花のある生活「薔薇を買ってみませんか」

 花のある生活─ flower in life ─

第2回:薔薇を買ってみませんか

1本の薔薇を首先と葉に短めに切り分ける。それぞれを束ねて容器に入れます。葉がシャキっと新鮮であればどんな花でも代用できます
1本の薔薇を首先と葉に短めに切り分ける。それぞれを束ねて容器に入れます。葉がシャキっと新鮮であればどんな花でも代用できます

こんにちは。生け花講師をしていますYoshimiです。今年から連載コラムを書かせて頂くことになり、1月号の「シドニーでの賢い花の買い方」に続き、2回目の投稿です。

シドニーでは週末になると、あちこちでマーケットが開催されます。観光名所のロックスやマンリーの他にもパディントンやグリーブ、キリビリなども個性的で楽しいですね。マーケットに行くと必ずと言っていいほどお花が売られていますが、皆様はお買い求めになられたことはありますか?日本のように色分けされ、ブーケにして売られていたり、ハロウィンやお正月のようにテーマ毎に趣向を凝らしたアレンジメントはあまり目にすることはなく、同じ種類の花がセロファン紙などに巻かれて売られています。同種類だけが何本も入っているバウンチより、小さくても何種類か入っているブーケでもあれば買ってみようと思いながら意外に割高だったりするので、眺めるだけで終わってしまうというような経験をされている方も多いのではないでしょうか。

ロックス・マーケットの花売り場の様子
ロックス・マーケットの花売り場の様子

そんな時は思い切って薔薇のバウンチを1つ買ってみましょう。15ドルから20ドルぐらいで10本ほど入っています。良い薔薇の選び方は、なるべく葉がシャキっとしている物を選びましょう。そして花の蕾の一番膨らんでいる所を人差し指と親指で軽く挟んでみて、堅さが残っていれば新鮮です。反対に指が食い入るように少し柔らかく感じれば、もう古くなっています。買ってきた薔薇を花瓶に挿すだけでも十分奇麗ですが、少し工夫をして楽しんでみましょう。

まず薔薇を1本手に取り、新鮮な葉の付いた部分と花先を切り分けます。全ての花を同じくらいの長さに切りそろえ、花は花で束ね、葉は葉で束ねてみましょう。このように分解することでアレンジメントをするためにわざわざ添え物の葉を購入しなくても良いですし、色のコントラストを楽しむこともできます。低めの容器に水を張り少し短めに切って挿せば、生け花用の剣山やオアシスを使用しなくてもとても奇麗ですので、街角やマーケットで薔薇の花束を見つけたら好きな色でぜひ試してみてください。そして生活に潤いを与えてみてくださいね。


Yoshimi
草月流華道講師。幼少の頃から花を嗜む。学生の頃、本格的に活動を始め大阪高島屋に出展。兵庫県議会公館迎え花を担当。シンガポール駐在中に趣味の油絵といけばな展をシンガポール高島屋で行う。現在はチャッツウッド駅前で華道教室フラワー・イン・ライフ(www.7elements.me)を開講

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