【QLD】オーストラリア留学特集 親子留学のリアル・ライフ お薦め英語学習法②

留学特集

目指せ! 英語の達人
―お薦め英語学習―

日本語教育にどっぷり浸って育ってきた人たちの誰もが望む英語の上達。ましてや、オーストラリア留学中であれば、その重要性をひしひしと実感することもあるだろう。より早く効果的な英語上達法があれば、すぐにでも実践に移したい人も多いはずだ。さまざまなタイプの海外留学生たちと向き合って、英語を教えるプロである「Pacific English Study」のギャビー先生に聞いた、お薦め英語上達学習法や、とっておきの学習素材などを紹介する。(取材協力= Pacific English Study/ギャビー・ハミルトン先生)

英語上達の基本の心得

英語の上達を目指す人にとって基本中の基本とも言える心得は、クラスでその日に習ったことは必ず復習をして次の授業に備えること。そして、宿題は必ずやり遂げること。もし、分からないことがあった場合は、先生に聞いて明確にし解決しておくこと。これらが基本の心得だが、更に上のレベルへ行くためには、それだけでは“不十分”と、ギャビー先生からの厳しいひと言。より早く上達したいならば、どんどん教室の外に出て学ばなければならないという。

“話す”ことは達人への最短距離

人それぞれ得意とする学習法は違うので、自分にとっての最も効果的な上達方法をいろいろ試して見つけることが大事だと、ギャビー先生は言う。目から入る視覚を通して学習するのが得意な人であれば、映画やテレビ番組をどんどん見る、または本を読む。聞き取りが得意で聞いて覚えるのが楽であれば、アップル・ミュージックやスポティファイなどで英語の歌を聞いて、自分も一緒に歌うなどという方法もとても効果的だ。どちらも得意とは言えない人で、実際に何か行動を起こして学習するタイプであれば、例えば料理番組を見てそのレシピに従って自分で作って食べるのも学習法の1つだという。勉強になる上、おいしい料理も食べられて一石二鳥の方法だ。

しかし、最も上達が早い学習法は“話す”こと。とにかく英語を使ってなるべく多くの人と話し、友達を増やすことが英語の達人になるための最短の方法だという。会話をすることでオーストラリア人のみならず、世界各国から集まって来た人たちと、英語を通じてコミュニケーションができるすばらしさを実感できるはずだ。

IELTS対策法

IELTS(International English Language Testing System)は、ビザ申請や大学などの高等教育機関へ入学するに当たって必要なリーディング、ライティング、リスニング、そしてスピーキングの全ての英語能力の度合いを測る英語検定の1つ。それぞれでバランス良くスコアを取らなければならない難関なテストだ。ギャビー先生からのIELTS対策のアドバイスとして、まずは新聞、雑誌、本はもちろんのこと、図書館や医療施設に置いてあるチラシや小冊子など、多岐にわたる分野の違う素材をできる限りたくさん読むことだという。ボキャブラリーの幅が広がるだけではなく、視覚から活字を取り入れることでスペリングの正確性も向上する。リスニングには映画やテレビ番組、特にドキュメンタリー番組を見るのがお勧め。ライティングには毎日日記を付けたり、スピーキングでは、なるべく多くの人と“話す”ことが、IELTSで必ずスコア・アップにつながる秘訣だそうだ。

お薦めの英語学習素材

ギャビー先生お薦めの学習教材や、ストレス・フリーで生きた英語を学習できる素材を以下に紹介する。

  1. The English Grammar in Use and the Vocabulary in Use Series(Cambridge University Press)

     英語学習する人にとって、正しい文法やボキャブラリーを勉強できるバイブル的な本。練習問題には答えが添付されているので自習用としても重宝されている。1985年に初版され、現在は4版目が出版されている。タブレット用のeBookや、携帯電話用のアプリケーションも出ている。

  2. engVid

     英語教師によるオンラインのビデオ英語レッスンが無料で見られるウェブサイト(www.engvid.com)。学習のレベルもビギナーからアドバンスまでの3段階に分けられていて、レッスンのトピックも日常生活で必要とされるものからIELTSテスト対策やビジネス英語まで、とても充実している。教える教師陣もタイプの違う男女11人がそれぞれ得意なトピックにビデオ・レッスンを投稿しているので、自分の好みのスタイルのレッスンを行う教師を選別することが可能だ。聞き損じたところや分からない箇所は、理解できるまで何度も繰り返しビデオを見ることができるのも利点だ。

  3. Lyrics Training

     カラオケ形式でミュージック・ビデオに合わせて、歌詞が字幕画面の下に映し出される。ヒット・チャートの上位の曲のミュージック・ビデオに合わせて、カラオケができるので音楽好きの英語学習者にはもってこいのウェブサイト(www.lyricstraining.com)だ。

  4. ファミリー映画とアニメーション映画

     アニメーションを含む家族で見られるファミリー映画は、内容的にもプロットを追いやすく、会話で使われている言葉もより簡単で分かりやすい。意味と直結できないスラングも少ないので、英語学習にはお薦めの素材。ギャビー先生のお気に入りのアニメは、ディズニー映画の「ファインディング・ニモ」「トイ・ストーリー」「フローズン」だそう。ファミリー映画ではロアルド・ダールが書いた「マチルダ」がお薦めだそうだ。

オージー・イングリッシュのいろは

日本でアメリカン・イングリッシュに親しんできている日本人留学生にとって、オーストラリアン・イングリッシュは聞き慣れるまでに多少時間が掛かる。ギャビー先生曰く、オーストラリア人は言葉を短縮して話す傾向があり、これが“オージー・トーク”と呼ばれるゆえんだという。オーストラリア生活の中で度々耳にする、英語は英語でも理解不明な言葉に戸惑う人も多いだろう。

以下に、幾つかの最も代表的な“オージー・トーク”を挙げてみよう。

G’day / G’day mate
“Good Day”という、こんにちは的な基本のあいさつ。“mate”を付けると、仲間や友達はもちろん初対面の人に対しても、より親しみを込めて使われるあいさつとなる。

Barbie
Barbie(バービー)とは、“Barbeque(バーベキュー)”のこと。
例:“Let’s have a barbie this weekend.” “今週末、バーベキューしよう!”
週末にかけて頻繁に聞かれる言葉の1つ。

Sanga
Sanga(サンガ)とは、“sandwich(サンドイッチ)”のこと。
例:“Do you want a sanga for lunch?” “ランチにサンドイッチ要る?”

Cuppa
Cuppa(カパ)とは、“cup of tea or coffee”お茶を含めて紅茶やコーヒーのこと。“Do you want a cuppa?”人の家に行った際に“お茶いかが?”と必ず聞かれるフレーズ。

Arvo
Arvo(アボ)とは、“afternoon(午後)”のこと。
例1:“See you this arvo?” “今日の午後会う?”
例2:“What are you doing this arvo?” “午後何してるの?”と相手の午後の都合をカジュアルに聞く場合の定番だ。

Brekkie
Brekkie(ブレッキー)とは、“breakfast(朝食)”のこと。
例:“What do want for brekkie?” “朝ご飯何が良い?”
口語のみならずカフェのメニューにもブレッキーが使われている。

Sunnies
Sunnies(サニーズ)とは、“sunglasses(サングラス)”のこと。
例:“I lost my sunnies, have you seen them?” “サングラスなくしたんだけど、どこかで見かけた?”

以上はほんの一例にすぎない。水着は、QLD州では“Togs”、NSW州では“Swimmers”、VIC州では“Bathers”と、同じ単語でも州によって呼び方が違うのだから驚きだ。

日本の学校で最初に習う英語のあいさつの基本形“How are you?”は、オージー・イングリッシュでは通常、“How’s it going?”または“How are you doing?”と変化する。それに対しての返事は、“All right”または“Not bad”である。日本の学校では“I’m fine thank you, and you?”と習ったはずだ。

また、“Thank you”とお礼を言うと、“You’re welcome”の代わりに、オーストラリアでは“No worries”と返事が返ってくる。帰り際のさようならのあいさつも、“See you later”であるところが、“See ya”と発音されるのである。

使って慣れるオージー・イングリッシュ

英語はいろいろな国で話されている言語である故に、主に発音やボキャブラリーに関しては1つの同単語にもバラエティーがあるものがたくさん存在している。You Tubeの「The Forking Tomatoes」や「Korean Billy」で、各国の英語の違いを面白おかしく紹介している。

早くオージー・イングリッシュに慣れて使いこなすためには、まずはその意味を知ることが大切だ。ホームステイ・ファミリーや学校の先生に正しい意味と使い方、発音を教えてもらって、あとはどんどん話すことに力を入れよう。ネイティブ・スピーカーがフリーで英会話の相手をしてくれる公共の図書館も幾つかあるので、オンラインでスケジュールをチェックして活用してみるのも良いだろう。

「最初は英語を聞き取ること、話すことが難しいと感じても、しっかりと授業に参加して自分に合った方法で勉強をする。そして積極的に英語を話す機会を増やしていけば、必ず英語は上達します。達人を目指して頑張って!」と、ギャビー先生からエールを送ってもらった。


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