ライフ・プランニング「家族の選択」

第5回
「家族の選択」

私たちのライフ・コースの中で起こるライフ・イベント、それらの選択は大きく私たちの人生を変えていきます。そのライフ・イベントで、配偶者の選択の次にくるのが家族の選択です。

家族の選択とは、子どもを家族として迎え入れるということです。選択を誤ってもやり直すことができる学業や職業の選択と異なり、できれば失敗は避けたいものです。結婚をして、夫と妻という立場を築いた後、子どもを迎えることにより、その後は親としての役割が加わります。子どもの人生を左右するとても大切な子育てを、父親として、母親として遂行するという責任が家族の選択にはあるのです。

時々、「私は結婚したくないけれど、子どもは欲しい」と言っている独身女性を見かけます。しかし、私はこの発言には疑問を抱いてしまいます。家族を得るということは、同時に、家族を守るという責任も生じます。家族を守るということは、経済的にも精神的にも安定した環境を作るということです。家族構成も多様になり、選択の幅が広がった現代社会ですが、それでもそんな大変なことを果たして1人で全部できるのか――あらかじめしっかりと覚悟をして決断に踏み込む必要があるでしょう。

また、「子どもは親がいなくても育つ」などと言って放任主義にかまける親御さんを見かけることもあります。子どもの成長は身体だけではありません。精神的にも能力的にも成長させる必要があるのです。子どもの成長過程における親の役割は、子どもの人生を左右するくらいに重要です。そんな大切なことを考えずして、ただ家族を増やしていくだけで良いのでしょうか。

「家族の選択」という大きな責任が伴うライフ・イベントには、次のような事柄が重要になってきます。

① 夫婦円満であること
② 親としての自覚を持てる状態であること
③ 親としての責任を全うできる状態であること
④ 精神的に未熟でないこと
⑤ 忍耐強いこと
⑥ 子どもの将来をきちんと考えることができること
⑦ 子どもの教育に関心があること
⑧ 人間関係が豊富であること
⑨ 経済的に安定していること
⑩ 心が安定していること

「子どもが好きだから」、「子どもがかわいいから」などの理由だけでなく、「子どもを立派な社会人にしたい」、「子どもを社会で役立つ人材に育てあげたい」などの理由も加えた上で、「家族の選択」は責任を持って慎重に行ってください。


マクマホン洋子
◎英語教育&ライフ・コース・コンサルタント。児童英語教師養成講座、TOEIC、親子留学などを22年前にオーストラリア国内に広めたパイオニアでもある。日本人の英語が苦手な本当の理由を発見し、人材育成のための講座やセミナーを日豪の両国で行っている。

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