日豪の幼児教育現場の違いとは?

チャイルドケア便り

Genki! チャイルドケア便り

Q.日本とオーストラリアの幼児教育現場の違いについて教えてください。

 

A.

先日、日本の幼稚園で働く1人の女性教諭が、ゴールドコースト滞在中に我がKool Kidsでボランティアをしたいと申し出てくれました。さすがに、現役の幼稚園教諭! こちらの教室で繰り広げられるあらゆることに対して、敏感に違いに気付いたり、または反対に、場所は変われど子どもは同じだなぁと感心していたり…。今回は、彼女との会話からヒントを得て、コラムを書こうと思います。

まず、日本とオーストラリアの幼児教育で、大きな違いと言えば、「自由度」の違いでしょうか。日本では、クラス全体で1つの活動を一緒に行うことが多い中、オーストラリアでは、5つほどの違う活動をテーブルやマット上に用意し、自分のやりたいことを見つけてもらいます。

1つの活動を終わらせ、次の活動へ移るのも個人の判断に委ねられます。クラフトなど、全員に同じ作品を作らせたい時でも、1週間ほどの余裕をもって、子どもたちのやる気を引き出してから行います。

食文化の違いも大きいかもしれません。日本では、全員が席について、「いただきます」をしてから、食べ始めます。一方、オーストラリアでは、席について、準備ができた子どもから順次食べ始めます。これは、食事に対する考え方の違いに起因するもので、幼稚園のみとは限りませんが…。

教室、園庭の色使いの違いも、目を引くものの1つでしょう。オーストラリアでは、壁が鮮やかな色で塗られ、子どもたちの作品が壁、天井に所狭しと飾ってあります。

以上、主な違いについて、書き連ねましたが、国が変わろうと、子どもたちは無邪気で好奇心旺盛で、毎日ワクワクしながら、園での生活を楽しんでいます。我々大人も、視野を広げ、いろいろな国のそれぞれの良いところを取り入れ、「社会の宝」である子どもたちに接していきたいものです。


チャイルドケア便り

 
ローリンソン真紀子(ローリンソンまきこ)

プロフィル◎日本では、小・中・高の教員免許保持。神戸市外国語大学卒業後、公立中学校で10年勤務。2010年に夫と娘とともに来豪。豪では、Certificate Ⅲ in Children’s Servicesを取得後、現在Kool Kids Early Learning Centresで日本語教師として勤務。1児の母として、また教育のプロとして、子どもたちの将来への支援をするのが使命。

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