【3月】最新BOOKトレンド・チェック「芸術についての本!」

読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードと共に読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

暑い夏も終わり、気持ちの良い季節がやって来ました。シドニーにとって3月は芸術の季節! 食欲の秋、読書の秋などとよく言われますが、芸術と読書、その2つを同時に楽しめたらすてきだと思いませんか? 今回は、読書しながら芸術を学び、そして楽しめる本をご紹介します。芸術とひと口に言っても、文学、音楽、美術、演劇など幅広い表現があります。美術館や博物館、コンサートなどに出掛けて芸術に触れてみる、あるいは、心に感じたことを芸術で表現してみる。そんな秋の過ごし方はいかがですか?

今、売れている本は? ベストセラー・ランキング(2019年2月10~16日)

■文庫ベストセラー

1 鼠草紙 新・酔いどれ小籐次(十三) 佐伯泰英 文藝春秋
2 魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画2 佐島勤/石田可奈 KADOKAWA
3 七つの会議 池井戸潤 集英社
4 マスカレード・ホテル 東野圭吾 集英社
5 十二人の死にたい子どもたち 冲方丁 文藝春秋

■新書ベストセラー

1 一切なりゆき 樹木希林 文藝春秋
2 妻のトリセツ 黒川伊保子 講談社
3 仕事と心の流儀 丹羽宇一郎 講談社
4 お金の流れで読む日本と世界の未来 ジム・ロジャ-ズ/大野和基 PHP研究所
5 もっと言ってはいけない 橘玲 新潮社

今週のトレンド・キーワード「芸術についての本!」

経営における「アート」と「サイエンス」

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』
山口周
光文社(価格:A$19.77<メンバー価格:A$14.67>)

これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足を置いた「サイエンス重視の意思決定」経営では、今日のように複雑で不安定な現代社会においてビジネスのかじ取りをすることはできない。重要な意思決定を行うエリートに求められるのは、直感や感性の領域、つまり「美意識」だ。複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考。

よく分かる現代アートとの付き合い方

『現代ア-ト、超入門!』
藤田令伊
集英社(価格:A$19.25<メンバー価格:A$17.32>)

例えば1917年に発表されたデュシャンの『泉』は、工業製品の便器がそのまま出品された現代アート。さまざまな作品を俎上(そじょう)に載せながら、現代アートの「分からない」をごく普通の人の立ち位置で、難解な解釈から解き放たれた「よく分かる」現代アートとの付き合い方、鑑賞法を探り当てる。初心者だけでなく、アート鑑賞の新たなノウハウや学びも得られる1冊。

楽しみながら学ぶ西洋美術史

『西洋美術史入門』
池上英洋
筑摩書房(価格:A$24.03<メンバー価格:A$21.63>)

西洋美術入門者にも分かるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きくふんだんに掲載、難しい用語にはルビを付けて丁寧に解説。エジプト、メソポタミアに始まり、古代ギリシャ、ルネサンス、バロック、ロココに印象派などから、世紀末美術を経て現代美術、その後の展開まで、美術史の全体像をしっかり学びながら楽しく西洋美術を学べる1冊。

ランキングからPick up!

仕事と心の流儀/丹羽宇一郎

人は何のために仕事をするのか? 仕事の真の報酬とは何か?新入社員から経営者まで共通する「働くことの本質」を全て語り尽くす。「勝者と敗者を分けるのは、心の強さと平常心」「悲観的に考えて、楽観的に行動する」「問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ」――。日々、ビジネスの現場で奮闘する全ての人へ。幾多の修羅場を乗り越えてきた著者が贈る珠玉のメッセージ。

KINOKUNIYA便り

今年も本当に暑かったシドニーの夏……。湿気があまりなくカラッとしている分、過ごしやすい気候ですが、夏が終わるころにはやっぱり体力は落ち気味ですよね。そこで、秋こそ栄養をつける季節! スーパーマーケットをのぞく度に、移りゆく季節を感じてうれしくなります。おいしい物はもちろんですが、読書、芸術鑑賞で心の栄養も摂りましょう。外出が億劫になる冬が、すぐ来ちゃいますから!

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