第11回 初「000」

働くママの妊娠・出産・育児奮闘記

Being A Mum
働くママの妊娠・出産・育児奮闘記
初めて育児をオーストラリアでする!

第11回 初「000」

 昨日、ついにオーストラリアで救急車初体験をしてしまった。
 患者は私ではなく、生後14カ月になる娘。ここ数日、下痢が続いていたのだが、昨日は日中3回の下痢に続き、夕方に異常な泣き方をして30分泣き止まなかった。ベッドをのたうちまわり、宙を蹴飛ばしまくり…というのは、まれに疲れた時に癇癪を起こした際の動作だが、普段なら10分程度で眠りにつくのに、昨日は違った。

 これまで聞いたことのない異様なかすれ声を発しながら、大汗をかいてジタバタしている。さすがにいつもと様子が違うかもしれないと思った私の脳裏には、ドキュメンタリー番組などで聞いたことのある「親が子どもの病気の兆候に気付かず、重病や後遺症など大事に至ってしまったケース」というフレーズが頭をよぎり、意を決して「000」をダイヤルした。

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 泣き叫ぶ娘の横で半ばパニックになりながら、オペレーターのじれったい質問の数々(明らかに娘の泣き声が電話越しに聞こえているのに、「息をしていますか ? 」など)に応え、救急車を要請。「今からすぐに救急車を送るので、待ってて」という言葉にひとまず安堵した。次に大急ぎで荷支度をする。大量のオムツに、ミルク、水、タオル、着替え、だっこ紐、財布、携帯電話、家の鍵などなど…、狭いアパートを駆けずり回りながら準備した。しかしそんな私の傍らで、何と娘は泣きやみ、何事もなかったように遊びだした…。
 結局、救急車が来た時には、完全にケロッとしていたが、「念のため診察を受ければ ? 」という親切な救急隊員の言葉に甘えて、救急車で病院に向かった。救急待合室で、脱水症状防止のアイス・キャンデーをもらってご機嫌にほおばる娘と、何となくバツが悪い私。結局、特に深刻な状況ではないことが判り、何はともあれほっとした。
 帰宅後ドッと疲れが出たのは言うまでもないが、それにしても、昨日はほんの数時間の間に多くのことを学んだ。①救急車の呼び方、②赤ちゃんの緊急事態には家まで往診してくれる医者がいること(病院のスタッフが教えてくれた)、③脱水症状防止のためのアイス・キャンデー(結構おいしい)なるものが存在すること、そして④子どもというのは、本当にいろいろなことを親に体験させてくれる存在だということだ。


はな プロフィル
◎シドニーの法律事務所勤務。初めての妊娠・出産・育児に挑戦することに。9月に無事、女児を出産


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