ランナー川内&加藤選手インタビュー

ゴールドコースト・エアポート・マラソン

おつかれさま! 川内優輝選手、加藤麻美選手にインタビュー


オーストラリアの元世界チャンピオン・マラソンランナー、ロバート·デ·カステラと川内優輝選手 ©Events Management Queensland

絶好の天候に恵まれた7月6日(日)、ゴールドコースト・エアポート・マラソンのメイン・レースであるフルマラソンが午前7時20分にスタートした。昨年の大会で優勝し、今年は招待選手として出場した“市民ランナー”こと川内優輝選手。2連覇が期待され、本人も万全の体調で臨んだレースだったが、転倒というアクシデントに見舞われ惜しくも連覇を逃した。そんな川内選手と、初出場で女子フルマラソンを制覇した期待の若手、加藤麻美選手が、ゴール直後の心境を語ってくれた。

 

「あきらめてたまるか!」みんなの応援に応えたい

「正直、あの転倒がなかったら勝てたはず!そう思うと悔しいですね」と率直に思いを語る川内選手。20キロ手前の地点


沿道からの声援を受けて必死に走る川内選手
(C)Events Management Queensland


始終笑顔でインタビューに応じる川内選手
(C)Events Management Queensland


1つ1つ丁寧に質問に答える加藤選手
(C)Events Management Queensland


華々しく1位でゴールテープを切った加藤選手
(C)Events Management Queensland

で、近くを走っていた選手がつまづき、倒れたセーフティー・コーンが川内選手の前に転がってきたという。「目の前にコーンが転がってきたときは、もう、目の前が真っ白になりましたね!」と、その場で地面に転がり、レースで転倒したときの様子を再現してくれる川内選手。「転倒したときは、今日のレースは終わった!と思いました」。しかし、沿道のあちこちから聞こえてくる“カワウチー!”という声援。日本人もオーストラリア人も、すれ違う選手たち(折り返し地点が2個所ある)まで、みんなが声を掛けてくれるので、ここであきらめてたまるかという気持ちで走りました」。今回、GCマラソンは川内選手にとって「特別な大会」だったという。優勝を逃したのは悔しいが、「ゴールド・ラベリング大会で表彰台に立ったのは初めてなので、新たな勲章が手に入ったことは嬉しい」と前向きな気持ちを語った。「来年も来ますか?」との質問に「オフコース!」と力強く応えてくれた。

 

静かに燃えるチャレンジの精神

加藤麻美選手は、今大会初出場で優勝とともに、自己ベストを更新した。大会の4日前から現地入りし、調整を行ったという。

「シンプルでアップ・ダウンもなく、とても走りやすいコースでした。気候もとても爽やかですね」と、初めてのゴールドコーストの印象を語った。

小学生のころに、シドニー・オリンピック(2000年)の女子マラソンで優勝した高橋尚子選手を見て、マラソンを目指すようになったという加藤選手。同じオーストラリアのゴールド・ラベリング大会で優勝したことは、きっと感慨深かったに違いない。しかし、地元紙の記者たちが「とってもHappyですか?」と尋ねると、「大会記録を狙っていたのですが、そのタイムに全然及ばなかったので残念です」と、どこまでも自分の目標にシビアな一面を見せた。確かに昨年、赤羽有紀子選手が出した記録には及ばなかったが、今回の加藤選手の記録は同レースの歴代2位。「後半、腹痛になってしまい、力を出し切れなかったことが本当に悔しいです」と、華奢な体に芯の強さと自分への厳しさを感じさせるコメントが印象的だった。

「走ることを通していろいろな世界が広がり、友達ができ、経験ができる。それがマラソンの最大の魅力です」と川内選手は最後に締めくくってくれた。これからも私たち在住者に誇りを与えてくれる日本人選手たちを応援しながら、マラソンを通して繰り広げられる交流の場へ積極的に足を運んでほしい。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る