SELC─本気で英語を学びたい人に

「本気で英語を学びたい」に応える語学学校

 SELCに潜入


学校のスタッフ・梅澤ちかさん(左)と、学生の倉内亜弥子さん


「オーストラリア滞在中英語力をアップさせたい」という人はたくさんいるだろうが、語学学校への入学を考えている、あるいは既に在籍しているという人は「成功する語学留学」について考えてみたことはあるだろうか。もちろん、留学の雰囲気を語学学校で味わえればそれでいいというのも1つのあり方。けれども、通うからには将来に役立つ力を身に着けたいところだ。
 そこで本潜入企画では、1985年創立の長い歴史を誇る語学学校、シドニー・イングリッシュ・ランゲージ・センター(通称セルク=SELC)を編集部が訪問。学校のスタッフ・梅澤ちかさんと、学生の倉内亜弥子さんに話を伺い、同校の魅力や“実りある語学留学”を実現する心得について探る。

語学学校には、話す、聞く、読む、書く、文法、発音、語彙など英語でのコミュニケーションで必要となる能力を伸ばす一般英語コースから、職業訓練校のTAFEや大学などへの進学を目指す人のための進学準備コース(EAPコース)、ケンブリッジ検定やIELTSなどの試験対策コース、また英語を学びながら資格を取れるバリスタ・コースなどさまざまなコースが用意されている。
 どの学校でも多くの学生が、最初は一般英語コースから始め、ある程度のレベルに達すると、EAPコースなど、それぞれの目的に応じたコース選びをすることになる。また、レベルによってクラスも分かれており、通常、入学時に筆記テストや面接を行うことでクラス分けが行われる。
 これらのコースの特徴は、会話を重視したり、読み書き、文法などをバランス良く学ぶことを重視したりと、学校によって大きく異なってくる。また学校の方針は、これらの特徴をはじめ、学校の雰囲気、教育の質などを左右するので、学校選びの際はよく比較検討することがベストだろう。


オーストラリアの教育機関を熟知したカウンセラーが、日本からの問い合わせの対応や、オフィスを訪れる利用者に親身に対応してくれる

素晴らしい講師がいること

ちなみに今回お邪魔したSELCでは、講師の「指導の質」「人としての質」へのこだわりが大きな特徴の1つだと、スタッフの梅澤さんは話す。「講師陣の指導の質と人となりが、学校そのものの質を高めていると思います。SELCの講師は、英語を母国語とし、高い指導力と長い指導経験を持ち合わせています。さらに、定期的に校長先生によるトレーニングやクラス評価を受け、指導方法などのクオリティー・コントロールに努めています。
 また、卒業生の多くの方が『先生がよかった!』とコメントを残すほど、どの講師も尊敬できる人ばかり。いつも先生たちに恵まれているから、今のSELCがあるんだなぁと、スタッフ一同が感じているくらい」
 授業料が安価だということだけで学校やコースを決める人はいる。しかし指導の質や、安心して身をゆだねられる講師の信頼厚い人柄は、受ける教育のレベルや自分自身の授業の取り組み方にも大きく関わってくる。学校選びの際、このことは重要な検討材料となりそうだ。

目的意識を明確に。自分から変わる努力を

 SELCのケンブリッジ検定準備コースを履修中の在校生・倉内さんは、この学校に入学してから約1年が経つという。
 農業サイエンスの研究者を目指して大学院を卒業し、とある食品会社の開発部員、時には秘書として働いた後、製薬会社の営業部員に抜擢されてセールスの世界に目覚める。海外ビジネスに興味があり、多くの人が英語を学ぶならと、中国語を北京の大学で半年ほど学んだ。しかしやはり英語は重要だと思い、英語の語学留学を決意。仲のいい友人がオーストラリア人だったこともあり、ビジネスの都市シドニーに留学をすることにした。
「国籍バランスが良くて、教師の質が良いことが学校選びの条件で、エージェントの薦めでSELCに来ました。英語を学ぶのは高校生以来だったので、最初は一般英語コースを選択しました。毎週テストがあり、ついていくのが大変だと感じたこともありましたが、中級コースをクリアしました。


写真の書籍コーナーからの貸し出しのほか、提出書類の翻訳サービスやDVDの貸し出し、日本からの最新書籍の取り寄せなどのサービスも

 その後、校長先生の勧めでEAPコースに入りました。すると、クラスメートのモチベーションが一般英語コースの時と比べて断然高くて、最高でした。先生の人柄もとても良くて、修了した今でもまた履修したいくらい(笑)。ディスカッションやプレゼンテーションなどのタスクがあり、学んだ英語を応用する力を養うことができました。またプレゼンなどの中で、他国の内情をさまざまなトピックを通して知ることができました。
 今のケンブリッジ検定準備コースはハードで、ほかの生徒の頑張りを見てプレッシャーを感じる時もありますが、とても勉強になります。コースは今年6月で終わるのですが、その後はビジネス・カレッジに入り英語を実践的に使えるようになりたいです」
 1年間の語学留学を通して感じる、倉内さんにとっての“成功する語学留学”の心得とは何だろう。
「学校に行くことで英語がペラペラになるというのは大間違いです。
 感情表現くらいの日常会話ができないと何も始まらないということを最初に実感しました。入学前に英語字幕や英語音声でDVDを観るなどして、準備しておくことをお勧めします。
 また、語学を学ぶ上での目的を明確にしてから授業に臨むことも大切です。文法の何が分からないのか、どの部分を引き上げないといけないか。何となく通学するだけではあまり実にならないと思います」
 同じ質問をスタッフの梅澤さんはどう考えるのか。
「海外に来たからには、どのような時間を過ごすか考え、小さくてもいいので目標を立てることが大切です。また英語の勉強でうまくいかないことがあっても、周りのせいにするのではなく、積極的に自分から変わる努力をすること。SELCには日本語を話すカウンセラーや、親切で熱心な先生がたくさんいますので、不安なことがあれば迷わず相談してみましょう。きっと手を差し伸べてくれます」

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 語学留学は人生の投資の1つ。キャリア・アップ、ワーホリ中の語学学習、進学準備、検定対策など留学の目的はさまざまだけれど、自分の目指すものを明確にし、それを実現するのにベストな学校とコースを選び、積極的な姿勢で学習に取り組むということが、語学留学を“成功”へと導くようだ。


(左から)お話をうかがったICNオーストラリア留学情報館カウンセラーの齋藤あゆ美さん、武田麻衣子さん、廣瀬淳さん、森美和さん、稲見さとみさん

 

教えて!
学生の強い味方

留学エージェントの賢い活用法


 オーストラリアでの留学を決意したら、まず相談したいのが留学エージェント。学校や学生生活に関するありとあらゆる情報を蓄積しており、学校や希望コースの選択から、入学手続きまでを無料でサポートしてくれる、とても心強い存在だ。留学を成功させるための賢い留学エージェントの活用法をうかがいに、シドニー市内のICNオーストラリア留学情報館におじゃました。

最適な学校・コースを一緒に探す

留学先として人気の高いオーストラリア。語学学校から大学院までその層はとても厚くコースも千差万別。どの教育機関のどのコースを受講すべきかの選択を自分だけの力でするのは並大抵のことではない。留学エージェントは学校・コース選びのどんなサポートをしてくれるのだろう?

 

サポートその1

留学ビジョンを明確にしましょう

「ビジネスで役立つレベルの英語力を身に着けたい」「帰国後の就職に役立つ専門資格や学位が取りたい」「大学や大学院で学んでみたい」「現地就職に有利なコースで学びたい」「日常英会話をマスターしたい」「仕事をしながら学生生活を送りたい」など、留学の目的や希望をお伝えください。費用や時間に限りもあると思います。さまざまな選択肢がある中で、理想の留学を実現する学校を見つけるために、まずは留学のビジョンを一緒になって明確にしていくお手伝いをさせてたいだきます。
 何が自分にとって優先させるべきことか考えをまとめたい、という場合もあります。その際には、時間をかけてご自身の考えを整理できるよう、さまざまな角度から質問をしたり、過去の事例などもご提供します。留学のビジョンが見えてくれば、おのずと進むべき道も見えてきます。

 

サポートその2

正確で最新の学校情報を提供します

現地の留学エージェントには、全豪の学校から毎日のように最新情報やお得なキャンペーン情報が続々と集まってきます。また、学校が開催する新コースについてのセミナーに参加したり、学校視察に頻繁に赴いて最新情報を収集しています。
 また、同様のコースでも学校によって料金に差があることもしばしば。各学校の特徴や質、評判をしっかり把握することで、正しい選択が可能となります。料金に比べて質が高いというコースもあり、それらコースの実際の評判は在校生の生の声を多く集めることで確かめています。
 留学ビジョンに合った最適な1校を選び出すために、留学エージェントはこれらの正確でリアルタイムの学校情報を提供していきます。

 

サポートその3

学校を実際に見学しましょう

日本からのご相談の場合を除き、これぞという学校が見つかったら、実際に学校に足を運び、見学に行くことも大切です。学校の環境や交通の便、授業の雰囲気や学生たちの様子を事前に見て、最終的に決断をしましょう。もちろん留学エージェントは、学校見学の手配もしています。

 

複雑な入学手続きをすべてお任せ

英語での入学手続きが不安、という人もいるだろう。学生ビザを申請する場合は、健康診断書など提出書類を不備なくそろえる必要もある。学校を決めた後にサポートしてもらえる留学エージェントのサービスとは?

 

サポートその4

申請書類の準備をお手伝いします

語学学校の場合は入学申請用紙が必要になり、申請用紙は英語での記入になります。ご不明な点を日本語で解説しながら、間違いのない記入をサポートしています。
 また、TAFEや専門学校、大学や大学院となると、入学要綱もさまざま。記載項目も多くなったり、最終学歴卒業証明書や最終学歴成績証明書、IELTSやTOEFLなどの英語力を証明する書類、コースによっては職務証明書や資格の証明とその翻訳など、準備すべき書類も多くなります。そして、不備があると差し戻されたりします。これらの準備を間違いなくしていただけるよう、万全のサポートをいたします。

 

サポートその5

学生ビザ手続きも無料サポート致します

観光ビザやワーキング・ホリデー・ビザから学生ビザへの切り替えや、学生ビザの取得申請、学生ビザの延長なども、オーストラリア政府から認可を受けた登録移民代理人が在籍する留学エージェントなら、法的に政府移民局へのビザ手続き代行ができます。
 学生ビザ取得には健康診断や保険の加入が必要だったり、進学スケジュールや申請タイミングは学生ビザの規定を守りながら進める必要があります。ビザ制度は頻繁に改正があり、最新で正しいビザ情報の入手が必須ですので、プロにすべてを任せるのが安心です。

 

サポートその6

学校への申請はお任せください

必要書類をそろえた後は、学校の入学担当者とのやりとりはすべて留学エージェントが行います。入学に向けたタイム・スケジュールの中で間違いのない申請を行いますので、安心して入学日を迎えることができます。

 

快適な留学生活を送るための頼れる味方

学校がスタートしても、慣れない海外生活の中では助けが必要になることも多々ある。留学エージェントを通して学校を決めた場合には、留学生が安心して学生生活を送るためのさまざまなサポートを受けられる。

 

サポートその7

まずは生活インフラを整えましょう

スムーズな留学をスタートさせるためには現地での生活インフラを整えることが重要ですが、そのサポートが受けられるのも留学エージェントを利用するメリットです。当社ではシドニーに到着したばかりの人への生活オリエンテーションを提供。その後、現地でアルバイトをする時に必要になるタックス・ファイル・ナンバーの申請方法や、銀行口座の開設方法、住居探しの方法などをご案内しています。

 

サポートその8

困った時はいつでも相談を

留学エージェントを通して学校に入学した場合は、安心して学生生活を送るためのさまざまなサポートを留学エージェントで受けられます。例えば当社の場合、オフィス・ラウンジに設置しているパソコンでインターネットを利用できますし、書籍の貸し出しサービス、郵便物の一時預かりや私書箱サービスも利用できます。学校でのトラブルや生活上の問題のご相談もお受けしています。

 


学校には頻繁に訪れ、最新の情報を収集。名門私立語学学校グリニッジ・カレッジの担当者(中)と打ち合わせするカウンセラーの森美和さん(左)と武田麻衣子さん(右)

オフィスのラウンジではインターネットを利用可

 

以上のサポートがすべて無料の理由

 現地留学エージェントの多くは、オーストラリア全土の教育機関と提携している正規留学代理店です。各教育機関に留学生を紹介することにより、サポート費用が学校から留学エージェントに支払われます。それが、学校カウンセリングや入学手続きの際に、私どもがご利用の皆様に手数料をいただかなくてもいい理由です。学費はもちろん、学校に直接お申し込みの場合と同じ料金です。
 現地留学エージェントは進学後もずっと同じオーストラリアにおりますので、先のお付き合いが長くなります。個々の留学生の視点に立った紹介を徹底していくことで、オーストラリア滞在中、常に利用してよかったと思っていただけるよう、長期ビジョンで信頼を築くことを大切にしています。

 
 


夢に向かって突き進め!

海外留学でキャリア・アップ&
キャリア・チェンジ

 職種を変更するキャリア・チェンジや、同じフィールドでさらなる高みを目指すキャリア・アップ。そのための手段に海外留学を選ぶ人が年々、増加している。日本では学べないことを学べたり、そのまま現地で就職できる可能性もあるためだ。また、日本での職務経験を生かし海外で活躍し、さらにスキルを磨くという道も。そんなキャリア・アップについて、その道のプロが指南!スタッフ・ソリューションの上條氏にコース・資格・職種について解説してもらった。

あの憧れの職業へのキャリア・チェンジも豪州なら実現できる

日本では、年齢や資格の条件から諦めていた憧れの職業も、オーストラリアの教育システムを利用すれば実現する道が拓けることがあります。また、その職業が永住権の取得に有利な場合もあるので見逃せません。
 キャリア・チェンジとは今までの経歴、経験、学歴などにとらわれず次の職業を選択すること。豪州で資格取ってキャリア・チェンジに挑戦する際、狙いやすい4つの職業を紹介します。

 

キャリア・チェンジ留学のツボを押さえよう

●学位・資格だけではなく、実務経験も積める職種を狙う
 →資格取得の際に実習が必要とされるため
●オーストラリアで人手が不足している職種を狙う
 →学位・資格を取得することで仕事が見つけやすくなる
●日本人であることが強みになる資格、職種を狙う

MBA・会計士は日本での転職に有利?

 豪州でキャリア・チェンジに有利と思われていて実はそうでもないのが、MBAと会計士。努力や経験、留学中の経験などによりキャリア・チェンジできないわけではありませんが、簡単ではないです(下記「ねらい目」の職種の多くが永住ビザ取得にも有利なため、キャリア・チェンジにも有利だと思われているせいかもしれません)。ただし、MBAや会計資格はいずれもキャリア「アップ」(後述)に向いている資格、職種ではありますし、また豪州ではなく、日本に帰国して仕事を探す場合は英語力も加味され、キャリア・チェンジの可能性もより高まると言えます。

 

ねらい目の職種はこの4つ!
看護師

 医師の指示の下、患者の治療の手助けをする看護師は、人命を救う尊い職業。ところが豪州ではかなり人材不足の状況が続いており、就職率・永住権取得のどちらの観点からも注目すべき仕事です。過去の経歴(医療関連従事者など)や学歴によって1〜4年の就学期間が必要。つまり、経歴などによって、資格取得までの流れにおいて有利な人とそうではない人との差がかなり大きく、進学先においても経歴・学歴によって入学条件が異なります。
就職率5 段階評価:★★★★★
 

IT(情報技術)

 ITとひと口に言ってもかなり幅広い分野があります、ここではIT全般を体系的に学ぶスキルを指します。ITの実務経験はあるが、体系的に学んだことがないという人にお薦め。また、IT関係全般の経験者あるいはマーケティング経験者が学ぶと効果的な、ITビジネスに特化したコースもあります。この場合、ITについての知識はあった方が望ましいですが、必ずしも技術的な知識が必要とは限りません。
就職率5 段階評価:★★★★
 

エンジニア

 エンジニアとひと口に言ってもその分野は機械、化学、鉱学、電気、航空、材料、環境、土木などとさまざまですが、ほぼすべての分野において人手が不足しています。工学の学位や実務経験がある人はもちろん、エンジニアとしての実務経験があり、別分野のエンジニアにキャリアを変えたい人、理学部卒業でエンジニアに転身という人も、転職は実現可能です。就学期間はバックグラウンドにより異なり、1〜5年。インターンシップが含まれるコースも存在します。
就職率5 段階評価:★★★★★
 

教師

 常に「憧れの職業」で上位にランクされる教師。日本では国家資格の教諭免許を取得し、一般的に年齢制限が35〜40歳である教職員採用試験に合格する必要がありますが、豪州なら年齢を問わず就職できる可能性があります。かなり高い英語力が必要ですが、日本人だからといって日本語教師に限る必要はなく、数学や理科、ビジネス、演劇、芸術など、自身の経歴・学歴に合わせて資格が取得できます。州によって規定が異なるため注意しましょう。
就職率5 段階評価:★★★★

そのほか、カイロプラクティシャン、理学療法士、放射線技師など、医療関連職種全般もねらい目 !

2年留学の末、学士・修士号を取得すると学習分野を問わず一時就労ビザ申請の可能性が

 豪州で2年間留学し、学士号(B ach el or)もしくは修士号(Master)以上の学位を取得した留学生に、2〜4年間の就労が可能となるポスト・スタディー・ワーク・ビザが発給されることが決定しました。卒業後、現地での就職を視野に入れている留学生には朗報です。学生ビザ保持中の就労と合わせると、4年以上の就労期間がありますので(学生ビザには就労制限が当然ありますが)、ビジネス・ビザを狙うチャンスも高まるでしょう。
 日本に帰国した際にも留学経験に加え海外での就労経験も評価され、日本企業が求めている「グローバル人材」により近づけることになります。学士号・修士号というと、大学・大学院に通う必要があると思いがちですが、オーストラリアではTAFEや専門学校でもこれらの資格が取得できる場合があります。大学・大学院に通う場合と比べて費用も抑えられるのが魅力でしょう。

 

飛躍的にキャリア・アップ !

 日本での学歴や職歴を生かして、さらにキャリア・アップするには、将来像を具体的にイメージすることが重要。目指す目標には、どんな資格やスキルが必要かを明確に知っておきましょう。ここでは、豪州はもちろん、日本の就職にも役立つ人気の資格、学位、スキルを紹介します。

①観光学・ホスピタリティー学

 日本ではまだ「学部」として確立されていないが、観光業が盛んなオーストラリアでは一般的な学科。観光業界のビジネス全般を扱います。観光、ホテル、ホスピタリティー業界など関連業界の経験者にとって、さらなるキャリア・アップを目指すのに最適。TAFEなどから大学編入という流れであれば、実務と運営・経営の両方も学ぶことができます。

②チャイルドケア

 児童教育に興味がある方にお薦めなのがチャイルドケアです。共働きの家庭が多いオーストラリアではチャイルドケア・ワーカー(ChildcareWorker)と呼ばれる保育士が不足し、需要があるのは間違いない職種です。保育士を目指す実践的なコース(研修を含む)を提供している専門学校がシドニーとメルボルンにあります。卒業後には、フルタイムで一時就労が可能なトレーニング& リサーチ・ビザ(TRV)を取得できた学生もいるようです。

③通訳・翻訳

 資格取得後にすぐフリーで活躍するのは難しくても、どのような職種に就いていた人でも、今までの経歴を補強することができる資格。通訳・翻訳のスキルというよりも、高い英語力とそれまでの経験を加味して就職を有利に運べるでしょう。

④弁護士

 日本でも法科大学院(ロー・スクール)制度や新司法試験制度が導入され、門戸がやや開かれた感のある弁護士への道も、難関であることには変わりません。豪州には日本のような司法試験はなく、日本での何らかの学士号資格があれば、ロー・スクール(通常3年)修了後に司法修習と実務経験を経ることで各州の弁護士会から資格を授与されます。ロー・スクールでの必修科目や履修期間は日本での学歴や職務経験によって異なります。

⑤TESOL(英語教師)

 英語を母国語としない人向けの英語教授法。日本の中・高校教師や塾、英会話学校講師の人が多く学びます。世界共通語とも言える英語の教え方を学びながら、自身の英語力も伸ばせる学位です。

⑥マーケティング

 学んだことをすぐに生かせるという面で非常に即効性の高いコース。営業やマーケティング経験者にお薦めです。

⑦アカウンティング

 経理、会計、監査の経験者、または金融や法律関係の経験者(日本でも可)の人が、さらなるキャリア・アップを求めて「Australia CPA」を目指すという流れがお薦め。取得が難しい資格ですが、国際的に通用します。

⑧人材マネジメント / オーガニゼーション

 人事・組織・労務を学びます。管理職経験者あるいは候補者、人事労務経験者などにお薦め。

⑨金融

 銀行・証券・保険などの金融経験者、一般企業の財務経験者にお薦めですが、それ以外の経歴の人でも、資質によってはキャリア・チェンジも可能。数学の素養は必須です。

⑩PR(Public Relations:広報)

 企業の広報経験者やメディア経験者はもちろん、マーケティング経験者に有益なコース。広報を戦略的にコントロールすることを目的とする学位を取得することでキャリア・アップに生かすことができます。

⑪MOT(Management of Technology:技術経営)

 理系のMBAとも言われるMOT。技術をいかに商品化するか、技術革新をいかに管理していくか、という発想が求められ、ハイテク、ローテク問わず、技術者向けコースです。英語ができる技術者という意味でも有効ですが、さらに経営の分かる技術者こそ、今後求められる人材となります。

 

 上記⑦〜⑪までは、それなりの経歴はあるが特に強いといえる分野を持っていない人向け。スペシャリスト型ビジネス系大学院で学ぶことがお薦めです。MBAよりも1点特化型のコースで強みを作ることができるプランだと言えます。

上條貴行(かみじょう たかゆき)
愛知県出身。WHビザでオーストラリアに渡り、その魅力にとりつかれる。後ろ髪引かれながら日本に帰国、復職するも妻子を連れてオーストラリア再渡航を決意。ウーロンゴン大学のMBAに入学。初めは全くついていけなかったMBAの授業も努力の甲斐あって満足のいく成績で無事卒業。現在はスタッフ・ソリューションの留学マネジャーのポジションで、マーケティングおよび留学カウンセリングを担当。オーストラリアやアジア圏の就職個別カウンセリングも数多く行う。

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