デイ・ケアとプレスクールの違い

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

 

デイ・ケアとプリスクール

 

Q: 8月にオーストラリアに来たばかりです。4歳の子どもを幼稚園に入れようと思い探したのですが、どこもいっぱいでデイ・ケアしか空いていません。プリスクールとデイ・ケアはどう違うのでしょうか? また、どちらが良いのでしょうか。

3学期、4学期は、子どもの出入りが少ないので、入園が大変難しい時期です。デイ・ケアとプリスクールの一番の違いは開園時間で、プリスクールは9〜15時、デイ・ケアは園によりますが、8〜18時くらいが多いようです。また、プリスクールは学校と同じように4学期制でスクール・ホリデーがありますが、デイ・ケアは年末年始を除き年間48週以上開園しています。内容的には、日本の幼稚園と保育園のような違いはなく、デイ・ケアはプリスクールの開園時間を長くしたようなものです。そのためデイ・ケアの中には、9〜15時で通うお子さんをプリスクール料金で預かっている所もあります。

日本では、保育園は一般的には文字通り「保育」を行う所で、教育的指導より保育が優先ですが、幼稚園では文部科学省の下、教育要領に沿って教育的指導を行わなければなりません。NSW州のデイ・ケアは、プリスクールと同様に政府の管轄は「Department of Education and Communities」で、共通した教育理念や指針に従って教育的指導を行わなくてはなりません。そういう意味では日本の保育園と幼稚園が一緒になった「認定こども園」に近いと言えるでしょう。教師の資格もデイ・ケアとプリスクールは同じで、日本の保育士と幼稚園教諭のような違いはありません。

しかし、実際に中をのぞいてみますと、デイ・ケアとプリスクールとでは、様子が違います。デイ・ケアでは、働く両親のお子さんを優先的に受け入れますので、子どもたちも少々調子を崩したくらいでは休みませんし、長時間親と離れて過ごしているため、少しざわついた雰囲気があります。その点、プリスクールは時間的に余裕のある保護者のお子さんが多いため、ゆったりした雰囲気が感じられます。どちらを選ぶかは、各家庭の生活、経済状況によりますし、センターによってそれぞれ様子が違いますので、実際に目で確かめてご自分のお子さんに合う所を見つけましょう。

●チャイルドレンズ・サービス・セントラル
Tel: 1800-157-818
Web: www.cscentral.org.au
※日本語通訳が必要な場合は、131-450に電話をして通訳を頼むことができる。


内野尚子(うちのなおこ)

プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して在豪日本人のための現地教育のシラバスやバイリンガル教育の情報共有に努めている

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