教育特集2017・オーストラリアの「子育て・習い事」最新事情(日本人学校)

子どもたちと交流するジョーディー教頭
子どもたちと交流するジョーディー教頭

「日本人学級」「国際学級」と2つの異なるクラスを併設し、日本語や日本文化にしっかりと触れながら真の国際人を目指せる学校として知られるシドニー日本人学校。世界に数ある日本人学校の中でも高い評価を得ているというがその魅力はどこにあるのだろうか。1月に就任を果たしたジョーディー・ホーニグ新教頭に話を聞いた。(インタビュー・写真=馬場一哉)

─ジョーディー教頭はこれまで多くの学校でリーダーとして指揮を執って来られたそうですね。

「直近ではバイリンガル・スクールのマサダ・カレッジ、その前はヒルズ・グラマー・スクールと、共にシドニー・ノース・エリアの学校で小学部責任者として働いてきました」

─強いリーダーシップに定評があると伺っています。

「元々教育の現場におけるリーダー・シップ論など研究に励み、さまざまなサティフィケートも持っています」

─実際に教頭に就任されたのは今年の1月とのことですが、どういった経緯で日本人学校の教頭に就任されたのでしょうか。

「学校の募集に対し私からアプローチをしました。元々、多文化共生に非常に興味を持っておりましたし、自然の多いすばらしい環境でハイ・クオリティーな教育をしている学校と聞いていました。その学校で私の経験と強みを生かすことができないかと考えたのがきっかけです。就任からはまだ日も浅いですが、教育水準も高く、この学校に来ることができて非常に良かったと感じています。政府の教育機関などにも数多くパイプを持っておりますので、学校の更なるプロモーションに取り組んでいこうと考えています」

体育の授業で楽しく体を動かす生徒たち
体育の授業で楽しく体を動かす生徒たち
図書館で本や映像を観ながら行われる授業も
図書館で本や映像を観ながら行われる授業も

─具体的にどういった点をすばらしいと感じましたか。

「国際学級、日本人学級ともに教師陣のクォリティーが非常に高いですし、子どもたちも素直で活発です。両学級の交流もしっかりと行えていますし、非常によくオーガナイズされている学校だと感じています」

─不登校の生徒が1人もいないと聞いています。

「はい。それもすばらしい点です」

─国際学級と日本人学級はそれぞれどのような特徴を持っているのですか。

「国際学級はキンディーからイヤー6までの生徒を対象にしており、オーストラリアのカリキュラムに沿って授業が進められます。一方、日本人学級はイヤー1からイヤー9まであり、授業は日本の文科省のカリキュラムに沿って行われます。国際学級、日本人学級、どちらを選ぶかはご家庭の方針によりますが、駐在員のご家族など日本に帰ることを前提にしている場合は日本のカリキュラムに沿った日本人学級を選ぶのが一般的です。しかし、せっかくの機会だからよりしっかりと英語を定着させたいと国際学級を選ぶ人も少なくありません。要望に応じて学級を変更することも可能なのでその点もポイントですね」

音楽の授業などは国際学級、日本人学級共通
音楽の授業などは国際学級、日本人学級共通

─全校生徒約240人のうち、160人ほどが国際学級の生徒と聞いています。

「そうです。国際学級の家庭には、日本人の両親の家庭、片親が日本人の国際結婚の家庭、そして日本のバックボーンを持っていない家庭と全ての国籍の子どもたちを受け入れています。」

─入学を検討されている家庭にとって日本人学級で気になるのは、英語でのコミュニケーションがどれくらいあるのかという点かもしれません。

「体育や音楽など両学級共通の授業や遠足なども合同で行われるので、英語でのコミュニケーションは自然に身についていくと思いますよ」

安倍昭恵首相夫人訪問の際の寄贈図書
安倍昭恵首相夫人訪問の際の寄贈図書

─日本人学校の大きな特徴に日本の著名人がたくさん来る点もありますね。

「はい。2月下旬には宇宙飛行士の野口壮一さんもいらっしゃいますし、今年1月には安倍昭恵総理夫人などもいらっしゃり、図書館に150冊ほど本を寄贈して頂きました。また、余談ですが日本人学校の図書館は南半球最大の日本語図書のある図書館なのでその点も誇れるポイントです」

─ジョーディー教頭の今後の方針を教えてください。

「今以上に皆が誇れる、魅力的な学校にしていきたいです。そのために変える必要があるところは変えるとともに、今あるプログラムなども更に質を高める努力をしたいと思います。また私たち教師自身も子どもたちをよりインスパイアさせられる存在となれるように学びたいと考えています」

─最後に読者にメッセージをお願いします。

「シドニー日本人学校では、オープン・デーを毎月開催しています。個別でのスクール・ツアーも大歓迎です。他の学校とどこが違うのか、ぜひ見に来て頂ければと思います。また、フェイスブックでも情報を随時アップしているので興味のある人はぜひそちらものぞいてみてください」

─ぜひ拝見しようと思います。ジョーディー教頭、本日はお忙しい中ありがとうございました。

(2月14日、シドニー日本人学校で)

学校オープン・デー
3月12日(日)
午前10時30分~午後12時30分
Email: registrar@sjs.nsw.edu.au


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