チャイルド・ケア・センターでのトラブルに対処するには

チャイルドケア便り

Genki! チャイルドケア便り

Q.チャイルド・ケア・センターでのトラブルに対処するにはどうしたらいいですか?

 

A.

チャイルド・ケア・センターは、おそらく子どもにとって初めての社会生活の場となるでしょう。人と関わることで得られる喜びとともに、時にはトラブルを招いてしまうこともあるかもしれません。

「トラブル」とひと言で言っても、いろいろな「トラブル」が考えられます。病気、ケガ、友達とのけんか…などなど。集団生活では、病気がうつりやすいことも周知のことと思います。規則正しい生活をさせ、バランスの取れた食事を取らせるとともに、手洗い、うがいを幼少のころから徹底させたいものです。うがいがうまくできない子どもの場合は、水分補給をすることでも効果があると言われています。また、風邪を引き始めたと思ったら、無理をさせず早めに休ませることが、長引かせない、ほかの子どもにうつさないという観点からも大事ですね。ケア中にケガをした、調子が悪いなど緊急の場合は、即座に保護者に連絡をします。連絡を受けたら、すぐに迎えに行けるようにネットワークを築いておくことをお勧めします。 

さて、子ども同士のトラブルの場合はどうしたらいいのでしょうか。おもちゃの取り合いなど、大人から見れば些細なことが原因であることが大半です。しかし、子どもたちにとっては「けんか」でさえも、社会のルールを身に着けるために最適な場で、実際に自己主張をする、譲り合う、お礼を言う、ほかのおもちゃを見つける(回避)など、多くの解決法を学んでいます。子ども同士のトラブルは、親が過干渉する必要はありませんが、様子をしっかりと見守っていたいですね。 

最後に、アメリカ人作家であるロバート・フルガム(Robert Fulghum)の『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ(All I reallyneed to know I learned in kindergarten)』から、一部抜粋して紹介します。

「分け合いなさい。仲良く遊びなさい。人をたたいてはいけません。物はあった所に戻しなさい。人のものは取っていけません。人を傷つけたら謝りなさい。バランスの取れた生活を送りなさい─よく学び、よく考えなさい。そして絵を描き、歌い、踊りなさい。毎日よく遊び、よく学びなさい」


チャイルドケア便り

ローリンソン真紀子(ローリンソンまきこ)

プロフィル◎日本では、小・中・高の教員免許保持。神戸市外国語大学卒業後、公立中学校で10年勤務。2010年に夫と娘とともに来豪。豪では、Certificate Ⅲ in Children’s Servicesを取得後、現在Kool Kids Early Learning Centresで日本語教師として勤務。1児の母として、また教育のプロとして、子どもたちの将来への支援をするのが使命。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る