【GCマラソン参加】川口優輝選手インタビュー

◇川内優輝選手インタビュー

GCマラソンは特別な大会。

優勝と記録更新を目指して力いっぱい走ります!

今年のゴールドコースト・エアポートマラソン(以下GCマラソン)の出場者の中でも最も注目される1人が、「公務員ランナー」として有名な川内優輝選手だ。2012年の初出場から数えて今年で4度目の出場となる川内選手に、直前の意気込みを語ってもらった。 取材・文=内藤タカヒコ


14年大会のゴール直後の記者会見での川内選手。今年は優勝と記録更新に期待がかかる

今大会の注目ポイント

7月4~5日にかけて開催されるGCマラソンは、国際陸上競技連盟(IAAF)の最高位の「ゴールド・ラベル」を取得している大会だ。これは組織や運営、医療対策、出場選手などさまざまな点で一流のレースであると認められた証。同大会は日本からの人気や知名度も高く、毎年多くの日本人市民ランナーが出場するために来豪している。そんな中、近年では日本人選手の活躍も目立つようになり、男子では13年に川内優輝選手、08年に家谷和男選手が優勝。女子では14年に加藤麻美選手、13年に赤羽有紀子選手、12年に吉田香織選手が優勝した実績がある。

今年のGCマラソンの招待選手(男子16人、女子9人)も発表され、男子では昨年大会記録で優勝したリモ選手をはじめとするケニア勢などの強豪に交ざって、日本からは川内選手やロンドン五輪に出場した山本亮選手ら6人が、そのほか女子の部でも竹中理沙選手ら5人が招待された。

今年の見どころは何と言っても川内選手の走り。13年に大会タイ記録で優勝し、続く14年ではアクシデントに見舞われ3位でフィニッシュした。4回目の出場となる今年は昨年の雪辱と記録の更新が期待され、大いに注目が集まっている。


昨年同大会時のゴールの瞬間。記録は2時間11分27秒の3位だった

マラソン・ランナー、そして公務員。「川内優輝」の人物像

今、日本でもっとも注目を浴びているマラソン・ランナーが川内優輝選手だ。16年に開催されるリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックの男子マラソンの代表選手の有力候補というほかにも大きな理由がある。

それは川内選手が埼玉県庁に所属する公務員として普通に働きながら練習を続け、全国のマラソン大会に参加している「市民ランナー」だからだ。

マラソン界では、多くの有力選手は実業団に所属し、十分な練習時間やサポートを得ているが、川内選手の場合は公務員としてフルタイムで勤務している。普段は通常業務をこなし、自由時間にトレーニングをして、多くのマラソン大会へ参加。そうして世界の強豪選手と競って結果を残し、オリンピックの出場候補選手にまでなっているのだ。

13年に開催されたエジプト国際マラソンへ出場した際は、パスポートを忘れて搭乗予定の飛行機に乗れず、出国が遅れたものの、その後は大会記録で優勝を飾った。これもあまりにも有名なエピソードで、本人は望んではいないかもしれないが、常に話題に事欠かない選手でもある。このようにさまざまな角度から注目を集める川内選手の走りを目の前で見られるGCマラソン。今から楽しみだ。

走り続けることについて

Q: 川内選手にとってマラソンとは何ですか? また、マラソンの魅力は何だと思いますか?
A: マラソンとは生きがいであり、人生の一部です。マラソンと出合ったことで私の人生は大きく変わりました。マラソンを始めなければ決してできなかったような経験ができています。GCマラソンからも毎年のように招待していただいていますが、これもその1つです。また、「走る」ということを通じて老若男女関係なく、競技者も観戦者もボランティアも「思い」を共有することができるのもマラソンの魅力だと思います。大会を通じて、多くの仲間やライバルと出会いがあり、その絆を深めあうことができることも、大きな魅力ですね。

 

Q: マラソンを続ける理由は何でしょうか。
A: マラソンが好きだからです。また、自分の知らない地域へ行って知らない世界を知りたいというのもありますね。

 

Q: マラソンを続けてきて良かったと思うことはありますか?
A: 日本中、また世界中のさまざまな場所に遠征できることですね。遠征先で多くの人々と出会えることも魅力です。さまざまな土地で観光をし、食事をし、いろいろな経験を経て、たくさんの思い出ができました。

 

Q: マラソンをやめようと思ったことはありますか?
A: ありません。 

 

Q: 上手くいかない時、つらい時はありますか? そういう時にはどう乗り越えますか?
A: 上手くいかない時やつらい時はかなり落ち込む方ですが、なるべく考え方を変えて乗り切るようにしています。

 

Q: 社会人生活と選手生活の両立は大変だと思いますが、なぜ今の仕事を続けられているのですか? 川内選手にとっての仕事とは?
A: 仕事とは生きるための手段であり、家族を養うための手段です。自分自身が生きるために仕事をし、家族を養うために仕事を続けています。

GCマラソンについて

Q: GCマラソンに出場しようと思ったきっかけは何ですか? また、本大会の魅力を教えてください。
A: 埼玉県とクイーンズランド州が姉妹州県の関係にあるということで、3年前に招待していただきました。これが最初に出場しようと思ったきっかけです。オーストラリアの人はとてもフレンドリーで、どの選手にも熱い声援を送るところがとても魅力的です。

 

Q: ほかの大会と比べて違う点は?
A: ほかのレースと一番違いを感じるのは、(日本が)夏季のこの時期にしては気候が涼しいことですね。日本だと高地か北海道東部の大会に参加しない限り、この季節にこのようなベスト・コンディションの中で走ることはできないと思います。

 

Q: 今回、マラソン以外ではゴールドコーストで楽しみにしていることはありますか?
A: レースが終わったら、オージー・ビーフなどのオーストラリアの美味しい料理をたくさん食べたいです。

今後について

Q: マラソンを始めようとしてる人や、現在続けている人にメッセージをお願いします。
A: マラソンは楽しく継続していくことが一番です。けがに気をつけながら満喫してください。

 

Q: 今後の抱負をお願いします。
A: 日本代表の目標としては17年のロンドン世界陸上でメダルを獲得することが目標です。そのためにも12月の福岡国際で優勝し、来年のリオ五輪で戦えるだけの力を海外レースに何度も挑戦しながらつけていきたいと思っています。

 

Q: マラソンや人生における生涯の目標は何ですか?
A: 世界各国と日本全国の市民マラソンを巡ることです。

 

Q: 最後に日豪プレスの読者へメッセージをお願いします。
A: 今年のGCマラソンでは2年ぶりの優勝を目指してがんばります!

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