本音を聞きたい!リアルな結婚事情  国際結婚覆面座談会

本音を聞きたい!リアルな結婚事情  国際結婚覆面座談会

多国籍国家オーストラリア。さまざまな国籍の人が住むこの国では結婚、恋愛もそれぞれだ。今回、日本人と結婚し国際恋愛の経験がない編集部員Sを司会に、オーストラリアで国際結婚をした女性4人と結婚生活について座談会を開催。国際結婚への憧れ、現実、そのギャップについて赤裸々に語ってもらった。

♥Aさん
■結婚歴:2年6カ月
■パートナー:オーストラリア人
■パートナーとの出会い:良い波があれば1日に3回以上海に行く程サーフィン好きなAさん。オーストラリアでサーフィン中、海の上でパートナーと出会う。あいさつを交わすうちに仲良くなり、交際がスタート。ゴールドコーストとメルボルンで遠距離恋愛を経て、結婚。

♥Bさん
■事実婚(ディファクト)歴:1年4カ月
■パートナー:セルビア人
■パートナーとの出会い:学生時代、オーストラリアで出会った友人が日本に来た時に開いた飲み会に来ていた、友人の友人のお兄さんが今のパートナー。お互いにオーストラリアと日本を行き来しながら遠距離恋愛し、大学卒業後渡豪しディファクト。まもなく入籍予定。

♥Cさん
■結婚歴:9年
■パートナー:ニュージーランド人
■パートナーとの出会い:オーストラリアのレストランで友人の友人として出会う。その後もいろいろな場所で偶然会うことが多く、食事に誘われたことをきっかけに交際がスタートし、結婚。

♥Dさん
■結婚歴:7年
■パートナー:オーストラリア人
■パートナーとの出会い:ワーキング・ホリデー時代、シェア・メイトのところに遊びに来たのが出会い。その後一緒に遊ぶようになり交際がスタートし、結婚。現在は離婚し、シングル・ライフを満喫している。

♥インタビュアー 編集部員S
■結婚歴:1年3カ月
■パートナー:日本人
■パートナーとの出会い:オーストラリアに観光で初めて訪れた時に空港で迷ってしまい、話し掛けた人が今のパートナー。旅行滞在中に連絡を取り合い、オーストラリアに住んでいるパートナーに合わせて1年後の渡豪を決意。遠距離恋愛を経て、結婚。国際恋愛の経験はなし。

外国人パートナーの良いところ

編集部員S(以下、編S):まず初めに、外国人男性の良いところを教えて頂けますか?

一同:良いところ……。(考え込む)

――例えば、私の友人でイタリア人と付き合っている子がいるのですが、お姫様のように扱ってくれるからもう日本人男性とは付き合えないと言っていました。朝が早い彼女の仕事に合わせて朝食を作って、化粧をしている彼女の口に運んであげているそうで、私は衝撃を受けました。

Dさん(以下、D):あー。それに対して私とは違いすぎるって感じ?

――そうです! 特に主人は男は黙って○○というタイプの日本人で、そういう愛情表現がないのでうらやましいです。やはり、外国人男性の愛情表現は分かりやすくはっきりしている点が良いところなのかなと思っていたのですがいかがですか?

D:それは最初だけ!

Cさん(以下、C):そう思います。

Aさん(以下、A):でも、バレンタイン・デーの時とかすごくない? 前職の時はバレンタイン・デーは、みんな旦那さんから会社にお花が届いてたよ。みんな、お花のサイズを自慢していたな。でも、私はもらってない(笑)

D:私も会社まで花束を持ってこられたことがあったな。

――会社に⁉ すごい……。もう離婚されていますが、Dさんの考える良いところを教えてもらえますか?

D:良いところがあったら離婚していないけどね!

一同:

D:でも、褒め上手。例えば、簡単なご飯を作っても「あなたはシェフなの?」ぐらい褒めてくれるし、髪を切っても「ゴージャス!」と言って、ささいなことを大きく褒めてくれるところはうれしかったな。

A:褒められて悪い気がする人はいないよね。

Bさん(以下、B):私が思う良いところは視野が広いところです。オーストラリアにいるからこそなのか、昔からいろいろな文化に触れて、多国籍な人と暮らしてきているので、他者の考え方に対する許容範囲が広いと思います。

D:確かに、きちんと説明をすると分かってくれることは多いよね。

B:考え方や違いに対する理解がとてもあると思います。

A:私が良いなと思うポイントは、とても素直で隠しごとがないところかな。怒りも素直にぶつけてくるし、うれしいことも素直にぶつけてくれるから、一緒にいる時に何を考えているのだろうって考えなくて良い。「空気を読む」ってことが要らないから、見たままに対応すれば良いからとても楽。

C:本音と建前みたいなものがあまりないですよね。素直に言ったことを受け止めて良いし。

B:だから逆に建前が本音として受け取られるので、建前を言ってしまうと「なぜ、そこで本音を言わないの」と怒られちゃいます。

――じゃあ、けんかの時に「あの時は本当はこう思った」というようなことは絶対言っちゃダメですね。

C:そもそも前のことは覚えてないような気もしますけどね(笑)

国際家族、嫁姑事情

――では次の話題に変えます。一緒にいてびっくりしたことはありますか?

B:家族とベタベタするところですね。

C:家族との距離が近いということかな? ジェラシー感じちゃう?

B:ちょっと違います。誕生日や家庭内の伝統的なお祭りなど毎週パーティーがあるのでそれに全部出席しなくてはいけなくて。だから一週間くらい会わないだけで「何で会いにきてくれないの?嫌いなの?」って聞かれます。もちろん嫌いなわけではないけど、頻繁に会いに行かないと避けてるって思われてしまいます。

C:面倒くさいですね。

B:彼もそういう考えなので、彼にも嫌いなのかと聞かれて「え!?」ってなります。そこの認識が合わないのは大変ですね。

――日本でよく聞くような嫁姑問題とかはありますか?

一同:全然ないです。

C:時にはお義母さんと親友になっちゃうよね。

A:私も親友とまでは言わないけど、2人で買い物には行く。たまに英語がうまく伝わっていなくて会話がかみ合ってないこともあるけど。

D:私も離婚した後もお義母さんと連絡をとってるよ。子どもにとってもおばあちゃんだしね。結婚している時も3カ月くらい一緒に暮らしたけど、私のやり方に意見をしてこないから楽だったな。

――日本だと、夫の家に入るみたいなところがあって、習慣や家の味を覚えていくという感じがあると思うんですが、そういうのはあまりないのですね。

D:個人を尊重するところが強いと思う。日本だと子育てのこととか嫁姑でぶつかることもあると思うけど、「これはあなたの子育てだから、あなたのしたいようにしなさい」って私のやり方で手伝ってくれたから助かった。

C:リスペクトしてくれますよね。

けんかは引きずらない

――パートナーとけんかはしますか?

C:今はそんなにしませんが、昔はよく考え方や意見の食い違いがあってけんかをしていました。もういいよって怒っても、ちゃんと次の日に笑顔でおはようって言ってくれる点はすてきですね。

一同:分かる(笑)

――引きずらないんですね。

C:そうなんです!「Next day is another day, Tommorow is another day」といつも言っていて。だから全然引きずらないですね。

D:そういうところがあるよね。すごく大きなけんかをしたのに、その後すぐに「I love you」みたいな。一瞬、さっきのけんかは何ってなるけど(笑)

A:うちもそう! けんかして隣の部屋に行ったと思ったら10分後には笑顔になって一緒にテレビを見ることとかあるな。

――うらやましい!

A:まだ怒ってるんだけどなって思うこともあるけどね。

D:そうなの。まだこっちは怒っているのになんで、そんな切り替えしてるの? ってなるよね。

A:最初は慣れなかったけど、僕は許したよという態度を笑顔で貫くから、こちらも許してしまうんだよね。

C:私はそれが楽でした。彼は「Life is too short」って考えているから、何日も無視するようなことはしない。

――改めて、うらやましい! うちは3日くらいは続きます。最低限の会話はするけど、触れるな、空気を読め感を出してお互い話し掛けません。

C:その間に交通事故にあっちゃって死んだらどうするんですかね。「Life is too short」ですよ。

A:今すぐ編Sさんの旦那さんを呼んで来て聞かせた方が良いよ!

――そうですね(笑)次のけんかの時には「Life is too short」の話をします。Bさんもけんかをしますか?

B:私もささいなことでけんかをするのですが、彼は口が達者だし、英語も追いつかないからけんかの時は声量で勝負します。

D:ボリュームか(笑)

B:子どもじみていると思うんですが、それしかなくて。でも、皆さんのパートナーと一緒ですぐ機嫌を直して「Kiss me」って言ってきます。そして私も許しちゃうことが多いですね。

――仲直り方法も甘い! Dさんはどうですか?

D:これは元パートナーとのけんかではないけど、印象的なけんかはあったな。こっちでは基本的にパートナー同伴での行動が普通なので、仕事で日本人と会食に行くことが多くて、1人で行くと怒られるの。自分だけが排除されているように感じるみたいで、何度説明しても分かってもらえなかったから衝突したな。

――日本だと仕事の会食や飲み会にパートナーが一緒に行くことは、ほぼないですもんね。

D:相手が日本人でなければ私も連れて行くんだけど、やっぱり日本人同士だと連れて行きにくい。浮気も疑われるし、何回説明しても、けんかになった。相手が男性1人の時は、更に大変!

――なかなか“飲みニケーション”の文化って分かりづらいんでしょうね。他に、こんな理由でけんかをしたと言う例はありますか?

C:私は電話が掛かってくる時間でよくけんかをしますね。夜10時ごろに着信があると「今は家族の時間だから」と言って相手が女性でも怒られます。

B:オーストラリアは夜が早いから「失礼だ」ってなることがありますよね。

A:夜の時間には厳しいところあるよね。どこかに行くっていうと「帰りは何時?」と細かく聞いてくるからそんなに縛らなくてもと思ってた。でも、周りからもそういう話をよく聞くからそういうものなのかなって思ってきたけどね。

2人の家事分担

――家事分担はどうしていますか?

C:うちはその時にできる人がやっていますね。ただ、主人は日本食が苦手なので、ほぼ作ってくれます。

A:うちも特に決まりはない。向こうが奇麗好きだから掃除はよくしてくれる。

B:我が家は私が100%家事をやっています。ヨーロッパ文化なのか彼の家族がそうなのか、「男はキッチンに入らない、家事は女の仕事」のスタンスなので全部やっているけど、今後のことを考えて分担してやろうねと刷り込み中。

A:偉い!

D:私は自分のやり方でやりたいから全部やる。でも、私が料理をするから、涙が出る玉ねぎカットはやって! みたいな指示は細かく出してやってもらうかな。

――司令塔! 良い操縦していますね。

B:それ良いですね。奴ら何したら良いのか分かってないですもん。

一同:奴ら……(笑)

B:周りが見えていないです。向こうがリラックスしていて、私が忙しく家事をしていても気付かないことが多いですし、逆に察することができないから、やって欲しいなら言ってと言われます。

D:「I can’t read your mind」ってよく言われる。

A:私もよく言われる!

C:せかせかしているのに気付いていないですよね。そういう時に限って「テレビ見てみて!」って言われたりするもん。

A:そうなんです! 揚げ物してる時とかによく呼ばれる。

一同:あるある!

B:それもけんかの理由になりましたよ。何で察さないの?分からないの?って。本当に彼らは分からないのだと思います。だから、やってってお願いするようになりました。

――うまくやっていく上で司令塔になることが大事なんですね。態度じゃなくて言葉できちんとコミュニケーションをとることが大切なのだと感じました。

C:良い意味でも悪い意味でも空気を読まないですもんね。むしろ日本人じゃないのに空気読まれたら気持ちが悪い。

B:それが彼らの良さでもありますもんね。

もし生まれ変わったら……

――最後にもし生まれ変わったら、また国際恋愛、結婚はしたいですか?

C:どちらでも良いと思いますね。日本人でもずっと日本に住んでいる人とたくさん旅行している人だと全然違う性格だし。格好良い日本人の方も沢山いますよね。

A:人それぞれだもんね。

C:ただ、例えば今、日本人男性と2人っきりになると、おもてなしというか、日本人女性らしくならなければと緊張するかもしれないです。

B:どうしたら良いか分からなくなりそう。

A:そういう意味では他の国の人との恋愛は楽かもしれないね。

C:日本人同士だと気を悪くするかなと気にしてしまうことも外国人にならはっきり言える。

B:私も付き合う人は心の広い方が良いけど、国籍は全く関係ないです。

A:私は日本人は友達として付き合って恋愛、結婚はしたくない。日本で離婚歴があって、前夫は浮気がかっこ良いみたいなところがあり大変だったから。だから言いたいことが言える今の環境が分かりやすくて好きだな。でも、これも国籍は関係なく人によるかな!

D:私はどちらでも良いな。それぞれの良さがあるから。日本人は古風だから楽だったりもするし。こっちは対等でいさせてくれるけど、対等だからこその大変さもあるしね。例えば、子どもが生まれて落ち着いたら、もちろん仕事に復帰するよねっていう期待もされる。隣の芝は青く見えるじゃないけど、どっちを選んでも考えることは沢山あるよね。

――そうですよね。どちらにも良さはありますよね。

D:でも、若い子が夢見ている程すてきなことではないかなとは思う(笑)

B:そうですね。花をもらえるのは最初だけ!

D:たまにオーストラリアに来たばかりの子が私の名前を見て、「旦那さんオージーですか? すごーい!」って言ってくれるの。いつも「結婚しただけではすごいとは言えないけどね」って言う。映画とかの影響で、いつもスマートにドアを開けてくれたり、ハニーって甘い言葉で呼ばれたりする印象が強いみたいで、憧れている子は多いよね。

C:彼女の呼び方は甘いですよね。パンプキンとか、リトル・ベアーとか。

――かぼちゃちゃん…小熊ちゃん…(驚)

A:とにかく現実はそんなに甘くないよね。

――よく言われることですけど、結婚はゴールじゃなくてそこからがスタートですから。

B:まだ結婚生活は短いけど気付かされることはたくさんあります。影響されて変わったこともあるし、変わらざるを得ないこともあるし。そして彼の変えた方が良いところは私が変えてやろうと思います。

A:上から目線(笑)。

B:妥協というか、お互い変わらなきゃいけないから。私も変わるからそっちも変わってうまくやっていくしかないかなと思います。

C:お互いに良い影響を受けますよね。

――自分に合う人と成長しあって結婚生活を続けていければ良いですよね。今日は赤裸々なお話をありがとうございました!

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