AUS教育システム/HSC前に親ができること

Education Systems Q&A AUS教育システムのしくみ

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

HSC前に親ができること

Q: イヤー12の子どもがいます。オーストラリアの大学受験(HSC)が間もなく始まりますが、本人は自信がなく諦めムードさえあります。今からでも親として何かできること、心構えなどがありましたらアドバイスをお願いします。

今年は10月16日からHSCが始まります。当事者の皆さんや保護者の方々は落ち着かないことと思います。今から何ができるのか······と思うかも知れませんが、これからが本番ですので家族でお子さんのために良い環境を作るにはどうしたら良いか、HSC経験者の話も参考に考えてみました。

① 保護者がHSCについて知る、勉強する
 ほとんどの保護者の方々が日本で育った世代だと思います。HSCは日本の受験より複雑ですので、今さらと思うかもしれませんがお子さんが通っている学校や補習校、民間の説明会には積極的に参加し、HSCについて勉強しましょう。また、新聞やウェブサイトでHSCの内容や親としての心構えなどが特集されていることがありますので、読んでみましょう。HSC受験者を持つ保護者同士で情報交換をするのも良いのではないでしょうか。

② 気分転換の勧め
 お子さんを勉強漬けにせず、散歩やジョギング、カフェでランチなど、気分転換に誘ってあげましょう。お子さんにもよりますが、HSCが終わった後の楽しみなどを一緒に考えて、それを目標に頑張るというのもモチベーションの向上になるかもしれません。

③ 子どもの話に耳を傾ける
 保護者の方々ももちろん心配だとは思いますが、過剰なプレッシャーは禁物です。親が学校やHSCの話ばかりするのではなく、聞き役になってあげてください。

④ HSC以外のことで煩わせない
 HSC経験者が口をそろえて言っていたのは、HSCの期間は家の用事などからは解放して欲しいということです。1カ月足らずのことです、解放してあげてください。


⑤ 自身の日本での受験体験とHSCを比べない
 理系・文系的な考え方、どの大学がランクが上か下かなど、日本での受験に対する考え方でHSCを考えないでください。HSCは日本の受験体制とは大きく異なります。また、大学や、同じ大学でも学部それぞれに特徴があり、どの学部で何を勉強したいかが大切です。

最後に何よりも健康管理が大切です。体調を万全にして本番で力を発揮できるよう応援しております。



内野尚子(うちのなおこ)
96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための学習教室「Universal Kids」の代表。Universal KIDSやNPO日豪教育サポート・グループを通して、在豪日本人のための現地教育のシステムや、バイリンガルなどの教育の情報共有に努めている。

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