「ボーイズ・ライフ・バイ30 ゲイ・ジャパニーズ・アーティスト」の巻

アートの時間ですよ !
田亀源五郎の作品「winered&skyblue」

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メルボルン街歩き
アートの
時間ですよ !



「ボーイズ・ライフ・バイ30 ゲイ・ジャパニーズ・アーティスト」の巻

文:たかぎ まさひこ


 筆者がオペレーション・マネジャーを務めるマユミ・インターナショナル社は3月8日まで、2009年シドニー・マルディ・グラ公式イベントの1つとして「BOYS LIFE by 30 Gay Japanese Artists Exhibition」を開催している。メルボルンではシドニーに先立って2月7・8日に顧客限定のプレビューを行った。
 参加アーティストは、ゲイ・エロティック・アート界の大御所として世界的に知られる田亀源五郎、ゲイ・コミック、イラスト界で知る人ぞ知る存在の児雷也、龍谷尚樹をはじめ、ゲイ・レズビアン・アーティストを中心とした日本の美術団体レインボー・アーツからも下着の広告などを手がけるイラストレーターJIRO、昨年ロンドンでの個展を成功させたKENYA SHIMIZUなど、そうそうたるメンバーだ。プレビューに先駆けてアメリカ、ヨーロッパからの問い合わせや、オーストラリアのゲイ・マガジン「DNA」のほか数多くのウェブサイトやブログでも取り上げられるなど広く注目を集めている。
 確かに日本人のゲイ・アーティストをこれだけの規模で集め、そのほとんどが新作を出展するというのは、それだけで希少価値のある展覧会だろう。もちろん日本でもこれほどの規模で同様の展覧会を開催したという話は聞いたことがない。
 今回の注目アーティストは、やはり大御所・田亀源五郎だ。彼の作品集は日本だけでなくフランスでも出版されており、多くのコレクターが世界中に存在する。プレビューでも彼のファンと称する人が多く訪れていた。また甲秀樹も注目株だ。彼は既にオーストラリアで何度も展示会を開催している。今回は新作とともに、過去に日本のゲイ雑誌でイラストを手がけていたころの希少な初期作品を出展する。
 ゲイ・アーティストは日本ではまだまだマイノリティーだ。実名で活動するのもままならない日本の市場で、実績を残しているひと握りのアーティストの作品がマルディ・グラに合わせて一堂に会する。期待を裏切らない展覧会だと自信を持ってお薦めする。
■Boys Life by 30 Japanese Artists(Part of the 2009 Sydney Mardis Gras)
会場:タップ・ギャラリー(Tap Gallery, 278 Palmer St., Darlinghurst NSW)
日程:3月8日まで 開場時間:12PM~6PM
Web : www.mayumiinternational.com
Email : masahiko@mayumiinternational.com


たかぎまさひこ プロフィル
メルボルンを拠点にアート・マネジメントを手がける、マユミ・インターナショナル社のオペレーション・マネジャー。1995年より美術系出版社営業・編集、画商などとして芸術分野で活動している。

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