共育ノススメ

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Grow up with child
共育ノススメ
子どもと“共”に“育”つ、親を育てる子育て
 子の誕生により親になった私たちですが、「子を育てられる親」に育つ歩みを怠れば、子の成長にも影響が及びます。そこで、子どものために親である自分を育てるヒントを一緒に学んでいきましょう。

脳を育む「早寝・早起き・朝ごはん・読書」
 昨今の脳ブームの中で、伝統的な生活習慣が見直されています。その理由を簡単に学び子育てに活用していきましょう。4~12歳ごろまでに、思考と発想の基本機能が脳内に作られ、この時期に「早寝・早起き・朝ごはん・読書」を習慣化すると、脳はぐんぐん育つと言われています。
<早寝>
 睡眠中に成長し賢くなる脳は、眠っている間に活性化し、その日の体験を知識に変換します。つまり、眠りは上質な知の行為と言えます。また、骨と筋肉の成長ホルモンも睡眠中に分泌されます。まさに「寝る子は育つ」の一言です。
<早起き・朝ごはん>
 早起きすると充実感に関係するセロトニンという脳内物質が分泌され1日中感性豊かに過ごせます。「早起きは三文の得」以上に豊かな情感を育む秘薬です。朝ごはんは、脳を動かす燃料です。睡眠中にフル活動した脳に燃料を補給し、昼間の学びのエネルギー源になります。脳は糖分を多量に消費するので良質な炭水化物と、体を燃焼モードにするタンパク質は必須です。「腹が減っては戦はできぬ」とは言い得て妙ですね。
<読書>
 脳は体験や記憶を知識に変換していますが、日常生活だけではまかなえない知識の素を提供するのが読書です。小脳が発達する3~7歳は、読み聞かせや本人の音読が効果的。本の題材は、自分と同じ年ごろの登場人物や動物など自己投影できるものが望ましいです。既に言語脳が完成している8~12歳は冒険物語・外国児童文学・科学本・歴史物など、日常とは違う世界観を味わうのがいいでしょう。脳が文字から情景や感覚を仮想的に作り上げる行為は、とても複雑で崇高なものです。親子で本に親しむ習慣は「共育」の秘訣です。
 次回は「受験への取り組み」を通して共育について学んでいきましょう。


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星野忍(ほしのしのぶ)
プロフィル◎第2次ベビーブーム世代の受験激戦時に予備校講師を務め、その後「価値創造のできる人材」を育てる教育実践の場を求めて1989年に来豪。Japanese Culture Academyを設立し、塾生の自己実現のための支援に尽力。独自の指導法で受験合格や日本語の学力増強の実績をあげてきた。

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