第10回 嗚呼、ベビーシッターさん

働くママの妊娠・出産・育児奮闘記

Being A Mum
働くママの妊娠・出産・育児奮闘記
初めて育児をオーストラリアでする!

第10回 嗚呼、ベビーシッターさん

 ついにうちの子も1歳になった。毎日の託児所通いにもだいぶ慣れ、最近では預ける際の泣きじゃくりもなくなり、ひと安心。しかし、ここ数カ月は正直大変だった。託児所の通い始めには常のことらしいが、その託児所からいろんなバイキンを次から次へともらってきたのだ。
 そして、子どもが病気になった時の託児所の方針はとても厳格。「熱が下がってからも24時間は自宅休養」なだけでなく、さらに「“もう大丈夫”という医者のお墨付きを提出せよ」となっている。託児所に病原菌が蔓延しては困るので、この方針は当然と言えば当然のこと。とはいえ、子どもは1週間くらい寝込むこともよくある。そうなると共働きの夫婦にとっては本当に一大事なのだ。
 親(子どもにとっての祖父母)や親族が周りにいないという、私たちと同じ境遇の夫婦がシドニーには多いと思うのだが、子どもが病気になった時に皆どうしているのだろう。2日程度なら夫婦が交代で仕事を休み面倒を見ることもできる。しかしそれが1週間も続いたら…。
 先月などは、咳→下痢→熱→teething pain→発疹と、娘に次々に出現する体調不良のために娘を託児所に預けられなくなり、夫婦ともに「これ以上もう仕事を休めない、どうしよう…」と、まさに切羽詰まったことがあった。「こんな時、皆さんどうしているんですか ? 教えてくださ~い ! 」と、シドニーの日本人コミュニティー全員に向けメガホンで聞きたい気持ちに、本当に駆られた。
 実際に小さい子どものいる知人数人に聞いてみたところ、ほとんどの回答は、夫婦で仕事を交代で休んで子どもの面倒をみるしかない、とのこと。子どもの具合が多少悪くても託児所に本当のことを言わずに預ける(!)という強攻策を紹介してくれた人もいたが、皆さん本当に苦労して育てている、ということをただただ実感した。
 日本に比べ、一般に「ワーク・ライフ・バランス」という概念が浸透しているオーストラリアだが、やはりそれでも子どもの病気を理由に仕事を何日も休むのは、自分も周りも大変なことだ。結局、考え抜いた末に私たちは、週のうち2日だけ、家で面倒を見てくれる通いのベビーシッターさんを探すことにした。シッターさんなら、子どもの体調が万全でない時でも子どもを預かってくれるらしく、託児所に拒否された時も助けてくれるかもしれないーーという期待がその大きな理由だ。
 そしてさっそく、先週にいくつかの面接を実施。元バレエ教師のブラジル人や、22人の大家族(!)の中で育ち、弟や妹の面倒を何人もみたというインド人…。「こういうのもオーストラリアならではの経験かもしれない」と思い、どちらかに決めようと思っていた矢先、日本人のベビーシッターさんが見つかった。面接では娘がシッターさんの足元にやたらと絡み付くほど相性もばっちりの様子で、期待通り軽い病気なら預かってくれるとのこと。ああ、愛しのベビーシッターさんと、ほっと胸をなで下ろしている私たちです。


はな プロフィル◎シドニーの法律事務所勤務。初めての妊娠・出産・育児に挑戦することに。9月に無事、女児を出産


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