【8月】最新BOOKトレンド・チェック「2019年映像化! ミステリー小説」

読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードと共に読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

外出が少し億劫になる冬。暖かいコートを着てアウトドアを楽しむのも良いですが、冬の空気を窓の外に感じながら、暖かい部屋で読書をするという贅沢な時間を過ごしてみるのも、またすてきです。さて、自分の好きな本が映像になったら観てみたいと思いませんか。「実写化、映画化されるから」と原作小説を読んでみたり、原作小説を読んでいたからドラマや映画を観てみたり、楽しみ方は人それぞれです。今回は、映像化された最新ミステリーから、往年の傑作ミステリー小説までお薦めの作品をご紹介します。

今、売れている本は? ベストセラー・ランキング(2019年6月29~7月5日)

■文庫ベストセラー

1 絶唱 湊かなえ 新潮社
2 三鬼 宮部みゆき KADOKAWA
3 疾風ガ-ル 誉田哲也 光文社
4 サクラ咲く 辻村深月 光文社
5 今昔百鬼拾遺 天狗 京極夏彦 新潮社

■新書ベストセラー

1 一切なりゆき 樹木希林 文藝春秋
2 人間の本性 丹羽宇一郎 幻冬舎
3 未来の地図帳 河合雅司 講談社
4 実行力 橋下徹 PHP研究所
5 キレる! 中野信子 小学館

今週のトレンド・キーワード「2019年映像化! ミステリー小説」

生と死のはざまでほとばしる情念

『抱影』
北方謙三
講談社(価格:A$16.67<会員価格A$13.34>)

定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは22年間そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲(はざま)冬樹は、横浜に数軒の酒場を持つ画家。売れない絵描きではない。そして硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿(のみ)で消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点。

心を穿(うが)つ青春ミステリー

『いなくなれ、群青』
河野裕
新潮社(価格:A$14.05<会員価格A$11.24>)

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

非常識捜査で真相を暴く新警察小説

『生活安全課0係 ファイヤーボール』
富樫倫太郎
祥伝社(価格:A$21.15<会員価格A$16.92>)

杉並中央署生活安全課に突如誕生した「何でも相談室」。通称0係。署内の役立たずが集まる島流し部署だ。そこへ科警研から異動してきた小早川冬彦警部。マイペースで無礼千万な男だが、知識と観察眼で人の心を次々と読み取っていく。そんな彼がボヤ事件で興味を示した手掛かり、ファイヤーボールとは? KY(空気が読めない)刑事の非常識捜査が真相を暴くシリーズ第1弾。

ランキングからPick up!

人間の本性/丹羽宇一郎

目まぐるしく進化するコンピュータやAI。しかしそれをコントロールする人間は果たして進化しているのか。人間の心の在り方はいつの時代も普遍的なテーマであり、だからこそ古今東西の哲学者が「人間とは何か」を探求し続ける。この深遠な問いと人間の生き方について、伊藤忠商事前会長や元中国大使を務めた著者がその豊富な人生経験から考察する。

KINOKUNIYA便り

最近、引っ越しをしたのですが、海に向かうアクセスが悪くなり、ビーチに行く回数が減りました。それでも自然に触れ合う機会が減ったと感じないのは、きっと辺りに公園がたくさんあるからでしょう。大きな木があったり、遊具もとても個性豊かで、そういったところにシドニーの暮らしやすさを実感します。気に入った公園に温かい飲み物と本を持って出掛け、1人静かな時間を過ごせれば最高ですよね。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る