【新連載】正しいライフ・プランニング術

第1回
「スライディング・ドアー」と「ライフ・コース」

地下鉄のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合とで運命が分かれた2つの異なるストーリーを同時進行で描く、グィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)主演の映画『スライディング・ドア』(Sliding Doors 1998)を見たことがありますか?この映画は、エンディングを除いて、まさしく本コラムのテーマとなる「人のライフ・コース」を物語っています。

ライフ・コース(人生行路)とは、人が生まれてから亡くなるまでの間にたどる人生の道筋のことを言います。人は一生のうちに、就学、就業、結婚、出産、定年退職など、さまざまな出来事、すなわちライフ・イベントに遭遇します。過去にどのようなライフ・イベントを経験し、その時どのような選択をしたか、その選択の積み重ねによって人はそれぞれ独自のライフ・コースを作っていきます。

大きなライフ・イベントでは、主に下記のようなものが挙げられます。

1 就学——学業の選択
2 就業——職業の選択
3 結婚——配偶者の選択
4 出産——家族の選択
5 定年退職——余生の選択

これらのライフ・イベントでどのような選択をしていくかによって、結果、さまざまなライフ・コースが描かれることになるのです。皆さんは今、ご自身のライフ・コースのどの辺りにいますか?これまでのライフ・イベントの選択は、皆さんの人生をより輝かしいものにしてくれているでしょうか?後悔はありませんか?

人の一生に同じものは2つとなく、それぞれのライフ・イベントでの選択の仕方や判断も個人によって異なります。あなたはどんな家庭でどんな価値観を持った保護者に育てられたのでしょうか。また、どんな社会でどんな経験を積んできたのでしょうか。そういった家庭環境や社会環境で培ってきた価値観が、人生の岐路となる1つ1つの選択を重ねる上で、大きな役割を果たしています。

これから数回に分けて、ライフ・イベントでの選択が、どれだけ私たちのライフ・コースに影響するかをお話させていただきたいと思います。「これから大きな選択をしようとしている」「既に選択を失敗してしまった」「どう選択をしたらいいのかを迷っている」という人、そのような場合にはどうしたらいいのか、その解決への道しるべになれれば光栄です。

次回は、人生で最初にやってくる大きな選択の1)就学(学業の選択)についてお話します。お楽しみに。


マクマホン洋子
◎英語教育&ライフ・コース・コンサルタント。児童英語教師養成講座、TOEIC、親子留学などを22年前にオーストラリア国内に広めたパイオニアでもある。日本人の英語が苦手な本当の理由を発見し、人材育成のための講座やセミナーを日豪の両国で行っている。

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