正月料理といえば「おせち」伊達巻き

正月料理といえば「おせち」伊達巻き

真夏のオ−ストラリアで、おせちとお雑煮はちょっと…と思われるのは当然ですよね。しかし、子どもたちに日本の文化を伝承する意味でも、祝い肴3品(典型的な祝い肴とは、数の子、黒豆、田作り)とおもち料理でお祝いしませんか。おせち料理は日持ちする献立が多いですが、それには理由があります。1つにはいつも食事を用意してくれる女性に正月三が日は休んでもらおうという意味、そしてもう1つは、「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」「火の神である荒神を怒らせないために、正月に火を使わない」など平安後期からの風習のためだそうです。つまりは、神様と女性のための配慮からきているとか。

おせちと言えば、種々のお料理が重箱に詰まっていますが、それぞれ、健康、長寿、子孫繁栄、学業成就などの願いが込められています。

今回、ご紹介する伊達巻もおせち料理の定番です。伊達巻きがおせちに入っている由来は、伊達巻の黄色く、華やかな様子が、『伊達政宗』の派手好きに由来するとか、巻物=書物、学問や習いごとの成就を願ってなど諸説あります。

海老
ひげが長く、腰が曲がっていることから長寿を願って入れられます

数の子

たくさんのたまごが1つにまとまっていることから子孫繁栄を願う意味があります。

八つ頭

八という字は末広がりで、また人の上に立つというという意味があります。

黒豆

まめに生活ができるという願いがこもっています。

これは言わずと知れた「めでたい」です。

昆布

「喜ぶ」にかけたものです。

蓮根

穴が開いた蓮根はその穴から先のことを見通せるようにという意味があります。

田作り

昔、田畑の肥料として使われていた小魚を食べることで、実りある1年を願います。

伊達巻き

オ−ブンで作るので簡単です。

材料(12個分) 1cup=250ml 、1TBS=20ml、1tsp=5ml
卵(中) ・・・・・・・・・・・・7個
はんぺん ・・・・・・・・・・・・100g
砂糖 ・・・・・・・・・・・・・3TBS
みりん ・・・・・・・・・・・・・3TBS
だし汁 ・・・・・・・・・・・・1.5TBS
酒 ・・・・・・・・・・・・・・・1TBS
塩 ・・・・・・・・・・・・・・1/2tsp
鬼巻きす(なければ普通の巻きすでOK)

 

作り方
(1) はんぺんはさいの目に切り、卵、調味料とともにフード・プロセッサーに入れる。スム−ズになるまで約40秒ほど混ぜる。
(2)クッキング・シ−トを敷いた型に、(1)を流し入れる。
(3) オーブンは余熱なしで180度に設定。表面がきつね色になるまで(約20分ほど)焼く。Lの卵を使った場合は、温度を170度に下げてさらに3〜4分焼く。
(4) オーブンからだし祖熱がとれたら、型の上に巻きすをかぶせる。ひっくり返して、オ−ブン・シ−トをはがしたら、包丁で5ミリくらいの深さに筋目を6〜7本入れる。
(5) 端からしっかりと巻いて輪ゴムでとめる。冷めるまでこのままにしておく。冷めてから食べやすい大きさに切る。

才川須美(さいかわすみ)
プロフィル◎管理栄養士&食育インストラクタ−。現在、シドニーで料理教室を開催中。大人気の子ども向けホリデー・プログラムでは、裁縫と料理を合わせた「家庭科クラス」を開催。2014年最初の子どもホリデー・プログラムは「イースター・スペシャル!」。大人向けには、月1回、昼間に開催されるクラスと土曜日の夜に開催されるクラスで、日々の献立に使えるいろいろな料理を紹介。夜のクラスでは、ワイン片手に楽しく料理が学べる。
 2014年の大人クラスは、●薬膳で夏バテ解消、●世界のベジタリアン料理、●旅館風懐石料理など、豪州で簡単に手に入る食材を使って、日本人好みのレシピを紹介する。Web: www.sumiskitchen.com

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