美容

four seasons

美容


美白、高級アンチエイジング、男性用
…話題満載の年に



 2010年のオーストラリアの美容業界も、積極的な各ブランドの新製品投入や新ブランドの参入により、さまざまな話題を呼ぶ1年となることが予想されます。
 スキン・ケアでは特に美白アイテムが認知度の拡大により、大きく伸長することが予想されます。美白商品は肌を白く、透明感を増すだけでなく、紫外線を防ぐ効果やしみを目立たなくする効果があることが、アジア人のみならず欧米系の人々にも認識として広がり、市場が急拡大しています。今年にも各社の積極的な新製品投入が予想され、市場が急拡大するアイテムの1つと見られています。同様にサンスクリーン商品の需要も年を追うごとに高まっています。
 またアンチエイジング・カテゴリーでは、特に高級価格帯の伸長が大きくなるとみられています。化粧品業界でも消費の二極化が顕著になり始め、中価格帯商品の伸びが緩やかな一方、低価格帯および高価格帯の伸びが顕著になる傾向がここオーストラリアでも続いています。効果が即実感できる高機能商品の大ヒットが09年後半から始まっており、選択肢が増える今年もこの傾向が続くとみられます。またアイ・クリームは特に注目のアイテムで、目元がエイジングのサインにおいて大きな役割を占めるという認識が広がりつつあります。目元ケアの重要性はより高まっていくとみられます。
 メーキャップ商品については、リップスティック・ブームが一巡し、リップグロスの人気がより高まっていくことが予想されます。唇の保湿効果が高まるなど、より機能性が高まってきているリップグロスの市場はオーストラリアでも今後、より注目度が高まることが予想されます。マスカラについては09年度一部メーカーからバイブレーション機能付きのものが発売されるなど大きな話題となりましたが、10年はより正統派の機能的で使いやすいマスカラに回帰する現象が起こると見られています。
 また肌の仕上がりは、欧米セレブリティーを中心にマットな質感が流行しているため、パウダリー・タイプのファンデーションの人気が高まることが予想されます。
 フレグランスにおいてはセレブものの人気が一段落し、正統派フレグランス、またはアロマコロジー系フレグランスの人気が高まると見られています。拡大を続けているメンズ・フレグランス市場は以前のような強い男性的な香りをアピールするものから、柔らかな香りのものや、女性にも使えそうな甘めの香りのものへと流行が移りつつあります。
 男性用スキン・ケアにおいては意識の高まりから洗顔、化粧水または乳液といったベーシック商品の市場がオーストラリアで5年間に3〜4倍拡大しており、今後も拡大を続けると見られます。10年はそれに加えて高機能アンチエイジング・クリームが注目アイテムとなります。
 最後にヘア・ケア商品について、10年の注目はオーストラリアにも本格上陸する育毛サポート・アイテムです。男性、女性とも潜在需要は大きく、まだオーストラリアでの市場はほとんどないものの、今後、急速な拡大が見込まれます。
 以上2010年のオーストラリア美容業界は、話題も多く、在豪法人の皆様の生活に豊かな彩りを与えるものと思われます。


four seasons

資生堂オーストラリア
取締役社長
永井達也
1992年慶應義塾大学経済学部卒、同年資生堂入社。96年にベトナム・ハノイで海外研修。99年から本社国際事業部アジア・パシフィック企画部。2004年資生堂シンガポール社長、06年資生堂ニュージーランド社長、08年資生堂オーストラリア兼ニュージーランド社長。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る