離乳食について

BreastFeeding

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離乳食について

生後6カ月間は完全母乳栄養のみで十分に栄養が確保できることは以前お話いたしました。また、早期に人工乳を与えることによって母乳産生が阻害されたり、赤ちゃんの腸内細菌叢が乱れ免疫力を低下させるということについてもご存知の方も多いと思います。そして今回は、離乳食についてお話ししたいと思います。

まず離乳食を赤ちゃんに与え始める時期について。早くから赤ちゃんに離乳食を与え始めると、飲み込むという動作を上手に行えなかったり、また消化不良の原因にもなります。では、いつごろから離乳食を始めればよいのでしょうか。

生後6カ月を過ぎると少しの支えで座ることができるようになり、また舌で食べ物を押し出すという反射がなくなって、物を上手に飲み込むという動作ができるようになります。そして、大人が食事をしていると興味を示し、テーブルにある食べ物を指でつかんで口に持っていくようにもなります。目安として、このようなことができるようになったら少しずつ離乳食を始めてみましょう。

もちろん離乳食を始めても、引き続き十分に母乳育児を行って栄養を補充してください。離乳食は最初は1日1回ほんの少しから始めて、数カ月かけて1日3回になるように増やして行きましょう(食事の間に飲み物やスナックを入れてもいいでしょう)。

次にどのような食事が離乳食として適しているのでしょうか。手軽に始められる方法として、家族の食事の中から取り分けるのが良いと思います。お味噌汁の上澄みや煮た野菜類(芋、かぼちゃ、にんじんや大根)などを裏ごししてあげてください。始めて数週間で、スプーンの背で潰して食べさせてあげることが可能になります。

また、赤ちゃんは裏ごししたバナナや、煮て裏ごししたリンゴなども大好きです。パン粥やおかゆを母乳を使用して作ってもよいでしょう。慣れてきたら、煮た赤みの肉、または白身の魚をブレンダーで細かくしてあげるなど、徐々に食べ物のバラエティーを増やしましょう。

蜂蜜はボツリヌス症感染の恐れがあるため、1歳以下のお子様には与えないようにしてください。卵、牛乳、ナッツなどの食品に関しても最近の研究で少量なら6カ月から開始してもよいとされていますが、アレルギー症状(下痢、嘔吐、皮膚症状)が出るようでしたら止めて、GPや栄養士、ラクテーション・コンサルタントにご相談ください。

母乳育児についてのご相談をお受けしています。schejune@yahoo.co.jp まで。

 


 

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スケッティーノ潤子
(すけってぃーのじゅんこ)

プロフィル◎ウロンゴン病院勤務助産 師。日本の公立病院で助産師として 20年間勤務後、2005年に来豪。国際 認定ラクテーション・コンサルタント IBCLC(母乳育児のスペシャリスト)

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