【特集】気になる「あの人」に注目!インタビュー(パフォーマーNobuさん)

PR 各方面で活躍中の日本人にインタビュー

旅行先としても定住の地としても人気のオーストラリア。日本からオーストラリアを訪れ、異なる文化や風土に刺激を受ける人も多いのでは。今回は、そんなオーストラリア滞在や在住の経験を持つ日本人にフォーカス。ビジネス・パーソンからパフォーマーまで、日豪両国での経験を通して語られる人生観や興味深いアドバイスに、新たな発見があるかもしれない。

パフォーマー/Nobuさん ▶▶▶

パフォーマー Nobuさん

パフォーマンスで皆をハッピーな気持ちにしたい!

カラフルな羽織姿に歌舞伎役者のようなメイクで歌う、パフォーマーのNobuさん。その姿は、一度見たら決して忘れられないほどの強烈なインパクトを与える。この「ド派手」な格好を選んだ理由、そしてパフォーマンスを続ける理由を伺うと、Nobuさんは常識にとらわれずに人々を楽しませたいという熱い思いや、これまでに影響を受けてきたアーティストなどについて語ってくれた。

今や世界中で大人気のテレビのオーディション番組。芸能人ではなく一般の応募者がそれぞれの才能や技術を披露することで、一躍有名人になったり、プロとしてのデビューの機会をつかむ人もいるなど、その注目度は非常に高い。オーストラリアでも「ゴット・タレント」や「Xファクター」などで、ダンスや歌など多くのパフォーマンスを見ることができる。また街を歩けばバスキング(ストリート・パフォーマンス)に出合う機会も多く、彼らの趣向をこらしたパフォーマンスに驚かされたり感動したり笑ったりと、見ているだけで楽しい気持ちになれる。

今回はゴールドコーストで広告営業の仕事をしながら、パフォーマーとしても活躍するNobuさんに話を伺った。

パフォーマンスに目覚める

「父親が歌が好きでとてもうまくて、尊敬していました」と話すNobuさんは、子どものころから音楽が好きな家族の下で育ち、ごく自然に音楽に興味を持つようになり、ギターを弾き歌い始めたそうだ。

その後、英語を学ぶため1年の予定でワーキング・ホリデー・ビザを利用してオーストラリアへ渡るが、あまりの居心地の良さに「日本へ帰国せず、相当な紆余曲折を経て永住権を取得しました。永住権取得までの驚愕の苦労話は、長くなるのでまた改めて」と笑う。

レストランでウェイターとして働いていた時、ひょんなことがきっかけで訪れた客の前で歌を歌うことになった。元々歌うことが大好きだったNobuさんだったが、ここでオーディエンスの前で歌う気持ち良さに目覚めることに。

「オージーのノリの良さは感動的です!シェフたちはペッパー・シェイカーやその辺にある物を使ってノリノリでリズム取って盛り上げてくれるし、お客さんも目一杯楽しんでくれます。人前で歌う気持ち良さは病みつきになりますね」と当時を振り返る。

オーストラリアの人気テレビ番組「Xファクター」に、歌舞伎風メイクや羽織姿で出演し、観客の目を釘付けにしたNobuさん
オーストラリアの人気テレビ番組「Xファクター」に、歌舞伎風メイクや羽織姿で出演し、観客の目を釘付けにしたNobuさん

もっと大きな舞台で、たくさんの人たちの前で歌いたいと考え、2013年11月に人気のオーディション番組「Xファクター」へ出場を決心。「普通に歌っても面白くないから、思いっきり目立つように、楽しんでもらえるようにしようと考えたんです。日本人の僕がオーストラリアで英語の歌を歌うんだから、やっぱ東洋と西洋の融合でしょ!」と真っ赤な羽織に真っ黒のメンズ・スカート、歌舞伎を彷彿させるメイクで舞台に立ち、カイリー・ミノーグの「ロコモーション」、デヴィッド・ボウイの「スターマン」を熱唱。しかも空手の型をダンス風にアレンジしたパフォーマンスまで行った。

「空手を習っていて、NZ出身の先生にステージの話をしたら『空手の型をやろう!俺がダンス風にアレンジする!』と盛り上がっちゃって、振り付けしてくれたんです」

一次予選を通過し、審査員から「こんなの今まで見たことないよ」と評され、「他の出場者は普通の格好でしたから、僕はかなり浮いていてジロジロ見られちゃいました。でもテンションが上がっていたので、パフォーマンス後にそのままの格好で飲食店で友達と打ち上げをしました(笑)」。

常識を打ち破りたい

Nobuさんが奇抜な格好でパフォーマンスを行うことには理由がある。元々人を笑わせたり楽しませることが好きだったことに加え、芸術家・岡本太郎の考え方や行動などに深く感銘し尊敬の念を抱いていたからだ。

Nobuさんが好きな岡本太郎の言葉に次のようなものがある。

評価されるなんていっさい必要なし!音が好きならば、音になっていないと言われようと「音」を出す。これが前提だな。―岡本太郎

既成概念にとらわれることなく、そこを飛び出すことの大切さや、恥ずかしがらずに表現することの重要性を岡本太郎から学んだNobuさん。「小手先の技巧や美しさ、心地良さは本質ではなく、見る人を激しく引きつけて圧倒することが真の芸術」という岡本太郎の考えに大きく影響を受け、胸に刻んでいるそうだ。だからこそ他の人が決して真似することがないような姿でパフォーマンスを行い、人びとに楽しんでもらいたいと願うのだ。

今、そしてこれから

Nobuさんの書いた個性的な書の1つ
Nobuさんの書いた個性的な書の1つ

パフォーマンスでも日本的な要素を取り入れていたが、歌だけでなく、最近は改めて「書」の持つ魅力を発見し、更に表現することの幅を広げているところだという。「右手で書くとどうしても常識が入り、上手に書こうとしてしまう。だからあえて左手で書いて、より自由度の高い作品を作りたいと思っています」と常識を打ち破る気概を持って取り組んでいるそうだ。オージーの友人から、自分の英語の名前を漢字で書いて欲しいと頼まれることもある。

パフォーマーであり広告営業の仕事を持つNobuさんは、今後は仕事と自分のクリエイティブな要素とを結びつけたいと思案しており、「営業の仕事で広告が取れた時、お客さんのビジネスの集客に自分の個性をもって協力したいと考えています。例えば、歌のパフォーマンスやビラ配りなどで貢献できるのではと思うので、特典として写真のままの姿でパフォーマンスするとか。もちろん無理矢理ではなくて、ご希望があればですけどね(笑)」。

ちなみにメイクを落とした素顔は二枚目で、トム・クルーズに似ていることから友達に「ノブ・クルーズ」と呼ばれ、以前の勤務先で名札を「Nobu Cruise」にしようとして人事部からダメ出しを受けたという逸話もあるそうだ。

現在、Nobuさんの歌唱は以下のYoutube動画で視聴することができる。

●「カーマ・カメレオン」
Web: www.youtube.com/watch?v=yeiNw_puWn8
80年代を代表するポップ・バンド、カルチャー・クラブの代表曲。Nobuさんはボーカルのボーイ・ジョージにも影響を受けたそうだ。

●「ヤン坊マー坊天気予報」
Web: www.youtube.com/watch?v=gwTBsljed0U
誰もが知っている日本のコマーシャルの「名曲」。Nobuさん流のユニークな選曲。

●「オー・シャンゼリゼ」
Web: www.youtube.com/watch?v=zqRD8bo-3tc
最も有名なシャンソンの1つ。全編フランス語で歌うという意外な一面を垣間見ることができる。

「シャンソンについて、フランス人から『サビの部分以外は何を言ってるのか分からないよ。発音悪いね』と言われましたが、楽しんでくれたようなので良かったです」と、どこまでも前向きなパフォーマー気質のNobuさん。「この他にも『俺ら東京さ行ぐだ』や、『笑っていいとも』のテーマ曲などもあるので、探してみてくださいね。また、興味を持った方はぜひ気軽に以下のメール・アドレスまでご連絡ください」とのこと。Nobuさんのこれからの活躍が楽しみだ。

Nobu

■Email: hatestatusquo@yahoo.co.jp

Nobu
プロフィル◎幼少期より音楽に興味を持ち、2013年オーストラリアで人気オーディション番組「The X Factor」に歌をメインとしたパフォーマンスで出場する。また、ゴールドコーストのレストランなどでパフォーマンスを披露していたことも。現在は広告営業の仕事をするかたわら、ユーチューバーとしても活躍中。


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