【サークル紹介】シドニーさくら合唱団

サークル・コミュニティー紹介 in SYDNEY

シドニーを拠点とするサークルまたはコミュニティーの活動に編集部員が突撃し、取材を敢行。それまでなかなか発信しきれなかった活動の詳細や団体の魅力を紹介する。

第12回 「シドニーさくら合唱団」

「シドニーの日本人のオアシス」

「元々、井上靖賞授賞式の時にだけ歌う合唱隊があり、それは年に1度だけの活動だったので、メンバーの中で『もっと歌いたい』という有志が集まり、現在のさくら合唱団ができました」

そう話してくれたのは、同合唱団理事長のクインタルひとみさんだ。取材当日は、同合唱団発足当初から指揮者、芸術監督を務める村松貞治さんにも話を伺った。

今年5月に開催された、さくら合唱団主催コンサートの様子
今年5月に開催された、さくら合唱団主催コンサートの様子

今年で5年目を迎えた同合唱団の継続の秘訣を聞くと、村松さんはひとみさんの「オーガナイズする力」だと言う。常に先手を打ち、何カ月も先、更には翌年のことまで手を打っている一方で、催しが近づくとリマインダーもしてくれ、「本当になくてはならない存在」だと語る。ひとみさんは秘訣を「村松さん」だと言い、「団員から出てくるアイデアや、さくら合唱団の将来についても親身に話を聞いてもらえるのでさまざまなことを一緒に考えていける」と教えてくれた。

指揮者、芸術監督として村松さんはどのような曲が良いか選んだり、団員のレベル・アップを図る中で、参加者が皆楽しく、やるべきことはやるというメリハリのある合唱団になるよう心掛けているそうだ。選曲にも配慮し、例えば毎年参加しているカウラのさくら祭りだと、それにふさわしい曲を入れるようにしているという。

「日本語の曲を歌うことでリラックスできたり、懐かしむことができます。練習が平日なので皆仕事の後に参加するのですが、仕事に疲れたり、嫌なことがあっても合唱団に来ることでほっとしたり、疲れが吹き飛んだりするという声も聞きます。日本語で歌う合唱団と皆の人柄のお陰ですね」

続けてひとみさんはこう話す。

「日本人合唱団だから日本語で歌うだけなのではなく、英語やドイツ語、イタリア語などでも歌います。いろいろなことに挑戦していますよ」

響き渡る合唱団としての歌声

ニュートラル・ベイにある教会内で行われている練習風景
ニュートラル・ベイにある教会内で行われている練習風景

取材当日は、次回公演のストラスフィールド交響楽団との共演用の楽曲『メサイア』の練習中で、約30人が参加していた。途中、指揮者の村松さんから「滑舌をクリアにすることがこの曲の聴かせどころ」などアドバイスが盛んに飛んだ。初参加だった飯田さんは、「こんなに積極的な合唱団は初めてで驚きました」と語った。

同合唱団は、毎年参加するコンサートに加え、主催コンサートも行っている。昨年の主催コンサートでは観客が90人、今年5月は130人が集まり、立ち見も出た。若い人にも関心を持って欲しいと、テーマをアニメ・ソングにするなど試行錯誤している。

練習前に補習レッスンが行われるなど初心者へのフォローも手厚く、学割やワーホリ割引もあるので合唱団の一員として歌うのも良いだろう。もちろんコンサートに足を運んで同合唱団の透き通る歌声に酔いしれるのもお薦めだ。(リポート:高坂信也)

PRメッセージ

理事長:
クインタルひとみさん

合唱は自分と同じパートの人たちと息をそろえ、別のパートの音も聞く必要があり、そうしたことに集中していくと一生懸命な自分に気付きます。生活の中で一生懸命になれるものがあることは、充実感を与えてくれます。その感覚と、1人ではできない合唱を皆で作り上げる楽しさも同時に味わって欲しいです。トライアルもできるので気軽にご連絡ください(Email: sakura.choir@gmail.com、Web: www.sydneysakurachoir.weebly.com)。

シドニー市内を拠点とし、当コーナーでの紹介を希望するサークルまたはコミュニティーは、代表者氏名・団体名・活動内容・活動場所を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)までご連絡ください。また紹介団体については、非営利団体に限ります。

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