イベント・リポート「第22回日本映画祭・忽那汐里さん&行定勲監督インタビュー」

シドニー各所で行われているイベントを不定期リポート!

第22回日本映画祭・会場リポート
忽那汐里さん、行定勲監督、来豪特別インタビュー

毎年、オーストラリア全土で開催されている「日本映画祭(Japanese Film Festival)」が今年もシドニーへやってきた。11月15日にはオープニング・ナイト、20日と25日にはスペシャル・ゲストを招いたイベントも行われるなど盛り上がりを見せた。本記事ではイベントの様子、また同映画祭のために来豪した『オー・ルーシー!』の忽那汐里さんと『リバーズ・エッジ』の行定勲監督へのインタビューをお届けする。(取材・文=石井ゆり子、写真=馬場一哉)

今年で22回目の開催となる日本映画祭は、英語の字幕付きで最新の邦画を楽しめるイベントで、毎年多くの来場者でにぎわう。キャンベラ、ブリスベン、パース、アデレードの4都市で順に行われ、シドニーでは11月25日まで37タイトルが上映され、メルボルンでは12月2日まで開催される。

オープニング・ナイト

11月15日、同映画祭の会場となったイベント・シネマズ・ジョージ・ストリートのゴールド・クラス・ラウンジで行われたレセプション・パーティーには、関係者ら約200人が集まった。オープニング・フィルム上映前の約1時間、軽食を楽しみながら談笑などを楽しみ、その後劇場へ移動。一般客を交えた劇場は約750人の観客で埋め尽くされた。シドニー市のロバート・コック市議会議員、ジャパンファウンデーション・シドニー和田好宏所長、イベント・シネマズ・ジョージ・ストリート・ジェネラル・マネジャー、アンソニー・キーラン氏らが壇上に立ちあいさつを行った後、日本でも話題となった『カメラを止めるな!』が上映された。

スペシャル・ゲスト・イベント

不器用に生きる若者たちを描いた青春ストーリー『リバーズ・エッジ』が上映された20日は、同作でメガホンを取った行定勲監督を劇場に迎え映画の上映後、約15分間のQ&Aセッションが行われ、同作品を手掛けることになった経緯や作品についての思いなど、質問に1つひとつ丁寧に回答した。

また、25日にはクロージング・フィルムとして上映された『オー・ルーシー!』に出演した女優の忽那汐里さんを迎えQ&Aセッションが行われた。監督や共演者とのエピソードを始め、体当たりで演じたシーンの秘話や初めて女性監督の作品に出演した感想などについて話した。

レセプション・パーティーに訪れたロバート・コック市議会議員(左)と料理家アダム・リャオ氏(右)
レセプション・パーティーに訪れたロバート・コック市議会議員(左)と料理家アダム・リャオ氏(右)
オープニング・フィルム『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督へ送るため、観客全員でゾンビのポーズを取り記念撮影が行われた
オープニング・フィルム『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督へ送るため、観客全員でゾンビのポーズを取り記念撮影が行われた
あいさつを行ったジャパンファウンデーション・シドニー和田好宏所長
あいさつを行ったジャパンファウンデーション・シドニー和田好宏所長

『オー・ルーシー!』の忽那汐里さんインタビュー

生まれ育ったシドニーで、開催される映画祭の舞台に立つことになった心境や、『オー・ルーシー!』で演じた役柄を始め、世界で活躍する国際派女優として今後挑戦していきたいことなどについて話を伺った。

――生まれ育ったシドニーの街に日本映画祭のゲストとして戻られた今のお気持ちをお聞かせください。

シドニーに住んでいた時に日本映画祭を観にいったこともありましたし、この映画祭にゲスト出演することは長年の夢の1つでした。日本で監督や役者さんたちが地元で舞台あいさつする際に友達や家族が応援に来ているのを見ていてうらやましく思っていたので、私にはこの映画祭しかそういうきっかけはないなと感じていました。今回、それこそたくさんの知り合いの方にも来て頂いて本当にうれしいです。

――今回は『オー・ルーシー!』の舞台あいさつで来豪されたわけですが、映画内で忽那さんが演じた美花はどのような女性でしょうか。

美花は映画の物語の全てのきっかけを作った人物です。物語の主人公・叔母さんの人生が美花のひと言によって大きく変わっていくのですが、突発的な行動によっていろいろな人の人生が変わっていくのを若い女性の目線から見ているのが美花です。若い女性ならではの悩みと危うさを意識しながら演じました。

――撮影の現場はどのような雰囲気でしたか。

監督は日本人の女性(平栁敦子監督)なのですが、若い時にアメリカに渡られて映画の勉強を全てアメリカで学び、現在もアメリカのサンフランシスコに住んでいます。そのため、撮影もハリウッド方式で新鮮でした。現場のスタッフも役者も皆、新しいタイプの作品作りに刺激を受けていたと思います。そんな他の現場との違いを感じながら皆で楽しみながら撮影できました。

――今回、共演者に、ハリウッド・スターのジョシュ・ハートネットさんがおられましたね。

まさかジョシュさんが、異国のインディペンデントな作品に出るとは思ってもいなかったので、本当に良かったと思います。私自身は、ジョシュさんとの撮影は2日間だけで、あまり一緒に過ごす時間が少なかったので残念でしたが、スクリーンを観るだけでも彼の演技には特別なものを感じました。

――同作で、忽那さんにとって特にお気に入りのシーンはありますか。

ルーシーが最初に先生と出会うシーンです。あのシーンは不思議に雰囲気があって。映画の元になっているショート・フィルムを最初に観たのですが、英会話教室の雰囲気が何とも異様な、それこそ夜の匂いがするような変なネオンとかがあったりして怪しげな雰囲気で。変な空気だけど結局それに叔母さんがはまっちゃったというシーンです。

――俳優になられてから感じた憧れていたスクリーンの世界との違いはありましたか。

元々、特別に思い描いていた女優像みたいなものがない状態で始めたので続ける過程の中でいろいろ覚えました。今は日本で仕事を10年くらいやらせて頂いてますが、後半は他のアジアの国などとの合作に出演し、そして今はアメリカという新しい環境で仕事をしています。環境が変わるとまた全然違ったりするので、完全に慣れるというようなことはない永遠に学べる仕事だと感じます。

――最近では『デッドプール2』などハリウッド作品にも出演し、国際派女優として注目されていますが、今後挑戦したいことはありますか。

近い目標では、やっぱり目の前にあるアメリカの仕事になります。アメリカは基本的には全てオーディション制で、役を勝ち取っていかなくてはならないので大変ですがその分やりがいもあります。本当に自分でなければできない価値を感じられる役を見つけ、それを確実に自分の仕事につなげていけるようにしていきたいです。

――お仕事以外のプライベートでの目標はありますか。

プライベートでは、とにかくたくさん旅行がしたいです。仕事ではない時間を楽しめない役者さんも多いと聞きますが、芝居の中で新鮮味を出すためには、自分のプライベートも豊かであった方が良いかなと私は思うのでいろいろな所に行ってみたいです。

――今回の来豪に当たって楽しみにしていたことはありますか。

昨年プライベートで同じ11月末に来たのですが、その時は気温が30度越えの日もあり、海にも行けたのですけど今年はまだ寒いですよね。でも、今回も滞在中、暑い日があれば海に行きたいです。いろいろな国の海も見てきましたが、シドニーのイースト・コースト側の海は特別に奇麗だと思います。また、最近ゴルフを始めたので、父と時間を合わせてゴルフにも行きたいなと思っています。

――生まれ育った環境がオーストラリアということで多分アイデンティティー的な面ではオーストラリア人の部分が大きいと思いますが、そのあたりはいかがですか。

一時期日本に移ってから数年間はものすごい迷いとコンプレックスがありました。日本でも幼少期を外国で過ごした友達が多いのですが、やはりみんな一度は自分のアイデンティティーに関して迷うみたいです。私もネガティブな意味合いはなかったのですが「オーストラリアではこうだ」というような発言をよくしてしまっていました。今は日本にも大分長く住んでいますし、どちらか一方に価値観を決めないようにしています。

――海外で生まれ育った日系人の中には日本語が話せなくなってしまう人もいます。忽那さんは日本語をしっかり学びたいという気持ちがあったのですか。

それは当時あまりなかったです。日本に行ってから自分の日本語力はまだまだだなと思いましたが、シドニーで土曜校(編注:週末に開校されている日本語補習校)にずっと通っていて読み書きができるようになったのが大きかったです。また日本の映画やテレビも家では見ていましたので、いわゆる完全な欧米系の環境で育ったわけではないのも大きかったと思います。

© Oh Lucy, LLC
© Oh Lucy, LLC

『オー・ルーシー!』ストーリー:姪・美花(忽那汐里)の頼みで、英会話教室に通うことになった“43歳、独身”の節子(寺島しのぶ)。そこで出会った英会話講師ジョン(ジョシュ・ハートネット)によって、今までの退屈な生活から解放され、眠っていた感情が呼び覚まされる。やがて彼女はジョンに恋心を抱き始めるが……。

――最後に、オーストラリアのファンの方に向けてメッセージをお願いします。

今でもこちらに住んでいる日系の友達ともよく連絡を取っていますし、帰って来る度にやはり故郷に帰ってきたなぁという気持ちになります。本当に久しぶりに戻ってきて、こうして作品をお見せできる機会を持ててうれしく思います。まだ観ていない方もぜひ一度ご覧頂けるとうれしいです。

――本日はお忙しい中ありがとうございました。今後の更なる活躍期待しています。

くつなしおり◎1992年生まれ、シドニー出身。2006年オスカー・プロモーション主催の第11回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。翌年、テレビ・ドラマ『3年B組金八先生』で女優デビューを果たす。数々のドラマやCM、映画に出演し18年に公開された『デッドプール2』でハリウッドへ進出。国際派女優として注目が集まっている

『リバーズ・エッジ』の行定勲監督インタビュー

1990年代に大ヒットした漫画『リバーズ・エッジ』を実写映画化することになったきっかけや、原作の著者・岡崎京子氏に対する思い、撮影時のエピソード、今後手掛ける作品などについて話を伺った。

――『リバーズ・エッジ』は岡崎京子著の漫画が原作ですが、実写映画化するに当たり、監督を務める上で心掛けたことはどのような点ですか。

本来なら漫画を実写映画化することに対して、あんまり乗り気ではないんです。僕は基本的に漫画を実写化した作品で成功例を観たことがないのですが、それは漫画は漫画としての表現が既に確立しているからだと理解しています。好きだった漫画ならなおさらその漫画との違いみたいなものを答え合わせするような形で観てしまうため、あまり好きではなかったのですが、岡崎京子の作品だけは別だったんです。彼女の作品は絵の組み立てで物語の面白さを伝えているのではなく、どちらかというと言葉による影響を強く与えるようなもので、僕は彼女の作品を文学的に捉えているところがありました。

『リバーズ・エッジ』の漫画が出版されたのがちょうど僕が20代半ばくらいの時。この作品の主人公たちよりも少し歳上でしたが、青春時代真っ只中で物語の気分はすごくよく伝わってきました。ただ、この作品自体が長い時間を掛けて神格化され、うかつに手を触れられないものとして眠っていたというか……。

しかし、2016年に、映画の中で主人公を演じた二階堂ふみという女優から『リバーズ・エッジ』をやりたい、一緒にやりませんかと声を掛けらたことがきっかけで、僕と『リバーズ・エッジ』の関わりができてたのです。他の人がやるのなら自分がやりたいという思いもありました。それくらい僕も漫画から大きな影響を受けていたのです。監督を務める上で、シナリオ制作をあえて他の人に頼んだのは、シナリオを書く時点で漫画を何度も読み返してしまうことで漫画をそのまま模倣してしまう可能性が生じることを避けたかったというのがあります。僕はこの作品を手掛けることが決まってから、一度しか漫画を読み返しませんでした。撮影後に編集をあらかた終えた時点でもう一度漫画を取り出して読んでみたのですが、漫画に近いカットや場面がけっこうあったので、それだけ岡崎京子の漫画が僕に影響を与えていたんだな……と感じました。

なるべく岡崎京子の表現を妨げてはいけない、彼女の純度を保たなければならないという思いがありました。混じりものが入らないように、抵抗しないようしないと、20数年経った今映画化した意味がないというのもありましたね。『リバーズ・エッジ』というタイトルのとおり、川の淵で何を思うのか……。川とは何だろうと考えた時に、僕は時代ではないかと捉えたのです。すごく流れの早い激動の時代、瞬きしていると、目の前にあったものがなくなってしまったりするのを淵で見ている。もしかすると数年後、何十年後にも、その川の流れは続いていて、別の少年少女らがその川の淵で、ずっと先もこの映画を観て、今の僕たちと同じように何かを思うような、そういう作品にしたいという思いがありました。

――原作の漫画を読んでから映画を観るか、映画を観てから漫画を読むか、どちらがお薦めですか。

どちらもありです。映画がきっかけで漫画を読む人は、もう少し違うものが見えてくるかもしれません。僕の周りで映画を観る前に漫画を読んだ人たちからは、ほぼ何も文句は言われませんでした。映画評論もしているある方から、日本の漫画を実写化した中で、現時点で最高峰ではないかと言って頂けたこともありました。

――同作のヒロイン・若草ハルナを演じた二階堂ふみさんら俳優陣の演技はいかがでしたか。また、監督から彼らに求めたものはありましたか。

作品の舞台となる1994年というのは、まさに僕の青春時代だったと思います。同じ年齢くらいの現代の子たちが生きること、死ぬことに対して向き合った際に当時とどのくらい隔たりがあるか知りたかったという思いがありました。それで、僕はインタビュー・シーンを挿入したのです。これはこの『リバーズ・エッジ』の中にある感情や気分が演じている彼らにあるかどうかという僕の単純な疑問から始まりました。90年代の設定ではあるけれど、感情とか気分というのは、完全に俳優陣に任せたので、ほとんど何も要求はしなかったと思います。彼らの自主性を大切にしました。あらかじめこうして欲しいというのはなく、できるだけ大元にあるテーマの中から生まれる感情が彼らの中にあるかどうかということがすごく重要だったので、撮影現場とインタビュー・シーンで彼らに質問をぶつけました。

彼らから、90年代は実際どうだったのかと質問攻めにもあいました。答えられる範囲で答えましたが、結果的にはあまり違いはないのではないかと思いました。ファッションも多少の違いはあるけれど、音楽なども時代がめぐってきているというか、ブームみたいなものが現代に戻って来ている部分もあるので、現代の若者たちも90年代の漫画に興味があるのではないかなとも思います。そういう意味で同じ目線で話せたので、撮影現場はすごくスムーズでした。撮影を中断することもなく、追い込まなければならない俳優がいるわけでもなく、自然と淡々とですが皆楽しそうにしていました。今回の現場では、そういうことがすごく必要だったと思っていて、何かすごく高いハードルを要求するとかではなく、必然的なものを見つけるために、現場で起こる衝動的なものを見たかったっていう思いがありました。だから本当に楽しかったです。

――それぞれのインタビュー・シーンはとても印象的でした。

インタビューはもちろん漫画にはないもので、僕自身がインタビューしたシーンを映画内に組み込んでいるのですが、何の設定もなく言わば謎のシーンなんです。だけど映画を観た人で疑問に思う人はあんまりいなかったみたいです。実は、俳優陣にはいつインタビュー・シーンを撮るかを前もって知らせていませんでした。最初にインタビュー・シーンを撮影した女優の森川葵は、クランク・インして数日後だったので驚いたみたいで、彼女がまだその役を演じきれてないというのと、彼女自身が答えにくい、普段は考えていないだろうということをあえて質問したので、それに直面した時に泣いてしまいました。演技を保ってはいたけれど、自然とポロポロと涙が出て来てしまったみたいです。彼らにとっては、けっこうプレッシャーだったと思います。皆、いつ自分にインタビュー・シーンが回ってくるのか、せりふを覚える以上に、それぞれが自分の役をどう考えているかが問われますからね。狙いとしては、役ではなく半分は役者自身であって欲しいというのがあったので、使うかどうかも分からないインタビューで、彼らには想像もつかないようなことを質問しました。結果的にそれはすごく良かったです。

――これまで行定監督がメガホンを取った作品は、日本国内外で数々の賞を受賞されておりますが、自身の作品が海外で上映されるお気持ちについてお聞かせください。

僕は、作品の中で世界中どこでも通用するような、人間の普遍的な感情というか、心の奥底にあるものを捉えているつもりでいます。人間関係の中に必ずある明確ではない、あいまいなものに僕の作品を通して、さまざまな国の人たちが共鳴してくれればうれしいです。

皆で笑って、泣いて拍手してという映画もあると思いますが、そういう作品は劇場の暗闇の中で観る意味があるのかと思います。作品を観た人それぞれに、家に帰ってからふと考えたり、あれは何だったのだろう、何かもやっとしたものが残るようなあいまいさを感じて欲しいです。観た作品の内容を掘り下げていったり、自身の人生について考えたり、僕は、作品に対して自己議論が生まれるようなきっかけになるようなものの方が好きなので、世界中の人たちがそれを観て何か惹きつけられるようなものを感じてくれたら良いと思います。

――今後挑戦していきたいと考えていることはありますか。

© 2018 River’s Edge Film Partners / Kyoko Okazaki / TAKARAJIMASHA
© 2018 River’s Edge Film Partners / Kyoko Okazaki / TAKARAJIMASHA

『リバーズ・エッジ』ストーリー:1990年代、激動の時代にあった日本。母子家庭に生まれた若草ハルナ(二階堂ふみ)は、いじめに遭い、心に闇を抱える山田一郎(吉沢亮)から彼の秘密を打ち明けられることで特別な友情関係を築いていく。それぞれ事情を抱え、不安、孤独を胸に日々葛藤しながら不器用に生きる若者たちの青春を描く。

今年は1本も撮ってないので、来年は3本撮ります。1つは、僕にとって新しいジャンルでLGBTがテーマなんです。男性同士が愛し合うという内容です。愛の形は目に見えないものだけれど、同性同士だと逆に明確な愛というものが感じられるのではないかということに気が付いて、映画を撮ろうと思いました。男と女の愛っていうのは、都合とか体裁とかがあって、嘘かもしれないものをはらんでいることもあるのではないかと思います。しかし、男と男の愛というのは、守らなければならないことなどが、宣言した瞬間に明確に見えます。1人がノーマルで1人がゲイの男性同士が愛し合うことで起こることには目から鱗な出来事が多くあります。

今までたくさんラブ・ストーリーを作り続けてきたのですが、女を傷つけるずるい男の話や、好きだと言ってくれる女にかまける男など、男のだらしなさとかどうしようもなさを通して真実の愛とか、愛の形を描いてきました。しかし、愛の形ではなく愛の実態とは何なのかということについては、あんまり作ってこなかったと思っていたところ、ある原作に出合って、これをやろう!ということになりました。

――次回作も楽しみにしています。本日はありがとうございました。

ゆきさだいさお◎1968年生まれ、熊本県出身。『GO』で第25回日本アカデミー賞作品賞を受賞し脚光を浴び、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『北の零年』などの監督作品でヒット・メーカーとなる。2010年、『パレード』で第60回ベルリン国際映画祭・国際批評家連盟賞を受賞。18年に『リバーズ・エッジ』で2度目の国際批評家連盟賞を受賞した

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