BBKダイエット「やってもうた……まさかのリバウンド」編


第19回
「やってもうた……まさかのリバウンド」編

あと2~3キロで目標体重75キロを達成、いよいよ最終コーナーを迎えた僕はゴールに向かって一気に最終スパートをかけた……はずなのだが……。何とここにきて遂にリバウンドという実に情けない現実を目の前に突きつけられる形となった。「一気に目標を達成して大団円を迎えたい」と豪語したのは約2カ月前。その2カ月後にまさか全く真逆のリポートを執筆することになろうとは……。前回リポートの最後に僕はこう書いた。

「一点怖いのはちょうどこの原稿を書き上げた翌日から長めの日本への出張が入っていること。ここでリズムを崩さぬよう頑張らねば」

この不安は見事に的中。リズムは見事なまでに崩れてしまったのである。今回は不名誉な言い訳リポートに終止してしまうが、体当たりガチンコ連載だけにやむを得まい。経過を書いていこう。

筋トレの継続がおろそかに

前回のリポートを書き上げた翌日から約3週間、僕は日本へと飛んだ。ご存知の読者もいるだろうが、日豪プレスでは『jStyle』という日本の文化や魅力的な旅先を紹介する英字雑誌を発行している。同誌のポリシーはきちんと実地で取材した素材を使って記事を作ること。いわゆる旅先紹介記事などでは、例えば自治体が持っている宣伝用写真やPR素材を提供してもらい、それを使ってページを構成する寄せ集め記事も世の中には少なくない。僕はそういった類いの記事を「行かず書き」と呼び、あまり好ましく思っていない。なぜなら、そこには本来にじみ出るはずの「実」がないからだ。たとえ些細なものであっても実際に足を運ぶことで記事にはしっかりとした熱量が加わるものだ。

数時間に渡る雪山登攀など日々の運動量自体はかなり多かった
数時間に渡る雪山登攀など日々の運動量自体はかなり多かった
スキーは技術レベルが上がると効率的に滑れてしまうため、逆に運動負荷は下がってしまう
スキーは技術レベルが上がると効率的に滑れてしまうため、逆に運動負荷は下がってしまう
そうしたポリシーもあり、毎年自治体などから予算を出してもらうなど、うまくやりくりをしながら実際に自分の足を使って現地で取材をし、誌面を作っているわけだが、今回の日本出張もそうした活動の一環だった。そして今年は自治体からの引き合いも多く、1月の末から3週間、そして2月の末から2週間と計5週間にわたって日本の各地を訪問し取材活動に精を出し……結果、太って帰ってきた。

これまで紆余曲折ありつつ最終的にBBKダイエットでは筋トレと糖質制限というセットが最強という結論に落ち着いている。これはちまたで話題のライザップと全く同じダイエット法だ。ダイエット連載スタートから順調に体重を減らしてきたものの、残り2~3キロが減らせず気付けば連載も1年8カ月。そろそろ成功裡に終わらせようと筋トレの負荷や回数を少し増やし、かつ糖質制限のレベルを一段階上げた。そして結果を出し、今回を最終回にと目論んでいたのであった。

敗因はBBKダイエットの根幹であるその2つの項目を完遂できなかったというしごく単純なものだ。僕はもともと週に3~4回ほどジム通いをしているのだが、まず日本滞在中はそれが完全に無くなった。もちろん、その間宿泊部屋での自重を使ったトレーニングなどを予定していたが、日々の取材活動はなかなかハード、かつ1人で動いているわけではないので夜の食事も含めてスケジュールを自分でコントロールできずに過ごすこととなった。たまに思い出したかのように腕立て伏せや腹筋などをやったりはしたが、完全にアウト・オブ・コントロール。いつしかトレーニングへの意識は薄くなってしまった。

しかしながら、取材活動には例えば雪山での撮影なども多く含まれていたため、基本的には日々かなりの運動量をこなしてはいた。そのため、筋トレの機会自体は減ってしまったものの運動量という面では足りていなかったわけではない。ある日は2時間以上かけて雪山を登攀(とうはん)し、山頂からふもとまで滑走するなど、一般的な感覚からすればかなりハードな運動も多かったため、計画的な筋トレこそおろそかになったが普段よりむしろ運動はしていた。だが、それにより油断してしまったのが食事内容のコントロールだった。

ラーメンを日本で食べないという選択肢は選べなかった
ラーメンを日本で食べないという選択肢は選べなかった
スキー場の食堂のモツ煮定食。嫌でもご飯が進んでしまう
スキー場の食堂のモツ煮定食。嫌でもご飯が進んでしまう
スープカレーではご飯の量を少な目にするなど誘惑への抵抗も試みた
スープカレーではご飯の量を少な目にするなど誘惑への抵抗も試みた

やはり米は太るのだ

食事のコントロールができなかったというと、例えば暴飲暴食をしてしまったなどといったシーンを想像するかもしれない。しかし、それはきっぱりと否定しておきたい(正確に言うと暴飲はあった。だが暴食は無い)。長期にわたるダイエット生活により、僕の胃はおそらく小さくなったのであろう、食事に関してはもうさほど量が必要ない状態になっている。更に太りやすい体質からも分かる通り、僕の体はもともと燃費が良くできている。量は少ないくらいでちょうどいいのだ。

では何をコントロールできなかったかというとその内容だ。日本は米が主食だ。つまり、大体何を頼んでもご飯が付いてくる。それがこちらの生活とは大きく違うところだ。僕が糖質でさくっと太ってしまうことは分かりきっているので、以前日本に帰った時は例えばご飯を半分にする、あるいは「いらない」とするなど徹底していた。だが、今回僕は米を「普通に」食べてしまったのである。定食のご飯、カレーライスのライス、それらは決してすごい量だったりするわけではない。だが、僕に取って「一般的な1人前のご飯」は多すぎるのだ。大盛りなどにした訳でもなければ食べ過ぎた訳でもない。だがしかし、普通に提供される米を普通に食べてしまった。それが今回の僕の大きな失敗であった。

僕が皆様に今回の教訓として言えることは日本で普通に出される1人前のご飯は「太りやすい体質の人にとっては多すぎる」ということだ。半分でも多いのではないだろうか。もし日本でこの記事を読まれていて、ダイエットを考えている方がいるのであれば「とりあえずおかずをメインにしてご飯を減らす」だけでも一定の効果はあるとお伝えしたい。

僕はありがたいことにたまたま本紙の編集長であるから、例えば完遂できるまでいつまででも自分の好きなようにこの連載を続けることができる。しかし、本連載、次号連載20回目を持って最終回とすることにした。ダイエット法の答えはすでに出ており、コラムでもその内容はすでに皆様にお伝えしている。ダイエットに関する情報提供に関してはもう十分だろう。

最終回を目標達成として大団円でかっこ良く終えることができるのか、あるいは達成できず、情けなく打ち切り的な憂き目に合うことになるのか。それはもう僕だけの問題だ。もし、達成できずに終えることになっても笑って「お疲れさま」と言って欲しい。だけど最後の1カ月、本気で頑張ってみたいと思う。目標まであと約4キロ。厳しい戦いではあるがチャレンジしてみたい。次回最終回をお楽しみに!



<プロフィル>
BBK/30代後半♂。身長177cm。趣味ダイエット、特技リバウンドを公言し、20歳ごろから激しい体重の増減を繰り返すも2011年の来豪後は増える一方、気づけば20キロ増。日本から持ってきたサーフィン用のフルスーツも膝までしか入らなくなりいよいよダイエットを決意。スキー、バスケ、サーフィンと体型に似合わずスポーツ好きな俊敏系ぽっちゃり。妻からはぽっちゃり王子と呼ばれている。また、飼い猫のトビー、アビーに次いでチャビー(Chubby)と呼ばれることも。日豪プレス編集長

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