帰国生入試は合格しやすい ! は過去の話

School in Japan

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国際人へのステップ
帰国生入試合格指南

帰国を控えた学生必見!日本で役立つ受験テクニックが登場。

帰国生入試は合格しやすい ! は過去の話


帰国生入試が導入された当初は、親の海外赴任のために日本の教育を受けられない生徒への救済的意味合いがありました。試験があるものの、それは入学できる学力があるか否かをみるというよりも、受け入れることを前提に生徒の学力のブランクを押さえ、入学後の指導に活用するためのものでした。現在でも、公立校にはその傾向がみられます。しかし、大学や私立校ではこの20年の間に「実力本位」の入試へと推移し、ただ帰国生という理由だけでは受け入れなくなってきています。それは20世紀から21世紀への時代の変化が、帰国生入試にも反映され、それを「国際人」や「有為な人材」を発掘する機会として、各教育機関が活用していることを物語っています。受け入れる教育機関が、正当に帰国生を評価しようと取り組む結果、入試がいい意味で質的に激化していることをお忘れなく。
帰国生入試合格心得
合格するためには、まず学校や大学側が受験生に何を求めているのかを知り、そのための対策を練らなければなりません。そこで、ここからは先に述べた20世紀から21世紀への時代の変化のうち、学校や大学に影響を及ぼした2つのキーワードを手がかりに、受験生に求められているものを探っていくことにしましょう。
1つめのキーワードは「国際化」です。周知のように、日本企業の海外進出が活発化するに従い、日本社会では国際化が叫ばれ始めました。学校や大学の教育方針にも国際化が据えられ、いかに国際化するかが重要課題となり、帰国生入試も「国際人の資質を持っている生徒」を獲得する役目を担うことになりました。つまり、帰国生に求められているものはズバリ「国際人の資質」です。
少し勇気を持って現地の生活に飛び込むことが、優れた国際感覚、高度な外国語力、異文化知識などを培うことにつながっていくはずです。
2つめのキーワードは「少子化」です。大学全入(18歳人口と大学の定員数がほぼ一致、計算上は大学への入学希望者は全員が入学できる)時代が到来し大学をはじめとする諸教育機関は、生き残りをかけてさまざまな改革を行っています。学生を獲得するために魅力ある大学づくりを進める一方で、大学の将来を決める有為な学生を求める多様な入試を実施しています。AO入試、自己推薦入試、社会人入試そして帰国生入試などを従来の学科試験や学校推薦に加え実施しています。入試形態の多様化から窺えることはズバリ「独自性」です。何でもいいから自己アピールできる何かを海外生活で養うことが大切です。
以上をまとめますと、帰国生入試を実施する理由は、日本の国内生にはない「国際人の資質」と「独自性」を期待しているからです。そのことを心得て、ペーパー・テストのための受験勉強に終始するのではなく、現地での学校生活を核にしながら異文化体験を積み上げて、学校や大学側が期待する帰国子女に近づいていくことが合格の礎となることを忘れないでください。
次回からは具体的な入試対策と受験勉強の方法についてお伝えしたいと思います。それではまた。

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星野忍(ほしのしのぶ)
プロフィル◎第2次ベビーブーム世代の受験激戦時に予備校講師を務め、その後「価値創造のできる人材」を育てる教育実践の場を求めて1989年に来豪。Japanese Culture Academyを設立し、塾生の自己実現のための支援に尽力。独自の指導法で受験合格や日本語の学力増強の実績をあげてきた。

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