本音で生きよう

福島先生の人生日々勉強
本音で生きよう

本音で生きる、と言うと大げさかも知れませんが、幸せを実感するにはマイペースに生きるのが一番だということについてお話ししたいと思います。そうは言っても仕事はあるし、付き合いもあるし、そう簡単にはいかないというのが正直なところでしょう。しかし、ちょっとした工夫や心構えを備えていれば、何とかマイペースを保っていけるものなのです。では、いったい何が本音を閉じ込めてしまっているのでしょう。

実は、置かれている立場やあふれる仕事よりも、もっと強く自分を抑え込んでいるものがあります。それは「思い込み」です。こうでありたいという願望は誰にでもあるものですが、多くの人は自分の願望は本当の自分の声だと信じています。しかし、もしかするとその願望は「認められたい」「褒められたい」「尊敬されたい」「人に勝ちたい」といった思いから生まれたものかもしれません。もしそうであれば、それらは教育や情報によって刷り込まれた「思い込み」による願望に過ぎません。私たちはこの「思い込み」によって実に不自由に暮らし、その結果、幸せを感受しにくくなってしまっているのです。

「思い込み」の罠にかからないようにするには、情報に溺れないことです。今はどこにいても何をしていても自分の意思とは関係なく膨大な情報がなだれ込んできます。それを1つひとつ気にとめていると混乱を招きます。特に「幸せになりたいなあ」などと思いながら情報を読み込むと、作り物の願望が、流行や最先端、正しさや良識といった魅力的な言葉で近付いてきて、自分の願望と混同されてしまいます。

これが憧れの人や身近な人の情報であった場合、さらに不幸な気持ちになりやすいですね。「いいなあ、うらやましいなあ」と思い、真似しようとして無理をしたり、できなくて自分を蔑んだり家族を恨んだりして自分のペースを乱し、人生がうまくいかなくなることが多いのです。それなら最初から、その人の情報を仕入れなければ良いのです。憧れの人や友人のブログなどを読むと、楽しい反面、不幸感は増すものです。公開された情報は誰かに披露したいものに限られており、その背後には必ず自慢にならないものもあります。ですが、観る側はそこに欠点のない素晴らしい人生があるように思い込んでしまうのです。値引いて観るか、端から観ないようにするか、不安の種はまかないに限ります。

人にどう見られたいかではなく「私はこっちがいい!」という素直な気持ちで行動を選び取っていきましょう。そのほうがより充実した毎日を過ごせるはずです。人にはそれぞれ多様な生き方があります。人は人、自分は自分でいい。そこに安心感を持ってください。心のままに生きるのです。あなたの本音は何ですか?本当にやりたいのはどちらでしょうか?


福島先生の教育指導

教育専門家:福島 摂子
大阪府出身。30年間、教育に携わり、教育カウンセリング・海外帰国子女指導を主に手がける。1992年に来豪。シドニーに私塾『福島塾』を開き、社会に奉仕する創造的な人間を育てることを使命として、幼児から大学生までの指導を行う。2005年10月より拠点を日本へ移し、日々活動の幅を広げていく一方で、オーストラリア在住者に対する情報提供やカウンセリング指導も継続中である。

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