ワンダフル・ライフ「犬にとって毒性のある庭の植物①」

ワンダフル・ライフ in AUS

第5回犬にとって毒性のある庭の植物①

我が家のスパーキーはあれほどやんちゃな子犬だったのに、1歳になるころにはすっかりおとなしくなり、洗濯物を干しても飛びついて穴を空けたりしないし、庭の水道のホースをかじってそこら中を洪水にしたりすることもなくなった。ボーダー・コリーの先輩飼い主さんたちに我が家の惨状を嘆く度に「1~2歳になったらいたずらがピタっと止まるから安心して」と言われていたが、本当にその通りで、やがて何とも利口でおとなしい犬に成長していった。むやみに植木をかじったり掘り起こすということもなくなったが、それでもやはり犬に毒性のある植物は、飼い主として気を配っておきたい物の1つだ。

もし毒性のある植物が庭に植えられていても犬が口にしなければ何も問題はないが、万が一のための情報を今回は紹介する。子犬の間は特に注意して欲しい。

QLD州の庭でよく目にする、犬にとって毒性のある植物と口にした時の症状

  • アロエ(Aloe vera):嘔吐、倦怠感、下痢
  • アマリリス(Amaryllis):嘔吐、衰弱、下痢、腹痛、唾液分泌過多、食欲不振、震え
  • りんご、アプリコット、桃:枝、葉、種に青酸を含む。瞳孔が開く、息ができなくなる、ショック症状
  • マカダミア・ナッツ:衰弱、筋肉の硬直、嘔吐、震え、心拍上昇
  • ツツジ(Azalea):嘔吐、下痢、心不全
  • ベゴニア(Begonia):特に根が危険。腎不全、嘔吐、唾液分泌過多
  • 極楽鳥花(Bird of Paradise):特に果実と種が危険。軽い吐き気、嘔吐、昏睡
  • アヤメ(Iris):特に地下茎が危険。唾液分泌過多、嘔吐、倦怠感、下痢
  • くちなし(Gardenia):軽い嘔吐や下痢、じんましん
  • 金のなる木(Chinese Jade):嘔吐、まれに震え
  • 君子蘭(クンシラン、Clivia Lily):球根が最も危険。嘔吐、唾液分泌過多、下痢、大量摂取すると痙攣(けいれん)、血圧低下、震え、不整脈
  • ソテツ(Cycads):種1~2粒でも致死量になる。嘔吐(血が混ざることも)、血便、黄疸(おうだん)、のどの渇き、青あざ、肝臓障害、死に至ることも
  • シクラメン(Cyclamen):唾液過多、嘔吐、下痢、根を大量に摂取すると不整脈、てんかん、死に至ることも
アマリリス(Photo: Masako Katayama)
アマリリス(Photo: Masako Katayama)
極楽鳥花(Photo: Masako Katayama)
極楽鳥花(Photo: Masako Katayama)

<情報協力:ASPCA>
写真付きで解説が充実しているアメリカのウェブサイト(www.aspca.org/pet-care/animal-poison-control/toxic-and-non-toxic-plants


ランス陽子
フォトグラファー/ライター。現在、美術博士号取得のためグリフィス大学に在学しながら、オーストラリアで古くから牧羊犬として愛されているボーダー・コリーのスパーキーとゴールドコーストで暮らす。
Web: www.yokolance.com.au

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