Editor’s Pick (エディターズ・ピック)「パールグライド・インテンス・アイライナー」

優れた日用品からため息の出るようなとっておきの贅沢品まで、スタッフの気になるアイテムを独自の目線でピック・アップしてお届け。日本とオーストラリアを中心に、しかし時にはそのほか世界各国のブランドから、ざっくばらんに紹介する。本当に良いものを愛用して、日々の暮らしを今よりもっと、心豊かに。大人の毎日を完成させよう。(編集・構成=編集部・荒川佳子 写真=Naoto Ijichi)

手前から順にパールグライド・インテンス・アイライナー(ロード・イット・アップ)

パールグライド・インテンス・アイライナー(ブラック・ライン)

ともに$32.00(M・A・C Cosmetics Australia )

朝を迎えて化粧に取りかかる時、まず目元にスーッと1本のアイラインを引くところから始める。この行為は、私にとって1日をキリっと始めるための決意表明のようなものだ。

実は、目に化粧を施すという行為の歴史は深い。クレオパトラが魔よけやヒーリングの効果を信じてコール(硫化鉛)で眼の上下のラインを縁取り、さらには孔雀石でまぶたを塗っていたのは有名な話だし、日本でも魔よけや神々への畏敬の念を表すために目尻を赤く塗る、赤土化粧なるものが存在していた。ツタンカーメンにいたっては、かの有名な黄金のマスクという副葬品にまでアイ・メイク(彼のそれはラピスラズリを使用)を残していくという用心っぷりで、ココ・シャネルは、後にそのツタンカーメンのメイクを見て、現代版アイライナーを考案したともいわれている。

そんな古代の文明に思いを馳せつつ今月紹介するのは、M・A・Cの「パールグライド・インテンス・アイライナー」。何といっても発色が良く、私は既に何年もリピートしている。ツタンカーメンのラピスラズリのような「ペトロ―ル・ブルー」や、クレオパトラの孔雀石のような「ブラック・ライン」(注:実際にはカーキ色に近い)は、ともにアジア人の肌色にもよく馴染むので使いやすい。中でも、肌にさらなる透明感を与えてくれる前者は美白肌支持者に、ゴールド・パールで華やかさが加わった後者は健康的なブロンズ肌志向の人に。それでも色を使うのに抵抗があるという人には、どんな人にも似合うと同ブランドでも定番人気の究極のブラウン、「ロード・イット・アップ」はどうだろう。どれも色の出は、憎いほどにスタイリッシュ。途端にニュアンスのある目元を演出できてしまう。クリーミーで滑らかな描き心地は「ヨレ」知らずで、スーッとラインが通っていく様は本当に気持ち良い。さらに柔らかめのペン先からは予想し難いが、一度乾けばきちんとセットしてにじみにくいから安心。凛としたやわらかさは適度に目元を引き締めてくれ、アンチエイジング効果もばっちり期待できることを追記しておこう。


M·A·C Cosmetics Australia
Web: www.maccosmetics.com.au

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