働く経験から学ぶ オーストラリアでインターンシップ!

BridgeBlue 青柳さんに聞いた

働く経験から学ぶ

オーストラリアでインターンシップ!

 読者の中には、オーストラリアでさまざまな仕事の経験を積みたいと思い、日本からやって来た人も多いだろう。学校に行き、ある程度の英語力を身に着けた上で「さて、次のステップは?」と無計画でいると、行動が止まってしまって時間がもったいない! そこで実際にローカルの企業で働く経験を積むというインターンシップを提案しているブリッジブルー(BridgeBlue)シドニーで、日本部門を担当している青柳さんに話を聞いた。

●青柳優さん:ブリッジブルー(BridgeBlue)シドニーで日本部門を担当。自身の経験と広いインターンシップの知識から、1人ひとりのキャリアに合わせてアドバイスを行っている。

オーストラリアの就職事情

日本で就職をするとなると、学校を卒業後、ある程度開かれた新卒という市場の中に身を置きながら就職活動をするのが一般的。だが、こちらオーストラリアの就職は“経験”が重視される。どれだけその職にまつわる専門的な勉強をし、インターンなどでの経験を積んできたかが重要で、その点をクリアした人がようやく望む職に辿り着けるというかなりの狭き門だ。そして日本人である私たちにとって、この就職活動のライバルは、オーストラリアの文化の中で育ったローカルの人々。そんな中、経験がないままに闇雲に「自分自身でオフィス・ワークに就いてみたい」と会社情報を見ながら行動するというのは過酷になることが予想できる。

キャリア形成をサポート

その難しい就職活動を、“インターンシップ”という働き方の提供でサポートしてくれるのがブリッジブルー(BridgeBlue)だ。シドニーで10年前に設立された同社では、精力的に展開を続けて今では世界14カ国に18オフィスを構え、日本語はもちろん20言語以上に対応している。日本では先日京都に支店が設立されたばかりだという。

「最初は学校紹介を主にした教育関連の業務を主に取り扱っていましたが、今では教育に加え移住関連、インターンシップ紹介という3つの柱で成り立っています。1対1での対話を大事にしているので、どこにお住まいの人でも足を運びやすいように、各地にもオフィスを展開。その土地にあるローカルの情報がすぐ分かるというのは他社にはない強みですね」と青柳さん。キャリアをどう形成したいのか、どんな将来像を描いているのか。最初は学校教育の点のみをサポートしていましたが、その先、就職しキャリアを作り上げていくことを想定し提供するため、インターンシップ紹介を取り扱うようになりました」

世界各地にオフィスを構え他国の事情もよく把握している。本格的なキャリアを考える上で広い視野を持つことができるのは利用者として嬉しいところではないだろうか。

インターンシップとは?

改めてインンターシップについて教えていただいた。「インターンシップとは参加者が専門的な知識やスキルを積めるように作成されたプログラムのことを言います。この経験を生かし、有給の仕事へ就くための就職活動へと進みます。インターンシップでは、本格的にその企業に就職するような準備が必要になります。履歴書やカバーレターなどをご自身で書くこともできるかと思いますが、新たな分野にチャレンジしたい人にとっては、応募の際に将来のプランを資料に落とし込む必要があります。もちろん英語で。そのサポートをさせていただきつつ、キャリアの第1歩を踏み出せるよう企業とのマッチングを図ります。今まで、実際に申し込んでインターンシップが決まっているのは約80%になります」


インターネットも無料で利用できる

すべて初めての中、自分で申し込むよりも、確率が高いのであれば1度相談しに来るのが近道になるのでなないだろうか。また、働くのだからアルバイト感覚でお金も…と感じている人が多いようだが、基本的にはトレーニングという認識なので無給のものが多いという。

別の視点で見れば、貴重な経験を積みつつ、その後その会社に就職を目指すことも本人の能力次第で可能であり、その業界に入ることで同業他社への転職情報を知ることができるという利点も挙げられる。

ちなみに、働く期間としては基本3カ月以上。英語力も「IELTS5.0~5.5」「Upper Intermediate」程度が必要だ。

◆無給インターンシップ
 職種としては、どの会社にも共通してあるマーケティングやITに関するオフィスワークが多い。取材日当日に、実際に募集をかけていた企業には、某大手通信企業から映像プロダクションまでと幅広い。本人の希望を1対1の面談でクリアにしていきながら、各職種別に広い専門性を持つ4つのインターンシップ紹介協力企業の協力の下、それぞれにマッチングする企業を紹介してくれる。

◆有給インターンシップ

 リゾート施設でのホスピタリティー分野での仕事が多い。日本から来て場所にこだわらず働く経験をしたい人にとっては、他国からやって来る同僚ができたり、宿泊費がかからず、ホテルの施設が使えたりするなどの理由から、ワーキング・ホリデー・ビザの人の間で人気が高いという。英語のレベルによってハウスキーピングからレセプションまで就ける仕事が違うので、自分の英語力を把握して応募すると良い。

ローカル企業が持つ日本人の印象

青柳さんによると「日本人に対しては長く働き、まじめという印象を持っている企業が多いですね。仕事に対する姿勢を評価してくれているのは、働く機会を得るためには良い方向に作用してくれます。あと必要なのは英語力。就ける仕事を左右します」とのこと。実際に店頭へ相談に来るのは女性の方が多いそう。目的はそれぞれ、日本で生かせるキャリアを作りたい、オーストラリアで就職したいなどだ。インターンシップに参加することで、働いた会社からきちんとした証明書が入手でき、その後に生かせるのもこの働き方のメリットだろう。

また、ブリッジ・ブルーには、本気で将来のキャリアにつなげたいと考えている利用者が多いという。そんな意識の高い人とともに、実際の就職活動をともに戦っていけるのは利用者にとって心強い点だ。

キャリア形成で遠回りさせたくない

今回話を聞いた青柳さんも、2010年に英語の勉強を目的に来豪した1人。語学学校で物足りなくなり、大学に入学。卒業後はローカル企業で勤務し、その後ブリッジブルーへと転職したという経歴を持つ。「自身ですべてに挑戦してきたため、結果的にかなり遠回りをしてきてしまった部分もある」と話してくれた。

「海外での生活となると、同時にいろんな問題も起こります。そうなると自分がなぜここに来て、何をしたいのか目的を見失うこともあるかと思います。その悩んでいる時間にもできることはありますし、キャリアへの近道になるようサポートをしたいと思っています」

キャリアの形成は、今からでも遅くないはず。真剣に働くことを考えるのであれば、インターンシップという選択肢にまずは挑戦してみてはどうだろうか。

取材・文 市毛綾(編集部)

インターンシップの流れ
①来社:どういった境遇で、どんなキャリアを積みたいのかを明確にしていくには、実際に話してみるのが一番。

②提出資料の用意:英語の履歴書とカバー・レターを実際に書いてみる。インターンシップをしたい理由と会社とマッチングするように丁寧なアドバイスをしてくれる。
必要な資料:日本の最終学歴の英文成績証明書(基本はどの学校でもすぐとることができる)、自分の英語力スコア(TOEIC、TOEFL、IELTS、語学学校の成績書など)

③応募先を決定:応募したい会社を相談しながら1〜3社に絞っていく。提出書類は添削をしてもらい、ブリッジブルー側から送付。

④企業での面談:資料に興味を持ってもらえたら、実際その企業へと面接に。もちろん不安な点は相談に乗ってもらえる。

⑤内定!:面談に受かって晴れてインターンシップ生として働くことができる。

bridge blue

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