帰国生入試で要求される学力とは(大学編・上)

School in Japan

School in Japan
国際人へのステップ
帰国生入試合格指南

帰国を控えた学生必見!日本で役立つ受験テクニックが登場。

帰国生入試で要求される学力とは(大学編・上)


帰国生入試の選抜方式は、①書類選考 ②学科試験 ③面接・実技から審査されます。それでは、今回より順次それぞれの審査で、大学側が受験生に要求している学力について簡潔に説明していきましょう。
①書類選考で評価される学力とは
合否判定の際に重要な資料となるのは「国家統一試験のスコア」と「現地校の成績証明書」の2つです。オーストラリアから帰国する場合、各州で実施される統一試験(NSW州はHSC)などのスコアの提出が望ましいとされています。しかし、オーストラリアの統一試験実施日以前に入試が行われる大学では、アメリカ(SAT)やイギリス(IB)で実施されている統一試験の結果を代替として求めてきます。統一試験のスコアは、その国の大学入学時の学力評価のために利用されています。したがって、統一試験のスコアを評価するということは、その国の教育制度の中で本人がどれだけの学力を達成したかを見ようとしていることになります。また現地校の成績についても同様です。書類審査で評価される能力は、現地での学習成果となります。
②学科試験で評価される能力とは
学科試験で課される科目は文系と理系の学部で異なります。文系では「英語」「小論文」、理系ではこれらに「数学」「理科」が加わります。そのほかの系統では「実技」が課される場合もあります。以下、科目別に出題内容とその特徴を説明します。
「英語」は一般入試に比べ文章レベルは上がりますが、緻密な文法力や複雑な構文把握力を問うような日本式受験英語の難からは逃れているようです。オーソドックスに英語の理解力や読解力、表現力を問う出題により、受験者のオーストラリアで形成された英語力が評価されます。ただし、出題形式は英文和訳や和文英訳が主となり、日英両言語の互換能力が必要です。
次は「小論文」について説明する段ですが、本学で学んだ生徒たちから合格の報告がたくさん届いていますので、合格者からの体験記を紹介したいと思います。小論文などの取り組みについては、次回にお伝えします。
I.F.さん(慶応義塾大学・早稲田大学などに合格)
Year12の1年間は、現地校での勉強と受験勉強の両立に苦心しました。その上TOEFLとSATの対策もしなくてはならず、時間的にも精神的にも辛い時もありました。しかし計画を立て、できるだけのことをして入試に備えたので悔いなく受験できました。小論文は自分が納得できるまで何度も練習しました。そして自信をもって小論文が書けるようになりました。振り返ってみれば、受験を通して私自身が大きく成長でき、それを証明するものとして大学合格がもたらされたと感じています。


School in Japan

星野忍(ほしのしのぶ)
プロフィル◎第2次ベビーブーム世代の受験激戦時に予備校講師を務め、その後「価値創造のできる人材」を育てる教育実践の場を求めて1989年に来豪。Japanese Culture Academyを設立し、塾生の自己実現のための支援に尽力。独自の指導法で受験合格や日本語の学力増強の実績をあげてきた。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る