第8回 効果的な販促チラシ

SPEC Design College
デザイン・ラボ

ビジネス・シーンで生かせるデザインのコツを紹介するコラム。

第8回 効果的な販促チラシ

今回は販促チラシを効果的に見せるコツをご紹介します。

チラシの販促効果はメイン写真で決まるといっても過言ではありません。写真は一番アピールしたいものだけを大きく載せましょう。チラシに写真を載せる場合は、すべての写真を目立つように配置しがちですが、かえって見づらい紙面になってしまいます。最もアピールしたい1、2点のみ大きい写真にし、それ以外の写真は主張し過ぎない大きさで配置しましょう。小さい商品写真は水平方向や垂直方向にそろえて紙面を整理すると、すべての商品に目が行き届くようになります。また、商品の後ろにいろいろなものが写っている場合は、メインとなる部分だけを切り抜き、クローズアップしてみましょう。これを「トリミング」と言います。写真の主要な部分を強調し、画面全体の印象を強めることができます。

必要な情報は「正しく」「分かりやすく」見せましょう。商品名と価格、連絡先は必ず必要となる情報です。そのほかに商品の説明などが入ることがあります。重要度に合わせて大きさなどの強弱をつけましょう。商品について分かりやすく説明するためには、ある程度の文章量が必要となる場合がありますが、たくさんの文字を小さいスペースに詰め込んでしまうと、読みにくくなり必要な情報が伝わらなくなってしまいます。スペースに合わせて文章量も調節しましょう。

情報は目線の流れにそって配置しましょう。私たちが文章を読む習慣から、目線が動く位置が自然と決まっています。横組みの文章では左上から、縦組みの文章では右上からとなりますが、これはチラシも例外ではありません。横書きの場合は左上から右上、中心を経て左下、最後に右下に目線が移動します。チラシの上部分にキャッチコピーやメイン写真をおき、右下に連絡先やクーポンを配置すれば次のアクションに繋がりやすくなるでしょう。

販促チラシは商品やサービスを広く知ってもらう重要なものです。ぜひ活用してください。

 


 

著者・麻野高宏
◎グラフィック・デザイン歴28年。12年間、日本のデザイン会社での数々の功績を残し、1999年にグラフィック&ウェブ・デザイン会社「Studio SPEC Pty. Ltd.」をシドニーで設立。デザインの質と信頼性で定評を得る。2010年には現場で学ぶデザイン・スクール「SPEC Design College」を設立。Web: www.studiospec.com.au(スタジオ)、www.specdesign.com.au(カレッジ)

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