

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