第7回 見せるプレゼンテーション

SPEC Design College
デザイン・ラボ

ビジネス・シーンで生かせるデザインのコツを紹介するコラム。

第7回 見せるプレゼンテーション

今回はプレゼンテーションのスライドをきれいに、分かりやすく見せるコツをご紹介いたします。

1つ目はシンプル・デザインです。オフィス・ソフトのプレゼンテーション・テンプレートの中には凝ったデザインのものがありますが、模様の入った背景は画像やグラフを入れた場合、まとまりがなくなり、内容が目立たなくなってしまいます。イメージ画像を使う場合は表紙やタイトル・スライドに入れましょう。会社ロゴは各ページのヘッダーまたはフッターにワンポイントとして入れると引き立ちます。

2つ目はゴシック体の太い文字です。ゴシック体は視認性が良く、モニターやプロジェクターでの表示に適しています。スライドの読みやすさは文字の色と背景の色に注意しましょう。白い背景と黒い文字は読みやすいですが、スクリーン上ではコントラストが強く、目に負担をかけます。この場合は、背景とのコントラストを下げ過ぎない程度のグレーの文字を使うことで読みやすさを高めることができます。単語や数値を強調させる場合は、その単語の色をアクセント・カラーに変え、さらに太い字に変えます。数値の場合は、単位をひと回り小さくするとインパクトが出ます。

3つ目は、イメージ・カラー3色です。もちろん5色、7色と増やしてもかまわないのですが、色数が増えるほど、まとまりがなくなり見せたい内容が目立たなくなります。基本はスライドの背景色として使用するベース・カラー、見出しや主張したい内容などに使用するメイン・カラー、特に強調したい部分に使用するアクセント・カラーの3色です。色を選ぶ時は彩度の高い色は避けましょう。プロジェクターで写したり、モニターで見るような場合、彩度が高過ぎる色は目に優しくありません。少し落ち着いた色を使うと見やすいスライドになります。

プレゼンテーションのスライドは情報やイメージを伝える重要な要素です。ぜひ活用してください。

 


 

著者・麻野高宏
◎グラフィック・デザイン歴28年。12年間、日本のデザイン会社での数々の功績を残し、1999年にグラフィック&ウェブ・デザイン会社「Studio SPEC Pty. Ltd.」をシドニーで設立。デザインの質と信頼性で定評を得る。2010年には現場で学ぶデザイン・スクール「SPEC Design College」を設立。Web: www.studiospec.com.au(スタジオ)、www.specdesign.com.au(カレッジ)

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