帰国を控えた学生必見!日本で役立つ受験テクニックが登場。

School in Japan

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国際人へのステップ
帰国生入試合格指南

帰国を控えた学生必見!日本で役立つ受験テクニックが登場。

帰国を控えた学生必見!日本で役立つ受験テクニックが登場。


前回に引き続き「学科試験で評価される能力」について説明していきます。
小論文:
外国語による小論文を課す大学(外国語学部系)もありますが、大多数の大学では日本語による小論文となっています。試験時間は60〜120分、字数は600〜1200字程度、出題形式は短文テーマ型や文章読解型、また資料分析型などになっています。課題内容を類型化すると、次のように5つに大別できます。(1)国際化と比較文化(2)時事問題(3)専攻学関連(4)一般教養(5)志望動機。以上のことを分析すると大学側が帰国生に何を期待しているかが見えてきます。
また、試験時間は講義時間に準じており、一定時間の「集中力」と時間内に課題を計画性を持ってこなせる「処理・判断力」が問われます。制限字数で字数に即した論理「構成力」や「表現力」が問われます。長文や資料を与えることで学問の基本である「読解力」や「分析力」を問うことができます。そして、課題内容は受験生の異文化体験や問題意識また知識を問う、まさに「文字による面接」機能を果たせるものになっています。
数学:
出題形式は一般入試と同じ試験問題を課したり、欧米系の教育内容に即して計算力より理論の力を問おうとしたり、大学によってばらつきがあります。しかし大学が要求する学力は現地校での学習から大きく外れているわけではありませんので、現地校での成績向上に努めてください。その上で入試に沿う学習が必要です。数学は英語や小論文よりも出題分野が明確なので、志望大学の情報を集めて準備しておくといいでしょう。
例えば早稲田大学では、文系数学は「数Ⅰ・数Ⅱ・数A数Bの一部」理系数学は「数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数Bの一部・数Cの一部」となっています。各分野の基礎理論を理解し計算力を身に着けるという点では日豪に差があるわけではありませんが、大学によっては現地校で習わなかった分野が出題される場合もありますので注意が必要です。
理科:
大学・学部によって出題内容や要求学力に違いがあります。しかし数学同様、基本的に求められる学力は、現地校での学習内容を習熟していれば対応できるものです。ただし、日本語による出題形式や解法に慣れていないと、学力があるにもかかわらず点数に結びつかなくなってしまうという事態が生じる恐れがあります。したがって、志望大学で示されている入試の出題範囲をあらかじめ調べ、日本語の教科書で英語で習った専門用語を日本語に置き換えて学習したり、日本の問題集に接しておいた方がいいでしょう。
C.Mさん(お茶の水女子大、学習院大などに合格)のコメント
どの学部を志すにしても、その学問への関心と基礎知識が大切です。私の場合、歴史に興味があったので史学への対策が早くからできました。小論文の過去問から歴史知識や滞在国の歴史が問われていることを知り、その学習をしてきました。そのかいあって、入試での小論文や面接試問にしっかり対応できました。

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星野忍(ほしのしのぶ)
プロフィル◎第2次ベビーブーム世代の受験激戦時に予備校講師を務め、その後「価値創造のできる人材」を育てる教育実践の場を求めて1989年に来豪。Japanese Culture Academyを設立し、塾生の自己実現のための支援に尽力。独自の指導法で受験合格や日本語の学力増強の実績をあげてきた。

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