生きがいを探す楽しみ/福島先生の人生日々勉強

福島先生の人生日々勉強
生きがいを探す楽しみ

人の生きがいはさまざまです。自分の目標を定めて、それを達成することに喜びを見出す人もいれば、人を喜ばせることを自分の喜びとして、そこに生きがいを見出す人もいます。幸福は努力してつかむものだという信念の人もいれば、幸福と幸運はほとんど同じで、たまたま出合うものだと考える人もいるでしょう。正解は1つではありません。その人が幸福だと思うものが幸福です。

この世で分かっていることはただ1つ。存在しているものは、必ず変化していくということです。自分が望ましいと思う通りに周囲のものが変化してくれない、と苦しみますし、変わって欲しくないと思うものが変わってしまうと悲しいかもしれません。しかし変わっていくからこそ、ものは存在しているのであり、自分の思い通りに周囲のものが変化していくなどということは望むべくもないことでしょう。何事にもこだわらずに生きていけば、苦しまずに済むということになりますが、それでは喜びも楽しみも生まれないことになってしまいます。

幼い頃の私と今の私は同じなのか、違う私なのか。昨日の私と今日の私は同じ私なのか、違う私なのか。不変の私、変わらざる私の魂というようなものがどこかに存在するのか。思えば私という存在自体が本当につかみどころのないものです。今の私が何と出合い、出合ったものに対してどのような反応をし、いかなる行動をとろうとするのかが、次の瞬間の私を決定します。私を存在させているのは私ではなく、「周りの存在との関わり合い」が私を存在させているということになります。

私が精いっぱい努力をしても、目標が達成されるかどうかは、周りの存在との関わり合いによって決まります。努力すれば達成されることが、努力しなければ達成されないというのは事実である一方で、どんなに努力してもできないことはできないし、努力しなくてもできることはできてしまうというのも世の常です。

他人や自分を評価する際、ともすれば目標が達成されたかどうかという結果にとらわれてしまいがちですが、私が人生において大切だと思うのは、目標に向かって努力する過程です。目標が達成されるかどうかはご縁によりますから、いくら努力しても縁が整わない時には夢は叶いません。

私の生きがいは、私の元を訪れる子どもたちの手助けができること。疲れたり迷ったりしている方に安らぎを感じて頂けること。そのために、自分を見つめ直す機会となり、人と人との出会いの場となれるような空間を常時開放しておくこと。私の器量不足で理想通りとはまいりませんが、そうありたいという願いだけはずっと持ち続けています。皆さんの生きがいは何ですか。まだ見つかっていないという方は焦らずに、見つかるまでの過程をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。


福島先生の教育指導

教育専門家:福島 摂子
大阪府出身。31年間、教育に携わり、教育カウンセリング・海外帰国子女指導を主に手がける。1992年に来豪。シドニーに私塾『福島塾』を開き、社会に奉仕する創造的な人間を育てることを使命として、幼児から大学生までの指導を行う。2005年10月より拠点を日本へ移し、日々活動の幅を広げていく一方で、オーストラリア在住者に対する情報提供やカウンセリング指導も継続中である。

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