お茶を1杯

福島先生の教育指導

福島先生の人生日々勉強
お茶を1杯

私たちは、人それぞれに日々の生活があり、抱えている悩みも違えば、目標も、守りたいものも異なります。しかし、この世にたった1人で生きていくことはできませんから、どうしても自分とは異なる他人と関わって生きていかねばなりません。

他人と関わりを持つということは、助け合ったり、守ったり守られたり、互いに依存し合い補完しようとするということであり、社会的存在である人間が健全に生きていくためには、どうしても必要なことです。しかしながら、不完全だからこそ、誰もが他人との間に問題を引き起こし、しばしば揉め事にまで発展してしまいます。

特に、近年になって、情報社会が進化することに反比例して、当然のごとく他人との接触を苦手とする人々が増えました。しかし、苦手だからといって、現実には、周囲と全く関わらずに生きることはできません。そこで、対人関係が原因で慢性的な疲労感に悩まされている人が増え続けているのです。

私たちが対人ストレスを抱えている時というのは、必ず外の情報に踊らされています。他人からどう見られているか、どう思われているかを気にしています。嫌なことを嫌だと言えず、意見があっても心の中に閉じ込めています。しかし、それでは、本当の自分を生きているとは言えません。

大切なのは、自分が自分をどう思っているかです。きちんと自分と自分の人生を洞察して、自分を知ること。宇宙の中の自分というものに意識を還し、自分が何と結び合い、共振し合って生きていくのかをしっかりと選び取っていくことです。そうでなければ、不本意なものとばかり結びつき、不本意な人生を送ることになってしまいます。

本当の自分を知り、肯定し、無限の可能性を信じること。そうすれば、対人ストレスを抱えることもなくなります。そのためには、何より心が疲れていないことが大切です。リラックスしていると、右脳が活性化し、人生の喜びや美しさを感じて生きていけます。ゆったりとした気持ちで自分の内側に意識を向けるには、瞑想するのが一番ですが、日ごろの生活の中で、小さなことから1つ1つ大切に心を込めて行うということを実践していくと、すぐに効果が現れます。

例えば、まず、自分のために美味しいお茶を丁寧に淹れて、ゆっくりと召し上がってみてはいかがでしょうか。ふぅとひと息つけば、心が緩み、体の緊張もほどけて、とても幸せな気持ちになれます。もっと自分を信頼し、優しくいたわってあげましょう。


教育専門家:福島 摂子
大阪府出身。29年間、教育に携わり、教育カウンセリング・海外帰国子女指導を主に手がける。19 92年に来豪。シドニーに私塾『福島塾』を開き、社会に奉仕する創造的な人間を育てることを使命として、幼児から大学生までの指導を行う。2005年10月より拠点を日本へ移し、日々活動の幅を広げていく一方で、オーストラリア在住者に対する情報提供やカウンセリング指導も継続中である。

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