おもちを使ったアレンジ・レシピ

“おもち”のいろいろな食べ方

餅は古くから日本人の生活に密着した食べ物。お正月には多くの人がお雑煮を食べて新年をお祝いします。しかし、なんと言ってもここは真夏のオ−ストラリア。お雑煮にこだわらなくてもいいのかもしれません。今回はアレンジしたおもち料理をご紹介します。

 

【鏡餅】
 お正月に、1年間の祈願安全をこめ神前に捧げる2つ重ねの餅のことです。1月11日の「鏡開き」の日には、神様からの祝福を受けるためその餅をみんなで分け合います。鏡餅の丸い形は人の魂(心臓)を模したものと言われ、また昔の鏡が円形だったことから「鏡餅」と呼ばれるようになりました。大小2つ重ね合わせるのは、月(陰)と日(陽)、福徳が重なって縁起がいいと考えられたからとも伝えられています。

【餅つき】
 昔より正月を迎える大切な段取りの1つに餅つきがありました。今でも、私の実家では、12月暮れになると餅つきをします。つき手(餅をつく人)と合いの手(もちを返す人)が、“えんや、よいしょ!”と威勢のいい声をかけながら、餅をつき上げていきます。餅の良し悪しは、つき手と合いの手の息があったタイミングで、これが上手くいかないと、美味しい餅はつけません。一般的に餅つきは、12月28日、もしくは30日に行われます。29日は「苦持ち」といい、九が苦に通ずるから縁起が悪いとされ、また31日は、「一夜もち」といって餅がしっかり固まらず2段重ねの鏡餅が沈んでしまい縁起が悪いとされています。

 

【お雑煮】
 お雑煮とは、年神様に供えた餅を神棚から下ろし、野菜や鶏肉、魚介などで煮込んで作る料理で、その起源は室町時代までさかのぼることができます。家庭の数だけお雑煮があると言われる様に、これほど、地域や家庭によって食べ方が違う食べ物はないのではないでしょうか? 皆さんの家ではどういうお雑煮を召し上がりますか?
 大雑把に言うと東日本は角餅、西日本は丸餅文化。東日本は、角餅を焼いておすましに、西日本は丸餅をゆがいて味噌で頂くのが多い様ですが、四国、九州の一部ではあんこが入った丸餅をお雑煮に使う地域もあるそうです。

おもちのアレンジ・レシピ 1cup=250ml 、1TBS=20ml、1tsp=5ml

大根餅

(1) 餅は、ひと口大に切り、ゆがくか、電子レンジで加熱をして柔らかくします。電子レンジで加熱する場合は、必ず、水をはった容器に餅を入れてください。(水使用の場合は、約2分加熱)
(2) 大根おろしの水気を軽くしぼり、醤油とポン酢を加え、餅にからめます。
(3) 小口切りにしたねぎ、お好みで七味をちらしたらでき上がり。

 

納豆餅

大根餅の作り方(1)同様に柔らかくした餅に、納豆、卵の黄身、ねぎの小口切りをからめます。

 

揚げ餅のあんかけ(2人分)

(1) 餅4個を170〜180度の油でカラッと揚げます。
(2) だし汁200ml、しょう油1TBS、みりん1/2TBSを合わせ、ひと煮立ちさせます。千切りの人参やえのき等の野菜を入れてさっとゆがき、三つ葉、水気をきった大根おろしを火をきる直前に加
えます。
(3) 餅を深皿に入れ、その上に(2)のあんをかけて頂きます。

 

餅ピザ

(1) 四角い餅4個を水につけておきます。
(2) 玉ねぎ、マッシュルーム、カプシカン、サラミなどの材料を切り、油で炒め、塩、こしょうで味付けします。
(3) 鍋にバタ−をひき、餅を入れます。トマト・ソースをぬり、(2)の材料、チーズをのせ、ふたをします。
(4) チーズが溶けたらでき上がりです。フライパンで温めるかわりにオ−ブンを使用すると、焦げ目がついて、より美味しくなります。

才川須美(さいかわすみ)
プロフィル◎管理栄養士&食育インストラクタ−。現在、シドニーで料理教室を開催中。大人気の子ども向けホリデー・プログラムでは、裁縫と料理を合わせた「家庭科クラス」を開催。2014年最初の子どもホリデー・プログラムは「イースター・スペシャル!」。大人向けには、月1回、昼間に開催されるクラスと土曜日の夜に開催されるクラスで、日々の献立に使えるいろいろな料理を紹介。夜のクラスでは、ワイン片手に楽しく料理が学べる。
 2014年の大人クラスは、●薬膳で夏バテ解消、●世界のベジタリアン料理、●旅館風懐石料理など、豪州で簡単に手に入る食材を使って、日本人好みのレシピを紹介する。Web: www.sumiskitchen.com

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