<2016新年の言葉>連邦首相、日本国首相ほか要人より①

豪州連邦首相ほか要人より▶▶▶

日本国政府首相ほか要人より▶▶▶


連邦首相・連邦大臣、日本国首相ほか要人より

新年の言葉

オーストラリア連邦首相 マルコム・ターンブル

オーストラリア連邦首相
マルコム・ターンブル

『日豪プレス』の読者とスタッフの皆さま、新年おめでとうございます。

オーストラリアと日本とのこの50年にわたる関係を鑑みれば、21世紀という時代の中に大きな可能性を感じることができるでしょう。まさしく前例のない目まぐるしさで、ものごとが変化するエキサイティングな時代です。

オーストラリアの2016年の重点的課題は、高品質・高賃金の仕事が供給され、利用しやすい保障制度を備えた、世界を牽引する経済機構を維持していくことです。そのためには、あらゆる分野において、皆がイノベーションを追求していかなければなりません。

ビジネスに携わっている方ならば、「日豪経済連携協定(JAEPA)」がもたらす機会をしっかりと自分のものとするチャンスがあります。JAEPAはオーストラリア経済に対する日本の重要性を示しています。その一方で、オーストラリアと日本の友好関係にとって不可欠なのは、人と人との直接的な結びつきです。こうした結びつきを守り続け、オーストラリアを故国と呼んでくださる日系住民の皆さんに、また『日豪プレス』に感謝します。

皆さんは、多様性と起業への積極性というオーストラリアの精神を最も見事に体現され、この国を世界で最も成功した多文化社会の1つとすることに貢献されています。

2016年が皆さんにとって素晴らしい年でありますように。

オーストラリア連邦外務大臣 ジュリー・ビショップ
オーストラリア連邦外務大臣
ジュリー・ビショップ

『日豪プレス』の読者の皆さんが、素晴らしい新年を迎えられたことをお喜び申し上げます。

オーストラリアの外交関係において、日本は最も親密なパートナーの1つです。2014年7月に両国間で確認した「特別な戦略的パートナーシップ」はまさにその関係の重要さを示したものといえます。オーストラリアと日本は、共通の利益、共通の価値観を有しています。両国とも民主主義国家であり、自由、法の秩序、人権、そして自由貿易を尊重しています。

15年1月には「日豪経済連携協定(JAEPA)」が発効し、オーストラリアと日本の関係は、さらに高いレベルにまで到達しました。

オーストラリアにとって貿易額が第2位である日本はまた、アジア地域からの最大の外国直接投資国でもあります。「日豪経済連携協定」が、両国の個人や企業に、さまざまな新しい機会をもたらしていることを嬉しく思っています。また同様に、先頃合意に至った「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」も、私たちに新たなチャンスを与えてくれるものであると考えています。

15年4月、私は日本を訪れ、「太平洋・島サミット」に参加しました。これは、太平洋地域の国々が、地域の発展と共通の利害に関する課題について話し合うために集まった、日本が主導して開催した会合でした。滞在の折、私は東北地方を訪れました。そして、11年の震災以来なされている復興作業の様子を間近で見て、強い感銘を受けました。

さらに最近では、オーストラリアのペイン国防大臣と私とで日本の岸田外務大臣と中谷防衛大臣を招き、「第6回日豪外務・防衛閣僚協議(「2+2」閣僚級会合)」を開催し、政治面・安全保障面での両国の協力をいかに強化していくかについて話し合いました。先頃G20で日本の安倍首相とお会いしたオーストラリアのターンブル首相も、12月18日から日本を訪れました。

価値観や国益が共通するオーストラリアと日本が、国際的な会合において協力し合う関係になるのは自然なことです。オーストラリアは、日本が16〜17年期の国際連合安全保障理事会非常任理事国に選ばれたことを喜ばしく思っています。我が国は13〜14年期に非常任理事国としての経験を積みましたが、それを踏まえ、16年、日本と密接に行動していけることを期待しています。

15年9月に日本で安全保障関連法案が可決されたことを歓迎します。日本は、約70年間にわたり、国際社会への積極的かつ建設的な貢献者であり続けています。そして、両国の防衛力は、イラク、東ティモール、パキスタン、カンボジア、また最近では南スーダンにおいて、密接に協力して任務を遂行してきました。

日本は、オーストラリア政府が進める海外留学プログラム「新コロンボ計画」の、強力な支援者です。16年までに1,000人を超えるオーストラリア人の学生が、日本で勉学に取り組むことになっています。「新コロンボ計画」は、アジア地域の大学での勉強やインターンシップに取り組む若いオーストラリア人の人数をめざましく増加させることにより、人と人との、また組織間のより強いつながりを育て、今後数十年間でオーストラリアがアジアにおいて成功するために必要と思われる知識や技能を向上させていくことを目的としています。

より多くのオーストラリアの若者たちを海外に送り出したいという私の望みは、安倍首相の、20年までに日本で学ぶ海外留学生の数を2倍にするという目標にまさに合致するものです。オーストラリア人の学生たちがこの目標達成の手助けとなればと思っています。

オーストラリアと日本との親密な結び付きが、16年、さらに強くなることを期待しています。

オーストラリア連邦移民・国境警備大臣 ピーター・ダットン
オーストラリア連邦移民・国境警備大臣
ピーター・ダットン

すべての皆様に、新年のお喜びを申し上げます。

新年という節目に当たり、多文化主義がオーストラリアにもたらす豊かさ、そして日系オーストラリア人の皆様がこの国に対してなされてきた価値ある貢献に、改めて感謝したいと思います。

日本は、オーストラリアへの訪問者数が4番目に多い国です。2014/15年度(14年7月〜15年6月)には、29万5,000人の日本人の方が訪問者ビザを取得されました。

同様に、この期間において、9,300人の日本の若い方々が、オーストラリアで働いたりホリデーを楽しむための「ファースト・ワーキング・ホリデー・ビザ」を取得されています。

そして、最初のワーキング・ホリデー・ビザ終了後さらにオーストラリアに12カ月間滞在することができる「セカンド・ワーキング・ホリデー・ビザ」を、2,148人の日本の若い皆さんが取得されました。

15年の初頭、オーストラリアの主要空港で、「eパスポート」をお持ちの日本人の方々にとって便利な「スマート・ゲート」を試験的に導入しました。この「スマート・ゲート」によって、日本の皆さんが今までより簡単にスムーズにオーストラリアに入国することができます。

15年10月末時点で、一時滞在ビザをお持ちの日本人はオーストラリアに約2万7,700人いらっしゃいます。そして、永住ビザをお持ちの方は、3万3,720人です。

未来にどのようなことが待ち受けていようとも、私が確信していることが1つあります。それは、日本とオーストラリアとの友好関係はこれからも長く続き、双方の国と国民が、この価値ある関係から生み出される利益を互いに享受し続けるということです。

日本とオーストラリアとの相互関係の重要性は明らかであり、この関係が16年、そしてその先もさらに強まっていくことを期待しています。

16年の、皆さんのご健康とご活躍を祈念しています。

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