BBKダイエット「シドニー・ランニング・フェスティバルに参戦!」

 BBKのガチンコ・体当たりダイエット企画

第4回

「シドニー・ランニング・フェスティバルに参戦!」編

※毎朝起床時、ベッドから出てすぐに計測。グラフの数字は週頭の月曜日のもの

8月は本紙特集のからみで毎日のようにラーメンを食べ続けることになったが、それでも結果的にひと月で体重3.3キロ、体脂肪率1.3%を落とすことに成功した。1カ月間ラーメンを食べ続けながら痩せるという究極的な状況を克服したわけだが、守ったルールは実にシンプル。

(1)食べる順番に気を付ける─「食べる順番ダイエット」とも呼ばれるが、野菜などの食物繊維から食べ始め炭水化物を最後に食べることで肥満につながる血糖値の上昇を抑えられる効果がある。ラーメンは1杯の中にいろいろな食材が入っていることが多く意外に取り組みやすい。もやし、ネギ、ほうれん草、チョイサムなどトッピングの野菜から食べ、次にチャーシューなどのタンパク質、最後に炭水化物である麺を食す。油と塩分の多いスープをすべて飲み干すのはNG。
(2)食べた分動く─カロリーの高い食事をした当日、あるいは翌日には運動量を増やす。

この2点を日ごろから意識していればよほどドカ食いでもしない限り太ってしまうことはないが日に2~3杯のラーメンを食べることになったこの時期は明らかに過食であった。そこで短期集中プログラムとしてゲルマニウム温浴ダイエットにトライ。前回1週間のトライで1.45キロ減少したところまでリポートした。今回はその結果報告から始めたい。

ゲルマニウム温浴5回で何と3.3キロ減

ゲルマニウム温浴は有機ゲルマニウムを溶け込ませた温水に手足を入れて温浴するというもので、体内の毒素や老廃物の排出を高めるなどの効果があるとされる。新陳代謝が促され、基礎代謝も上がっていくためダイエットにも効果的ということで日本では人気の美容法として知られている。1回約20~30分の温浴で600キロほどカロリーを消費するとされ、オーストラリアで唯一同サービスを提供しているファイテン・オーストラリア代表のヒロさんも集中温浴によって2週間で3.4キロ体重を落とした経験があるそうだ。僕は週に4~5日ほどジムで走っているが20~30分で消費しているカロリーは300~400キロほど。ゲルマニウム温浴では倍近いカロリーを消費できる計算となる。

約3週間にわたってゲルマニウム温浴に通ったところ体重2.9キロ、体脂肪率1.4%減とその効果は絶大だった
約3週間にわたってゲルマニウム温浴に通ったところ体重3.3キロ、体脂肪率1.4%減とその効果は絶大だったゲルマニウム温浴に通わない日は自宅で毎日足湯。代謝アップだけではなく肌ツヤも良くなるという嬉しい副産物も
ゲルマニウム温浴に通わない日は自宅で毎日足湯。代謝アップだけではなく肌ツヤも良くなるという嬉しい副産物も

ゲルマニウム温浴でのお湯の温度は通常44~45度、最初は少し熱く感じるがすぐに慣れる。10~15分ほど経つとじわじわ汗が出始め終了間際には滝のように汗が出た。汗の出方には個人差があるそうだが僕の場合もそうだったように回数を重ねるごとに代謝が上がるため汗はどんどん出やすくなっていく。ゲルマニウム温浴で出る汗はサラサラしており臭いもなく保湿効果もあると言われている。実際僕の肌もしっとりもちもちになった実感がある。

温浴は2~3日に1回のペースでトータル5回行った。スタート時8月17日時点での体重は90.85キロ、体脂肪率は27.4%。対して最後の5回目を終えて数日経た9月7日時点で体重は87.55キロ、体脂肪率26%。なんと3週間で体重3.3キロ、体脂肪1.4%減という驚きの結果が出たのである。ゲルマニウム温浴ダイエット、少なくとも僕にとっては大きな効果があったと言っていいだろう。

ちなみに温浴後は副交感神経が高まるため、運動によって交感神経を刺激するのは良くないとのことで温浴後はやむなくジムを休んだがそれが良い気付きにつながった。温浴で疲労物質を流し、かつ休息日を作ったことで溜まった疲れが取れ運動のパフォーマンスが飛躍的に上がったのだ。その時期はランニングで5キロ28分を切ることを目標にやっていたが、ゲルマニウム温浴翌日、何と一気に26分台まで記録を伸ばすことができた。足腰は軽く、まだまだ速く走れる予感に満ちあふれ、それまでしんどいだけであったランニングがにわかに楽しいものになったのがこの時期であった。

※ゲルマニウム温浴は通常1回20ドルだが回数券を買えば割安に。興味のある人はファイテン・オーストラリアのフェイスブック・ページからヒロさん宛に問い合わせを。問い合わせの際は「日豪プレスを見た」と申し添えを。

初の長距離レースへの決意

これまでダイエット目的でエクササイズのレベルを徐々に上げてきたが、走ることに慣れるにつれ腕試しをしたい気持ちにかられるようになった。そして半ば勢いで9月20日に行われるシドニー・ハーフ・マラソンにエントリーを決めた。長距離を走れるようになる。それはすなわち長距離走者のような細くしなやかな体つきに近付くことにほかならない。

高校生当時、バスケ部の練習をさぼって3キロのコースを8周させられたという経験はあるが、先輩の目を盗んでこっそり歩いたりショートカットしていたことを思い返すと実際何キロ走ったかは正直怪しい。そう考えるとこれまで僕が人生でまともに走り続けたことのある最長距離は中高生の時に毎年開催されていたマラソン大会の10キロとなる。部活動をしていた当時でさえ10キロで体はボロボロになっていたが果たして21.1キロを走り切ることができるのか…。

当初は30分きるのがやっとだった5キロのタイムも25分台まで縮められるようになり、10キロも1時間以内で走り切れるようになった
当初は30分きるのがやっとだった5キロのタイムも25分台まで縮められるようになり、10キロも1時間以内で走り切れるようになった

9月上旬になると、ジムでは5キロ25分台までタイムを縮め、10キロも54分と1時間を切るタイムで走れるようになった。しかし、90キロ近い僕の巨体を支えてきた足腰はある時突然悲鳴を上げた。急激に腰周辺の筋肉が収縮する感覚が訪れ、まともに歩けない状態に陥ってしまったのだ。その日は車も運転できず椅子に座っているのもままならない状態だったがいろいろと対処を施した結果何とかひと晩で持ち直すことができた。

その後3日ほど運動を止めたがこのままでは早晩腰を壊してしまうのは必至と考え、プロのケアを仰ぐことにした。訪れたのはシドニーCBDに店を構え、マラソン・ランナーを恒常的にサポートしているシドニー指圧クリニック。

「レースまであと2週間ですが21.1キロを実際に走ったことがありますか?」

同社代表の川村さんにそう問われ、レース1週間前に知人のベテラン・ランナーと一緒に実際の距離を走る予定があることを話す。「1週間前に初めて走るというのは正直なかなか厳しいプランだと思いますができる限りのことをしていきましょう」

その後ミーティングの結果、ケガをしないコンディション作りを目指すために週2回、レースまでに計4回の施術を施してもらうこととなった。

20キロ走るというのはスポーツとしてはかなり重い部類に入るので、やはり日ごろから意識して全身をストレッチするなどのケアが必要です。その上で4回の施術を通して関節を柔軟にすることと、トレーニングの状況に応じて筋肉の疲労を回復させるなど臨機応変にやっていきたいと思います」

(左)マラソン・ランナーをサポートしているシドニー指圧クリニック代表の川村さんにスポーツ・マッサージをマラソン前の2週間、計4回施してもらった。レース1週間前の長距離トレーニングをピークに据え、本番までじっくりと調整していただいた
(右)ただ闇雲に走ってきたので足腰の張りはかなりのものだった。プロのケアを受けられたことで安心してマラソンにチャレンジできた

最初の5キロはウォーミング・アップ

2週間前からの1週間は最後の追い込みということでジムで走る距離も毎回7~10キロ程度と距離を増やし、疲れが残って走れなさそうな日は短時間集中でスピード・アップするなど自分なりに追い込んだ。そしてその週末、シドニー東部のセンテニアル・パークで知人のベテラン・ランナーCさん協力の下いよいよ実際にハーフと同じ距離を走ることとなった。「ゆっくりと雑談をしながら走っていればあっという間ですよ」とCさんは言う。

レース1週間前、センテニアル・パークでハーフ・マラソンの距離を走ってみた。体は悲鳴を上げたが走り切ったことは大きな自信につながった
レース1週間前、センテニアル・パークでハーフ・マラソンの距離を走ってみた。体は悲鳴を上げたが走り切ったことは大きな自信につながった

この日のミッションは1周3.6キロ程度のコースを6周すること。Cさんは非常に物知りで会話の引き出しが多く、僕は楽しみながら走り続けあっという間に4周をこなしてしまった。この時点で止まらずに走った距離としては人生最長だ。だが5週目に入ると足は突如重りを付けたかのように重くなり、ラスト1周では横で軽快に走りながら話すCさんの言葉に相づちを打つのがやっとという状態だった。2時間20分かけて何とか走り切った時にはふくらはぎの筋肉がつる寸前。それでもこの日走りきったことは僕に自信を与えてくれた。

レースの5日前、最後に10キロを走りその後は本番まで調整段階に入った。しかしながら短期間に集中的にトレーニングしたこともあり川村さんには筋肉の固さを指摘された。

「全体的に固くなってしまっていましたができる限り柔らかくしておきました。BBKさんは足首が特に硬く、時間的に完全にほぐすことはできませんでした。ですが、最初よりは大分柔らかくなったので大丈夫だと思います。またハムストリングスを柔軟にしておかないと肉離れ起こすのでそこも重点的に調整しました」

レース前々日、最後の施術を終えた川村さんに感謝の意を伝える。そしていよいよ前日、僕はシドニー・ランニング・フェスティバル日本事務局が主催する「コンディショニング・ラン」に参加した。これは日本からの参加者を対象にランニングマガジン「クリール」(ベースボール・マガジン社)の編集長・樋口幸也さん主導の下皆で軽く走ろうというイベント。3キロほど走った後、樋口さんはオペラハウス前でマラソンに向けての心構え10カ条をレクチャーしてくれた。中でも心に響いたのは「最初の5キロはウォーミングアップ」という条項。「レース前は何もせず最初の5キロをウォーミング・アップに当てることで実際のレースの距離は5キロ減ります」とのこと。なるほど。多くの学びを得ながらいよいよ本番に向けて気持ちを高めていく。今回は制限時間内に完走できればいいと思っていたが、ある程度目標はあったほうがいいと考え、目標タイムを一般的とされる2時間に設定することにした。

レースまで秒読み段階となった前夜、僕は最後にファイテン・オーストラリアへと向かった。ゲルマニウム温浴で疲労を取るためだ。ヒロさんは温浴後、身体のパフォーマンスが上がるというファイテンのチタン・テープを足や首などに貼ってくれた。驚いたのはテープを貼っただけも関わらず、前屈で届く範囲が一気に5センチほど伸びたこと。「あとちょっとというところが届くようになるんです。明日は良い走りができますよ」

高ぶる感情

9月20日午前8時半…、重い体を引きずりながらゴールまであと1キロという地点までたどり着いていた。そしてついにオペラハウスが視界に入ってくる。沿道では多くのギャラリーが「良くやった。あと少しだぞ」と声をかけてくる。走っている僕らに向けて笑顔で手を伸ばす子どもたちとハイタッチを交わしつつ僕はつぶやいた。

「あと少しでゴールだ…」

そう言葉にした瞬間、思いが高ぶり不覚にも僕は涙を流しそうになった。

ゴールのオペラハウスまであと少し。最後の力を振り絞ってスピード・アップした
ゴールのオペラハウスまであと少し。最後の力を振り絞ってスピード・アップした
(左)ゴールのオペラハウスまであと少し。最後の力を振り絞ってスピード・アップした、(中)これまで長距離は苦しいだけのものと思っていたがこの感動を味わえるならまたチャレンジしたいと素直に思った、(右)フル・マラソンでワンツー・フィニッシュを飾った北島寿典(安川電機、手前)選手と山岸宏貴(日立物流)選手
(左)ゴールのオペラハウスまであと少し。最後の力を振り絞ってスピード・アップした、(中)これまで長距離は苦しいだけのものと思っていたがこの感動を味わえるならまたチャレンジしたいと素直に思った、(右)フル・マラソンでワンツー・フィニッシュを飾った北島寿典(安川電機、手前)選手と山岸宏貴(日立物流)選手

ダイエット開始とともに走り始めて3カ月半。当時は自分が長距離レースに出るなんて思いもしなかった。日々走り続け、体を壊しかけ、それでも何とか持ち直し、たくさんの人々の協力を得て、ついにあと少しでゴールを迎えようとしている。単に21.1キロを走り切ったというだけではない。それまでの出来事のすべてが結実するのだ。そんな思いが僕を再度奮い立たせ最後は全力疾走でゴール・ラインを切った。タイムは2時間8分57秒。目標には及ばなかったが上出来だろう。

(左)レース前日に行われた日本事務局主催のコンディショニング・ランには日本から参加のランナー大勢が集まった、(右)ランニング・マガジン「クリール」(ベースボール・マガジン社)編集長の樋口幸也さん
(左)レース前日に行われた日本事務局主催のコンディショニング・ランには日本から参加のランナー大勢が集まった、(右)ランニング・マガジン「クリール」(ベースボール・マガジン社)編集長の樋口幸也さん

走り続けるのはとてもしんどかった。ゴールが近付くにつれもう完走は確実だから歩いてもいいのではないかという悪魔のささやきも聞こえた。それでも何とか走り続けることができたのはそれまで費やした時間と協力してくれた人々への思いがあったからだ。

記録としては平凡だが、このレースを僕は記念すべき初レースとして一生忘れないだろう。僕はこれからも走り続けたいと思っている。そしていつかはフル・マラソンにも…。

さて、連載4回目で体重は7キロ減。目標はざっとあと15キロほど。まだまだ先は長い。来月はどんなダイエットにチャレンジしようか。乞うご期待。

(左)エキスポでは日本事務局のブースもあった。日本から申し込んだ人々はここでキットを受け取ることに。日本事務局長の寺本洸氏(中央)は「今年は例年以上に参加者が多い」と嬉しそうに話してくれた、(右)シドニー市と姉妹提携している名古屋市のブースも。写真は名古屋市教育員会スポーツ振興課・大塚雅大氏
(左)エキスポでは日本事務局のブースもあった。日本から申し込んだ人々はここでキットを受け取ることに。日本事務局長の寺本洸氏(中央)は「今年は例年以上に参加者が多い」と嬉しそうに話してくれた、(右)シドニー市と姉妹提携している名古屋市のブースも。写真は名古屋市教育員会スポーツ振興課・大塚雅大氏
(左)と(中)レース前夜、ファイテンのチタン・テープを張ってもらった、(右)サンバイザー、サングラス、シューズ、ビブス、ジェルなど必要なものを前夜にすべて確認。胸が高まる。バッグはハイドレーション・システムが付いているものを購入した
(左)と(中)レース前夜、ファイテンのチタン・テープを張ってもらった、(右)サンバイザー、サングラス、シューズ、ビブス、ジェルなど必要なものを前夜にすべて確認。胸が高まる。バッグはハイドレーション・システムが付いているものを購入した
取材協力

ファイテン・オーストラリア
Web: phitenaus.com

シドニー指圧クリニック
Web: http://sydneyshiatsuclinicjp.weebly.com/
Facebook: シドニー指圧クリニック

ぽっちゃり王子 今月のつぶやき

 ある大手ダイエット食品のモニターをやったことがある。1日3食のうち最初は朝1食、慣れてきたら朝晩2食をその会社のダイエット食品に置き換えるというものでお昼はバランスの良い食事を自分で考えて摂る必要があり、口に入れた食材は体重、体脂肪、胸囲、腹囲などと合わせて毎日記録する必要があった。それ自体にはじきに慣れたが嫌だったのは毎週の計測&撮影。美容やダイエットをテーマにしている会社だけあり、若くてきれいな女性スタッフが多いのだがそんな彼女らの前で僕は服を脱ぎ、半裸状態で前から横から後ろから写真を撮られなければならなかった。高いダイエット食品を無料で提供いただけているとはいえこれは軽い罰ゲームだ。最終的に半年で10キロほど痩せ、最後はスタジオ撮影を行った。コーディネーターの勧める爽やかな服を着ておしゃれなキッチンでパスタを笑顔で食す、などという難易度の高いリクエストを何とかこなすも最後はヘトヘト。いやはやモデルさんってすごいなとつくづく思った体験であった。

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