子どもの習い事について

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

 

子どもの習い事について

 

Q: 5歳の子どもがいます。そろそろ興味のあるものをやらせたいと思っているのですが、費用が高くて躊躇してしまいます。これはオーストラリアでは子どものお稽古があまり一般ではないということでしょうか?

オーストラリアでも、保護者が子どもにお稽古事をさせるのはごく一般的です。3歳以降の幼児期の場合、スイミング、バレエ、サッカー、空手、体操(ジムナスティック)、テニス、楽器(ヴァイオリン、チェロ、ピアノなど)などがポピュラーな習い事だと思います。

小学校になると、学校でも楽器を演奏するバンドと呼ばれるグループに入って楽器を習ったり、クワイアー(コーラス)のグループで歌を練習するお子さんはたくさんいます。楽器の種類は、フルート、ギター、クラリネット、ヴィオラ、チェロ…と日本の中高生並の選択肢があります。スポーツも幼児期のそれに加え、ラグビー、野球、ネットボール、バスケットボール、クリケット、テコンドウ、柔道、乗馬など選択肢がどんどん広がっていきます。

2000年あたりからは、OC(Opportunity class)やセレクティブ・スクールのための学習塾への熱もアジア人を中心に非常に高くなり、3、4年生くらいから塾へ通う子どもが増えています。

お稽古事を探す場合、どれにするかを考えると同時に体験時に子どもと先生の相性を見ることも重要なポイントです。

費用が高いのには、いろいろ理由があります。まず、家賃が日本と比べて高いことがあります。皆さんもご存知の通りシドニーは家賃が高いですが、ビジネスで場所を借りる場合も同じです。日本の場合、自宅で気軽に教室を開くことができますが、オーストラリアはいろいろと制限があって気軽に自宅開業するという訳にはいきません。それに加え、「Public Liability」という対物対人保険も馬鹿にならず、これらを含む諸々の経費を考慮するとどうしても生徒さんからいただく費用に影響が出てしまいます。

しかしながら、習う側としては費用はばかにならないので、まず無料体験レッスンや見学のシステムを利用して子どもに合ったお稽古事を見付けてみてください。保護者が気付かなかったような才能を発見したり、子ども自身が喜んでやってみたいと思うものが見つかるかもしれませんね。また、楽器や道具、ユニフォームなどお稽古事に必要なものは、知り合いのお下がりを譲ってもらうということも負担を減らす1つの方法だと思います。


内野尚子(うちのなおこ)

プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して在豪日本人のための現地教育のシラバスやバイリンガル教育の情報共有に努めている

 

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る