きれいな心で生きていく

福島先生の人生日々勉強
きれいな心で生きていく

この世の中で、生まれつき「自分のもの」だったと言えるものは1つもありません。体も知識も、持ち物も、全ては頂いて得たものです。友人や家族でさえも、他人が存在してこそ獲得できたものです。ですから、調子に乗ってはなりません。「他人様から頂いて、生きることができている」ということを自覚し、心に留めておくことが大事です。

人としての基本は、他人に迷惑をかけないように心がけること。できるだけ他人に嫌な思いをさせず、誠実に、まじめに、人として望ましい生き方を目指し、努力を怠らないことです。「おかげさま」の事実を心に留めていれば、決して難しいことではないはずです。社会と人との関係においては、いかに社会がその人を容認するかということが根本にあります。ですから、誠実に、まじめに生きることが何よりも重要なのです。

社会の一員である友人や家族に、良くないうそをついたとしましょう。社会は、だまされることを嫌います。社会からしてみると、「私に生かされていることを忘れ、うそをついてだますとは何事か。ならば、お前を認めない。ここで生きる権利はない」という話になります。ですから、人をだましたり、裏切ったりしてはなりません。社会から容認されるためには、盗んではならないし、よこしまな行為をしてはならないし、ずるいことをしてはならないし、勉強を怠るということもしてはならないのです。

人として望ましい生き方というのは、「恩を知り、恩を返すこと」に尽きるでしょう。人は、恩を忘れている時に過ちを犯すもの。ですから、自分の心の持ち具合を確かめてから動くということが大切です。特に、これまで失敗を重ねてきたという人は、何かを決断する前に毎回、果たしてそれは誠実で、まじめで立派なことなのか、ということを自問自答し、「きれいな心」でより良い答えを選び取ることを習慣にしなければなりません。

人は考えて行動します。一切の行為は、その人の考えの結果です。社会もそのように判断します。しかし、実際のところ、私たちは、感情による衝動で、よく考えることをしないで行動しがちです。怒って行動する、欲で行動する。そういう時の心は必ず汚れていますし、間違っています。汚れた心による行動は、社会に多大な迷惑をかける悪行為となります。そしてその結果は、不幸となって、必ず自分に返ってきます。

毎日、水を注ぐことで芽は育ち、やがて美しい花が咲きます。信頼関係も同じで、小さな1つひとつの積み重ねが大きなきずなを作るのです。当たり前のことを、丁寧に、誠実に、まじめに続けることで、その人と社会との関係は大きく変わります。心がきれいなら、何事も安心です。


福島先生の教育指導

教育専門家:福島 摂子
大阪府出身。30年間、教育に携わり、教育カウンセリング・海外帰国子女指導を主に手がける。1992年に来豪。シドニーに私塾『福島塾』を開き、社会に奉仕する創造的な人間を育てることを使命として、幼児から大学生までの指導を行う。2005年10月より拠点を日本へ移し、日々活動の幅を広げていく一方で、オーストラリア在住者に対する情報提供やカウンセリング指導も継続中である。

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